聴覚障がいのある女子大生・雪と世界を飛び回る先輩・逸臣のピュアなラブストーリーを描いた森下suuさん(マキロさんとなちやんさんのユニット)作の少女漫画『ゆびさきと恋々』(講談社「デザート」連載)を原作とした日本発の新作オリジナルミュージカル、A New Musical『ゆびさきと恋々』が、2021年6月4日(金)から6月13日(日)まで、東京の本多劇場で上演されます。出演は豊原江理佳、前山剛久、林愛夏、青野紗穂、池岡亮介、中山義紘、上山竜治、ほかのみなさん。公式先行予約(抽選)は2021年3月30日(火)23:59まで、一般発売開始は2021年4月17日(土)です。
<あらすじ>
女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の逸臣に助けてもらう。聴覚障がいがあって耳が聞こえない雪にも動じることなく、自然に接してくる逸臣。自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…。
<雪役:豊原江理佳さんのコメント>
この度、『ゆびさきと恋々』ミュージカル化に、雪役として参加させていただけることに、とてもわくわくしています。原作を読ませていただいたとき、人と人とが繋がるのに、言葉の壁なんてない、ということを強く感じました。なんでもいい、なんとか相手と繋がりたい、相手を知りたいという気持ちがあれば、誰もが心を繋ぎ合える、そんな風に思いました。観ていただいた皆様に、きゅんきゅんほっこり、暖かい気持ちになっていただけたら幸いです。
<逸臣役:前山剛久さんのコメント>
コロナ禍で、世界中の人同士の距離は大きく離れてしまった。しかし、心の距離は近付ける事が出来る。逸臣と雪が言葉の壁を乗り越えて、交流していく様に。日本発のオリジナルミュージカルとして、コロナが収まった未来で世界中の人の心を繋ぎ合わせられる様な作品作りを目指します。ミュージカル界で活躍する魅力的な共演者、トップクリエイターの皆様と、切なく愛情に満ちた「ゆびさきと恋々」の世界を綺麗に彩ります。
<りん役:林愛夏さんのコメント>
少女漫画のミュージカル化とお聞きして、「ゆびさきと恋々」の繊細な内容をどのように表現出来るのかとても楽しみです!お客様に作品の魅力をお届け出来る様に頑張ります。りんとの共通点は友達には恋愛のアドバイスができるのに自分のことになると不器用なところだと思います。そんな友達想いのりんの恋も楽しみです。声の壁を超えて繋がる2人の幸せを願って、可愛いくてひたむきな雪を全力でサポートします!
<エマ役:青野紗穂さんのコメント>
今回エマ役で出させていただきます!本当にありがとうございます。今まで参加したことのないキュンキュン作品に今から緊張しています。雪と逸臣。逸臣に恋をするエマ。エマに片思いの心。日々の中で雪のような障害を持った子と接する事もあるとおもうのですが、実際どう接するのが正解なのかとか、相手はどう思ってるのかとか、キュンキュンなシーン以外でも沢山考えさせられる舞台になると思っています。「世界は広いですか?」と言う1話に出てきた雪の言葉が、沢山の意味に解釈できるような素敵な世界観を作れるよう頑張ります!人との繋がりや、コミュニケーションの取り方など、改めて大事にしようと思える作品だと思います!とっても楽しみです!皆様に会える日を心待ちにしています!
<桜志役:池岡亮介さんのコメント>
『ゆびさきと恋々』は、とても表情豊かで魅力溢れるキャラクターばかりです。気持ちを伝えることの難しさ、大切さを感じる日々…。どんなに不器用だろうが、どれだけ拙かろうが懸命に想いを届けようとする登場人物たちに是非会いに来て下さい。大いにキュンキュンしていただけたら嬉しいです!
<京弥役:上山竜治さんのコメント>
コロナ禍で直接顔を合わすことが難しい中、大切な家族や友人とどうやって心を繋げることができるかを模索し続けました。原作では障害を抱えながらも言語を超え、想いを届けようと奮闘する登場人物達に共感し、とても感情移入しました。舞台上で懸命に生きる僕らをぜひ楽しみにしていてください。
<脚本: 飯島早苗さんのコメント>
「ゆびさきと恋々」は、伝えることと受けとることについての物語だと思います。この一年、会いたい人に会えない時、劇場に行って舞台を観られない時、たくさんの思いを伝えられず受け取れずに歯がゆい思いを持て余しました。お伝えしたいことが、そして受け取りたいことがたくさんありすぎます。舞台の上の素敵な恋人たちに会いに、劇場にお越しいただければと思います。
<音楽: 荻野清子さんのコメント>
音のない静かな雪の世界と、音に溢れた賑やかな世界。2つの世界が交じり合うとどんな音楽が聴こえてくるのか…どこまでも透明で限りなくピュア、そしてキ ラキラな雪の世界から溢れでてくるメロディを手のひらから零さないよう、五感を研ぎ澄ませて一音一音紡いでおります。皆さまの心に響く音となりますように。
<演出: 田中麻衣子さんのコメント>
人と人が繋がるのには小さな壁が沢山あって、悩みながら笑いながらその壁を超えて超えて、近づいていく。私たちは毎日そんな作業をして生きているのかもしれません。劇場いっぱいに降り積もるやさしさを、体感しに来てください。
<プロデューサー:渡辺ミキさんのコメント>
人と人が分断されている今、我々が劇場から届けるべきなのは、ワクワクした幸せな気持ちになれる日本発のオリジナルミュージカルだ!との熱い思いから、この企画は出発しました。人との繋がりの素晴らしさと、障がいを持ちながらも誰よりも前向きな雪の姿から、いかに今を生きるべきかと、勇気をもらえるはずです。ゆびさきから溢れる思いを歌に。前向きに生きる意志をダンスに。劇場に行く前とは世界が違って見えるミュージカルになるはずです。雪と逸臣の、幸福感に包まれる世界を、劇場で体験して下さい。
<原作者:森下suuさんのコメント>
【原作:マキロさん】
手話が題材なのでこの作品が歌になって、演じて下さる方がいて、というのが不思議な感覚でしたが、ミュージカルでしか表現できない『ゆびさきと恋々』の世界もあると思うので、多くの方に届くものになればいいなと思っています。主演の豊原さん、前山さんをはじめとする皆さんの演技が今から楽しみです。
【作画:なちやんさん】
いつも、キャラクターの心境や雰囲気などを誌面上でいかに伝えられるかを模索しています。舞台化により、それらがどのように演出されるのか、特に手話の表現が楽しみです。開演が待ち遠しいです。
<原作情報>『ゆびさきと恋々』森下suu
講談社「デザート」で2019年9月号から連載開始。コミックス1~4巻発売中。第1話からSNSで大反響をよび、1巻発売後たちまち25万部を突破。繊細な言葉選びや登場人物の表情、手の動き、文字表記に至るまで、圧倒的な表現力に引き込まれる。「第11回ananマンガ大賞」大賞受賞、BookLive!「年刊書店員すず木2021」オンナ編第1位、宝島社「このマンガがすごい!2021」オンナ編第9位、「次にくるマンガ大賞2020」第17位を獲得。その他の著者代表作に『日々蝶々』、『ショートケーキケーキ』、『わかメン~The Mineral Boys~』など。
<A New Musical『ゆびさきと恋々』>
【東京公演】2021年6月4日(金)~6月13日(日) 本多劇場
公式サイト
https://yubisakimusical.westage.jp/
チケット 8,800円(全席指定・税込)
公式先行予約(抽選)2021年3月24日(水)12:00~3月30日(火)23:59
一般発売開始 2021年4月17日(土)
【貸出】タブレット型字幕ガイド付きチケット
この公演では聴覚障がいのあるお客様を対象とした「タブレット型字幕ガイド付きチケット」が用意されます(販売は一般発売日より。詳細は公式ホームページで)
<キャスト>
雪:豊原江理佳
逸臣:前山剛久
りん:林愛夏
エマ:青野紗穂
桜志:池岡亮介
心:中山義紘
京弥:上山竜治
アンサンブル:渡辺菜花、金井菜々、大津夕陽
ピアノ:森本夏生
チェロ:白神あき絵
<スタッフ>
原作:森下suu「ゆびさきと恋々」(講談社「デザート」連載)
脚本:飯島早苗
音楽:荻野清子
演出:田中麻衣子
振付:前田清実
美術:松岡 泉
照明:中川隆一
音響:清水麻理子
映像:ムーチョ村松
衣裳:KO3UKE
ヘアメイク:武井優子
歌唱指導:やまぐちあきこ/柳本奈都子
手話指導:三浦 剛/忍足亜希子
稽古場ピアノ:森本夏生
演出助手:相原雪月花/元吉庸泰
舞台監督:山本圭太
主催・企画・制作:ワタナベエンターテインメント
<関連リンク>
「ゆびさきと恋々」(講談社「デザート」):
https://go-dessert.jp/kc/renren/
ワタナベ演劇公式ツイッター:
https://twitter.com/watanabe_engeki
ワタナベ演劇 スタッフ公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/watanabe_engeki_staff/
#ゆびさきミュージカル
『ゆびさきと恋々』 関連記事:
- 「カーテンコール、手話でキャストに想いを伝えてみては」、『ゆびさきと恋々』ルポ 20210607
- 【動画】人気少女漫画を原作とした新作ミュージカル『ゆびさきと恋々』開幕 20210606
- 「箱いっぱいに届くお手紙、ありがたいなって」、前山剛久インタビュー(下) 20210604
上山竜治 関連記事:
- 「本当に贅沢な“ザ・娯楽作品”」、『メイジ・ザ・キャッツアイ』上山竜治(下) 20240127
- 「祭りには竜治が必要だ、と」、『メイジ・ザ・キャッツアイ』上山竜治(上) 20240126
- 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』、メインキャスト7名の第二弾ビジュアル公開 20231216