2021年12月28日(火)から12月31日(金)まで、明治座で上演される 、シン る・ひま オリジナ・るミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』で、内藤大希さんと共に座長を務める平野良さんのインタビュー、後半です。世界に誇れる「日本人」そして「日本の歴史」を面白可笑しくシュールに上演する、なんとなく歴史が学べる舞台公演として、演劇製作会社「る・ひまわり」と明治座がタッグを組んで10年上演を続けてきた「祭シリーズ」の中でも、初のミュージカル。インタビュー「下」では、3年続けて「祭シリーズ」座長のオファーが来たことについて、「その背中を追って生きてきた」という「嵐」のお二人が結婚発表して考えたこと、2021年を終えるにあたって考えていることなどについて話してくださった内容を紹介します。
――今回のお話が来た時に、3年続けて座長だということを、どのように思いましたか?
まずマネージャーから話を聞くわけじゃないですか。他の事務所さんから、何か言われないか心配でした。
(一同笑)
「何でだよ、アイツ」みたいになったらいやだなあ、というのがありました。やっぱりそこは、怖いというか心配するというか。それこそ「どうして3回もやっているんですか」みたいなことになったらいやだな、とはすごく思いました。
――それを置いておいたら、素直に嬉しいですか?
もちろんです。年を重ねるにつれて、お話をいただけるのはすごくありがたいことですし、20代で脂が乗っていて、まだまだ歓声を上げられるようなところを、枯れ始めてもなお呼んでいただけるというか。それは本当にありがたいことだなと思います。
――もう枯れ始めなんですか!?
だんだんね、徐々にちょっと……バナナで言うところの色が付いてきた感じ。そこがうまいんですけどね。ぷつぷつっと色が付いてきている感はありますよね。
――ご自身ではその旨味を感じていますか?
重ねたものを、おいしいと感じてもらえるようにしなきゃなとは思っています。それが独りよがりで、癖が強くなってしまって、「この癖苦手だわ……」となってしまったら意味がないと思いますので、誰が食べてもおいしい熟れ方をしなきゃと。熟すにしても、みんながおいしいと思える熟れ方をしたいと思います。
――そのために意識していることはありますか?
人によりますが、演出家など「もっと普通にやってくれない?」という方がいて、昔はあまり好きではありませんでした。「普通って何だよ」って。でも、ちゃんと「普通」を考えると、普通という言葉は平均値だったりするじゃないですか。10人いたら平均して9人がそれと答えるものというのが普通としたら、その普通の感覚を持ち続けることは相当大切だと思っています。仮にお客様が100人いて、そのうちの3人にしか共感されていなければ、それは普通じゃない。マイノリティです。それが普通だと思ってやっていたら、これは失敗だなと。100人中99人はこう思うだろうというのを知った上で、それを裏切る芝居をしなきゃいけないから、その普通の感覚は持っていようと。小説を読んだり、ドラマや映画を観たり、今の時代の普通ですね。お笑い番組などでも、今はこういうコントやネタがウケているのかとか。勉強のためにというのではないのですが、そういう感覚は常に持っていなきゃなと思っています。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、「その背中を追って生きてきた」という「嵐」のお二人が結婚発表して考えたこと、2021年を終えるにあたって考えていることなどについて話してくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■マスメディア、ネットニュースは、市民大衆が少なからず興味を抱いている証明
■「嵐」の背中を追って生きてきた。その二人が39歳で結婚したから僕は2年後にしなきゃ
■えっ! でも今結婚する人いない。どうしよう。除夜の鐘、ちゃんと聞こうかな。百八つ
■新たな『シン る・ひま』。プロが集まったアベンジャーズたちのパワーで、心をお届け
<シン る・ひま オリジナ・るミュージカ・る『明治座で逆風に帆を張・る!!』>
【東京公演】2021年12月28日(火)~12月31日(金) 明治座
公式サイト
https://shin-lehima.com/
https://www.meijiza.co.jp/info/2021/12-2/
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後半ではエンタメを生きる俳優としての平野さんや、ひとりの男として生きる等身大の平野さんを感じられました。
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