「大事にしてきたことが、意外と間違っていなかった」木下晴香(下) | アイデアニュース

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「大事にしてきたことが、意外と間違っていなかった」木下晴香(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2022年3月3日

2022年3月から4月に東京・名古屋・大阪・長岡で、音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』に、李香蘭役で出演される木下晴香さんのインタビュー、後編です。「下」では、2021年12月に上演された『彼女を笑う人がいても』で、初めてストレートプレイに挑戦したこと、その時に、演出の栗山民也さんに教えていただたいたこと、ストレートプレイを経て、今回の作品に出演するにあたって変わったこと、ミュージカルで歌うときに大事にしていること、劇中で「李香蘭」として歌うこと、『彼女を笑う人がいても』で二役演じた際に「声」について感じたこと、演出の河原雅彦さんと役作りの上で話していること、2022年の抱負について話してくださった内容と、お客さまへのメッセージを紹介します。

木下晴香さん
木下晴香さん

(※このインタビューは、2月初旬に実施しました)

ーー昨年末に木下さんが出演されていた、『彼女を笑う人がいても』を拝見しました。木下さんのことは、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』からずっと拝見しているので、初めてのストレートプレイでどのようなお芝居をされるのだろうと、とても楽しみにしていました。二役されていて、お芝居の強弱がすごいなと思った舞台でした。その時に得られたものとして、今回ご自身の変化を感じられる部分はありますか?

ありがとうございます。嬉しいです。今回『夜来香ラプソディ』の読み合わせのタイミングで、ストレートプレイを経て変わった自分に気付きました。これまでは、お芝居をすることに対してちょっと構えていたといいますか、いつもすごくドキドキしていたんです。

でも今回は、台本にある言葉を、ただその時の感情でといいますか、変に構えないで読み合わせできた自分がいました。歌もダンスもまだまだなのですが、中でもお芝居に対しては、ずっとどこかで自分の中で一番苦手意識を持っていたんです。でも、ちょっと階段を一段登れたのかなと思えた瞬間でした。

ーー「読み合わせの時に、自然と役として話せた」ということでしょうか?

「うまくやらなきゃ」って思いながら演じることがなくなりました。嘘をつかず、ただそこにいるという状態です。『彼女を笑う人がいても』のときに、栗山さんの演出を受ける中で「説明芝居は、一切しなくていい。ただ言葉を信じて届けなさい」と言われたことが、自分の中にすっと入っていったような感じです。台詞を自分の身体を通して発するということが、自分にとって不自然なことではなくなったのだと思います。

ーーその思いを経て、次にミュージカルで歌われるとなると、また違う感覚になりそうですか?

昨年ストレートプレイに挑戦する前までは、「さあ、次作は初のストレートプレイ。違うジャンルのものに挑戦するんだ」という感覚がとても強かったんです。でもいざ稽古が始まってみると、自分がこれまでに大事にしてきたことが、意外と間違っていなかったんだなと思えました。もちろん技術的な面や、ストレートプレイだからこその大変さはたくさんありましたが。

ミュージカルでは、歌でもダンスでも、技術と心とのバランスをいつも探りながら演じているんです。もちろん、技術の向上は表現力に繋がるので大切なのですが、最終的に稽古を積んで技術を上げた後は、「心で演じて」立ちたい、そしてその場にナチュラルにいたいという思いが、これまでも常にありました。

この部分を、栗山さんに鍛えていただきながら、肯定していただけたような気もしています。ミュージカルにも、還元していけたらいいなと思っています。

ーー今回は音楽劇ですが、ミュージカルで歌う時と比べて、感覚の違いなどはいかがですか?

自分の中でも探っているところです。ミュージカルでの歌は、その時の役としての心情を歌っているので、感情を声に乗せて届けるのが正しいことだと思っているのですが、たとえば「夜来香」のように曲として発表されているものを、李香蘭として劇中で歌うというのは、とても新鮮です。李香蘭さんご自身であればどのように歌うだろうかと、映像を拝見して探りながら苦戦しています。

ミュージカルでは役になりきっている状態でその気持ちを歌うので、恥ずかしげもなく何でもできるという気持ちになっちゃうのですが、今回は李香蘭を演じながら、李香蘭として曲を歌うことになりますから…。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、劇中で「李香蘭」として歌うこと、『彼女を笑う人がいても』で二役演じた際に「声」について感じたこと、演出の河原雅彦さんと役作りの上で話していること、2022年の抱負について話してくださった内容やお客さまへのメッセージなどインタビュー後半の全文を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■壮絶な人生が乗っている、李香蘭の歌声。役作りを積み上げてそれを表現したい

■『彼女を笑う人がいても』で二役演じたとき、栗山さんが「声色で分けないでね」と

■オフのシーンなど「誰も知らない部分」の李香蘭を、河原さんと作り上げていく

■「また変わった、よくなった」と思っていただけるよう、2022年も地道に頑張りたい

< 音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』 >
【東京公演】2022年3月12日(土)~3月27日(日) Bunkamuraシアターコクーン
【愛知公演】2022年4月3月(日) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【大阪公演】2022年4月7日(木)~4月10日(日) サンケイホールブリーゼ
【新潟公演】2022年4月16日(土) 長岡市立劇場 大ホール
公式サイト
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/cube25thpresents

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. りい より:

    木下晴香さんのインタビュー、前半に引き続き後半も楽しく読ませていただきました!

    晴香ちゃんと言えば、ミュージカルの人という認識だったので、「彼女を笑う人がいても」への出演は見る側にとっても大変印象的でした。

    私は晴香ちゃんの声がとても好きで、台詞の時も歌の時もそれぞれ魅力を持っているな、素敵だなと常々思っているのですが、ストレートプレイでの「声」、ミュージカルでの「声」についてご本人が語ってくれるというのは、なんて贅沢なインタビューなんだ!と思わずにはいられませんでした。

    有料部分の晴香ちゃんのコメント、なんて真摯な役者さんなのでしょう、、ロミジュリからのファンなのですが、ますます彼女のことを応援したくなりました。
    素敵なインタビューをどうもありがとうございました!

  2. りーの より:

    東京で観劇しました、作品自体も木下さんの歌声も本当に良くて、今でも夜来香が耳に残っています、Blu-rayも予約しようと思います。インタビューからも感じられる通り、ひたむきに努力を続ける木下さんを応援しています!

  3. moe より:

    白洲さんの記事の後に拝読させて頂きました。木下さんの記事でも今回の舞台への想像が膨らみました!観に行けない者にとってもこのような記事はとても嬉しいです!ありがとうございます!今回の舞台は現在の世界情勢とも重なる所があり、心に響くものになるだろうと思いました。
    木下さんが李香蘭として歌う歌、生で聴きたかったです!無事に幕が上がり、観客の皆様のエネルギーを浴びて最高の舞台になりますように。

  4. ゆきち より:

    どんどんと進化していく木下晴香さん。音楽劇、ストレートプレイ、ミュージカル、様々な分野のステージでの経験を積まれて、益々素敵なお姿を拝見できるのが楽しみです。
    まずは無事の開幕、そして完走を祈っています。

  5. あや より:

    李香蘭として歌われる晴香ちゃんの歌声とても楽しみです♪
    私自身も時代背景などを予習してから観劇したいと思います
    無事に開幕できることお祈りしております

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