連載「YouTubeで学ぶ英語」の第81回です。ようやくアメリカ大統領選挙の結果が出ましたね。コロナ禍の中での選挙、票のcountingをめぐって、今までにない論戦が繰り広げられました。「投票日以降に届いた票を数えるな」という現職大統領と、それに抗議して「すべての票を数えろ」と声をあげる多くの人たち。今日はそうした表現を見ていきます。
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2020年11月3日に投票がおこなわれた米大統領選。民主党のジョー・バイデン氏が、次期大統領=President-Elect ということになりました。トランプ氏が11月10日現在敗北宣言を出していないので、まだ波乱がありそうですが、とりあえずは、バイデンさん、そして時期副大統領=Vice-President=elect ハリスさん、おめでとうございます。では、「すべての票を数えろ」と主張している人たちの声の( )の部分を聴き取ってください。他動詞と自動詞です。
( 1 ) every vote! すべての票を数えろ!
Every vote ( 2 )! すべての票が大切だ!
もうひとつ、トランプ氏に抗議をしている人の言葉です。”So today,” の後のワンセンテンスを書き取ってください。7つの単語を使います。
So today, ( 3 )私たちは、今日、すべての票が集計されることを要求する。
では、トランプ支持派の人たちは、何と訴えていますか? 同じような短い3つの単語です。( )の中を書き取ってください。
Stop( 4 )count! 集計をやめろ!
次に、別の動画を見てください。セサミストリートのマペットの登場人物、ドラキュラ伯爵。数えるのが大好きなドラキュラ伯爵が学校で子どもたちにいろいろな数え方を教えるというものですが、このドラキュラ伯爵、今回の選挙戦では「トランプの最も新しい敵」と言われていました。なぜなのか、動画を見て考えてください。
The count : Ah ha, greetings, class, and welcome to ( 5 ) school where what you learn really ( 6 ). I am your teacher, The count. You know why they call me The count? やあ、やあ、クラスのみんな。よく来たね。ここはとても大事なことを学ぶカウンティングスクールだよ。私が君たちの先生で、ザ・カウントだ。どうしてカウントと呼ばれているか知ってるかい?
Pupils : Because you love to ( 7 ) things. 先生は数を数えるのが大好きだからです。
The count : Very good, class. その通り、いいぞ、みんな。
有料部分でも詳しく説明しますが、count という言葉は、動詞もあれば名詞もあり、動詞で使っていても、他動詞(目的語をとる)なのか、自動詞(目的語をとらない)なのかで意味が違うことがあります。
また、名詞の中には、「集計」「勘定」といった動詞から類推できる意味以外に、ヨーロッパ大陸における「伯爵」という称号を意味することもあるのです。(英国では伯爵はEarl)ドラキュラ伯爵のモデルとなった人物はルーマニアの伯爵、ヴラド3世ですから、セサミストリートのThe count はヨーロッパ系の伯爵であり、数える人でもあるというわけですね。数えるのが大好きなセサミストリートのドラキュラ伯爵を使って、今回の大統領選をからかうようなパロディ動画もYouTubeにたくさんアップされていました。
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■聴き取りの答えと解説
■セサミストリートのドラキュラ伯爵パロディ動画
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