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YouTubeで学ぶ英語:(99)ベラルーシのオリンピアンはなぜポーランドへ亡命したのか

筆者: 松中みどり 更新日: 2021年8月14日

連載「YouTubeで学ぶ英語」の第99回です。東京オリンピックに出場中のベラルーシ代表のひとりが、急きょポーランドに亡命しました。意思に反して帰国させられそうになった時、羽田空港で日本の警察に保護を求め、救出されるというギリギリのタイミングでの脱出劇。選手に何が起きていたのか。ニュースで学んでいきましょう。

Belarusian Olympic sprinter escapes to Poland after coaches try to send her home=YouTubeチャンネル CNBC Television より

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無事にポーランドに到着したベラルーシの陸上選手、クリスティーナ・ティマノフスカヤ選手が、集まったプレスの人たちに語ったのは、オリンピックの勝利についてではなく、亡命に至った経緯でした。ニュースの冒頭を聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Belarusian Olympic sprinter escapes to Poland after coaches try to send her home=YouTubeチャンネル CNBC Television より

(  1  ), Krystsina Tsimanouskaya, spoke to a crowd of press, not about an Olympic victory on the track but her escape to Poland. Following what she says would have been sure punishment upon her return to her(     2     ) Tsimanouskaya criticized her team’s management on social media last week. Then says she was taken to the airport (  3  ) and not allowed to compete. Her grandmother warned she was facing backlash in the media including reports that she was (  4  ) She said “My grandmother called me when they were already driving me to the airport. I had only about 10 seconds and all that she told me: ‘Please do not come back to Belarus. It’s not safe’ And then she hung up” コーチによって帰国させられそうになったベラルーシのオリンピック短距離走者は、ポーランドに脱出を果たしました。クリスティーナ・ティマノフスカヤ選手が大勢の報道陣を前に語ったのは、オリンピック陸上競技での勝利ではなく、ポーランドへの逃避行についてだったのです。彼女が言うには、祖国ベラルーシに帰れば確実に罰せられるということでした。ティマノフスカヤ選手は先週、ソーシャルメディアでチームの経営陣を批判しました。そして、自分の意思に反して空港に連れていかれ、競技に参加させてもらえなかったと語っています。彼女の祖母は、ティマノフスカヤ選手が祖国のメディアで大きな反発を受けており、中には彼女が精神的に病んでいるという報道まであるほどだと警告。選手はこう語っています。『祖母が私に電話をかけてきたのは、すでに私が空港まで車で連れていかれている時でした。10秒ほどしか時間がなくて、“ベラルーシに戻ってはいけない。安全ではないから”と言った後、祖母は電話を切りました』

追い詰められたティマノフスカヤ選手は、言葉の通じない日本の空港でどのようにして助けを求め、亡命を果たしたのでしょうか。続きを聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Belarusian Olympic sprinter escapes to Poland after coaches try to send her home=YouTubeチャンネル CNBC Television より

Once at the airport, Tsimanouskaya used (     5      )to communicate with Japanese authorities who took her away from Belarusian officials. “She spent the night at an airport hotel in a safe and secure environment” She found protection at the Polish embassy in Japan where she was offered a (  6  ) and was seen leaving by minivan for the airport. Hours later she landed in Warsaw greeted by diplomatic officials. 空港に着くと、ティマノフスカヤ選手は携帯電話のGoogle翻訳機能を使って日本の当局とコミュニケーションをとり、ベラルーシの担当者から離れることができました。『彼女は空港内のホテルで安全に一晩過ごしました』。その後、日本にあるポーランド大使館で保護を受け、人道的ビザを取得。ミニバンで空港に向かう彼女の姿が目撃されました。数時間後、ティマノフスカヤ選手はワルシャワに到着。外交官らに迎えられました。

ティマノフスカヤ選手の心配は、祖国にいる家族のこと。では、ニュースの続きを聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Belarusian Olympic sprinter escapes to Poland after coaches try to send her home=YouTubeチャンネル CNBC Television より

The international Olympic committee has called for an investigation into the matter. While Tsimanouskaya says her motivation to flee was not (   7   ) though the IOC acknowledged the turmoil. “The IOC is not in a position to change the political system in a country. But our responsibility and our remedies is to protect the athletes.” At that press conference yesterday Tsimanouskaya said she was grateful for those who supported her during the ( 8 ) She had also been worried about the safety of her family but her husband and child were able to flee Belarus. They joined her in Poland and they’ve been granted that same humanitarian visa. 国際オリンピック委員会は、この問題を調査することを要求しました。ティマノフスカヤ選手は、彼女の逃亡の動機は政治的なものではないとしていますが、IOCはこの騒動について会見しました。『IOCは、ある国の政治的な体制を変える立場にはありません。しかし、私たちにはアスリートを守る責任と救済のシステムがあります』。昨日の記者会見で、ティマノフスカヤ選手は、試練の中で支えてくれた人たちへの感謝を述べました。また彼女は、家族の安全を心配していましたが、彼女の夫と子どもはベラルーシを脱出することができました。彼らはポーランドでティマノフスカヤ選手と合流し、彼女と同じ人道的ビザを取得しました。

今回の騒動の発端は、ベラルーシ陸上チーム内でおきた強引な種目変更でした。ティマノフスカヤ選手は、出場予定だった200メートルではなく、4×400メートルのリレーに出るようコーチに言われます。リレーメンバーがドーピング検査を受けていなかったための穴埋めでした。このことに関してティマノフスカヤ選手は個人のインスタグラムでコーチ陣を批判。それがベラルーシで大問題になったのです。ヨーロッパ最後の独裁者と異名をとるのがベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領。6期続く政権に反対する人たちを容赦なく弾圧することで知られています。2021年5月には、反体制派のジャーナリストが乗っている国際線旅客機を戦闘機を出動して緊急着陸させ、記者を拘束したこともありました。ティマノフスカヤ選手のインスタグラムのアカウントは削除され、政権批判をしたとコーチ陣からなじられた彼女は、無理やり帰国させられそうになり、身の危険を感じます。最後の瞬間、国際空港で保護を訴えたオリンピアンに、ポーランドがすぐに保護を申し出て、人道的ビザを発給したことが今回の亡命につながりました。ギリギリの脱出劇がうまくいったことと、彼女の連れ合いと子どもがベラルーシを出て、ポーランドで一緒になれたことは、本当に良かったです。しかし、ベラルーシの反体制派、もしくは反体制とみなされた場合、国外にいても安全とは言えないような事件が、つい最近起きました。有料部分ではその事件に関する動画も紹介します。日本はオリンピック一色になっていますが、英語のニュースを見聞きすることで、広い視野を持ち、世界のことを知ることができます。ぜひ、「YouTubeで学ぶ英語」を活用してください。

<有料会員限定部分の小見出し>

聴き取りの答えと解説

■ベラルーシの状況を伝える他の動画紹介

<関連リンク>
CNBC ホームページ
https://www.cnbc.com/world/
CNBC YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/CNBCtelevision/featured
NHK ベラルーシ選手が帰国を拒否して亡命 なぜ?何が起きたの?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210806/k10013184601000.html

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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