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大阪W選「大阪維新優勢」伝えられるなか、逆転めざす候補者らの演説は

筆者: 橋本正人 更新日: 2015年11月18日

 

11月22日(日)が投開票の大阪府知事選・市長選のW選挙は、いよいよ大詰め。あと3日を残すのみとなりました。大手メディアの情勢分析で、大阪維新の会候補の優勢が伝えられるなか、逆転をめざす栗原貴子(くりはら・たかこ)大阪府知事候補と柳本顕(やなぎもと・あきら)大阪市長候補は、何をどう訴えているのか。11月18日に梅田のヨドバシカメラ(マルチメディア梅田)前で行われた街頭演説での2人の演説内容を、全文起こしでレポートします。また、この日、応援演説を行った甘利明(あまり・あきら)経済再生担当大臣の話を、動画で紹介します。

 

 

演説する柳本顕・大阪市長候補=2015年11月18日、撮影:アイデアニュース・橋本正人

演説する柳本顕・大阪市長候補=2015年11月18日、撮影:アイデアニュース・橋本正人

 

柳本顕・大阪市長候補の演説全文

 

大阪市長候補の柳本顕でございます。いよいよ11月22日が迫ってまいりました。どうかみなさまがたには、栗原貴子・府知事候補ともどもに、柳本顕、大阪市長には柳本顕と、絶大なるご支援、力をお与えくださいますように、心からお願い申し上げます。

 

非常に厳しい闘いではありますが、みなさまがたのお力を得て、この大阪の経済をなんとかしたいんです。そして立て直して行きたい。柳本顕は、今回の闘いで、経済を強く、都市を強くと訴え続けてまいりました。

 

大阪は、つながって行かなければなりません。よって、つながる大阪ということで、2つのつながりを柳本顕は訴え続けているんです。

 

まず、大阪都構想なる議論の中で出てきた府市の連携。それは確かに重要なことではありますが、本当に大阪府と市が連携すれば、それだけ、それだけで経済が良くなるんでしょうか? そんなはずはありません。

 

大阪市は周辺の自治体ともつながって、当然、府ともつながって、そしてさらには、神戸市や京都市、堺市といった政令市ともつながってこそ、経済の成長があるのではないでしょうか。

 

経済や観光といった分野においては、大阪府域に垣根などないのです。経済や観光というものは、関西圏域の中で、まさに動いている。そういう動きをとらえるのであれば、大阪が、大阪市が連携をしなければならないのは、神戸市や京都市、関西全域の中での拠点とつながっていかなければならないと、柳本顕は考えるのです。

 

東京に対し、首都圏に対し、真似をするのではなくて、大阪ならでは強みを生かしながら、時として、三都物語と言われるような、神戸市、京都市、大阪市、堺市も含んでの連携を深めるとともに、名古屋市や福岡市とも、ビッグ3とも言える政令市の中での連携でつながりながら、この経済の発展と、観光都市・大阪を築いていかなければならないと考えます。

 

2020年に東京オリンピック、パラリンピックがやってきて、内外から多くの方々がこの日本にやってくる、その時に、やっぱり大阪のブランド力をもっと多くの方に知っていただけなければならない。

 

とりわけ2021年には、関西(ワールド)マスターズゲームスというオリンピック以上に多くの方々が来られる可能性があるスポーツの祭典があるんです。これを関西広域連合で進めていこうとするならば、やはり大阪市も、それに対して前向きに積極的に取り組みを進めて行かなければならないのではないでしょうか。

 

私、柳本顕は、つながる大阪、大阪は府との連携・協調はもとより、しっかし周辺の自治体と連携してこそ、本当の意味での関西の牽引車として、大阪の経済の発展へ導いて行くことができると考えるのです。

 

もうひとつの「つながる大阪」とは何か。それは、大阪における中小企業の方々のいろいろな悩みをつなげていくことであると考えます。

 

今、中小企業の方々は頑張っている。商店、お店の方々も本当に頑張っている。しかしながら、後継者不足であるとか、あるいは消費の低迷、産業構造の転換によって、なかなか頑張ってるけれども、今までどおりやっていたのであれば利益があがらない。

 

しかしながら、大阪には昔ながらの医薬・創薬といった健康分野においての強みがあり、あるいはロボット、環境といった研究分野でも非常に卓越した歴史・伝統の中で育んでいった、そうした力があるんです。

 

だとするならば、新しい商品や新しい発想をどのような形で生み出していくのか。研究や技術を、どのような形で地域産業へとつなげてゆくのか。補助金制度や融資制度も必要でしょう。しかしながら国・府・市、それぞれの補助金制度があって、また融資制度についても一本化されたとは言っても、保証協会をはじめ、さまざまなメニューがあるんです。また融資制度については、銀行なども融資の対象となっている。

 

そういったものもつなぎ合わせて行くことによって、中小企業の悩みを解消する。そして新しい商品ができたとしても、その商品をいかにして売り出していくか、PRしていくか。あるいは海外にも展開できるかもしれない。そういった状況をまさに一気通貫で、今お困りの中小企業の方が、商店主の方が、今の自分の持てる力をどうすれば発揮することができるか。中小企業の総合相談窓口「儲かる窓口」を設けることによって、中小企業の反映を目指していきたい。柳本顕は、「儲かる窓口」の設置を目指します。そのことによって、中小企業の成長ナンバーワンを、大阪は目指していかなければならいのではないでしょうか。

 

今の大阪、見てください。所得が減ってる中で、雇用が低下している。だからこそ、中小企業の成長率ナンバーワンを目指すとともに、空いてる店舗や空いてるオフィス、新しい事業を起こそうという若い世代の方々をサポート。それをしていくのが大阪市の役割であると、柳本顕は考えます。

 

新規創業、開業が一番と言われるような大阪を目指さなければ、商都大阪、経済の大阪の立て直しなどできません。

 

制度論に終始したこの数年間、経済に目を向けてこなかった。中小企業の強みに目を向けてこなかった。だからこそ、私、柳本顕は「つながる大阪」で、大阪が周辺自治体とつながって、そして海外まで目を向けてつながっていくことこそが、今、大阪に求められていることなんです。

 

あわせて、もうひとつは、中でつながる。中小企業の方々が悩みをかかえている現状に対し、大阪市がそのつなぎ手となって、悩みを解消して行けるような「儲かる窓口」でつなげてゆくんです。

 

今、大阪は270万人人口。この270万人人口が総活躍することによって、必ず地域経済の再生は生まれてきます。年配の方々の生きがいづくり、そして社会参加の促進、働く世代もがっちりサポート、そして子育て支援もネットワークを構築しながら地域や民間団体で支えていきます。障害者の方々も、子どもたちも、青少年も、みんな社会参加促進で、それぞれが地域の経済に貢献をする、社会参加をするような、そんな270万人、ひとりひとりに心を馳せるような大阪府政を、柳本顕が実現します。実現させていただきたい。

 

ケンカばかりの対立構造は、もういりません。対立から協調へ。止まってしまった時計の針を、止まってしまった、あるいは逆戻りしているこの経済の成長率を、前に進めてゆくのが、柳本顕でございます。

 

ぜひみなさん、今、大阪を、この大阪を変えて行きましょう。今しかチャンスがない。だからこそ、みなさま方には、柳本顕へと力を貸していただきたいんです。栗原貴子・府知事候補ともどもに、力を合わせて、勝たねばならないこの戦いに、決死の覚悟でのぞんでまいりました。

 

本日もお越しをいただいた甘利経済再生担当大臣。まさに大阪市と経済界もつながりながら、本当の意味で官民共同で、そこに大学の協力も入れて、つながる大阪を実現する柳本顕。選挙戦も残すところ明日で3日となってまいりました。みなさま方には、みなさま方がお持ちの1票をさらにさらにお広げをいただいて、柳本顕、柳本顕へと賜りますように心からお願いを申し上げ、この魂の叫びが届いたならば、みなさま方の温かいご支援、栗原貴子、柳本顕へと賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。ありがとうございました。

 

 

演説する栗原貴子・大阪府知事候補=2015年11月18日、撮影:アイデアニュース・橋本正人

演説する栗原貴子・大阪府知事候補=2015年11月18日、撮影:アイデアニュース・橋本正人

 

栗原貴子・大阪府知事候補の演説全文

 

みなさま今日は。雨の中を、こうして集まっていただき、本当にありがとうございます。いよいよ、あと残すところ明日から3日。大変厳しい戦いを闘っています。

 

今、柳本候補の方から、強い経済を取り戻す。そしてつながる大阪、こういう話がありました。それを受けて私もぜひ、その続きを大阪府知事候補として話をさせていただきたいと思います。

 

強い大阪経済を取り戻すために、柳本さんもおっしゃったように、中小企業成長率日本一、これはぜひ、柳本さんと力を合わせて私も実現していきたいと思います。

 

そしてもうひとつ。大阪府知事候補としてお約束をさせていただきたい。昨日、私の個人演説会に、参議院議員の西田昌司(にしだ・しょうじ)先生、京都府の選出でおられる西田先生がお越しいただきました。西田先生は自民党・与党の北陸新幹線検討委員会の座長でおられます。ほんとに、あの金沢から新幹線を、この大阪に、関空に引っ張ってきたいという切実な思いを持っておられます。

 

西田先生だけじゃないです。先日来ていただいた稲田朋美・党政調会長も同じく、「福井県まで、なんで新幹線がけぇへんねん」と、大阪弁ではないかもしれないですけれども、おっしゃっておられます。

 

そうなんですよ。北陸新幹線、東京から金沢行って、止まっちゃいました。なんでなんですか。そもそも北陸の玄関口は、こっち、大阪だったはずじゃないですか。これではどんどん北陸まで関東圏域にされてしまいますよ。

 

西田先生がおっしゃっておられました。近畿圏、大阪以外はほんとにすべての県が府が、北陸新幹線を大阪に、そして関空につなぎたい。それは和歌山だって一緒です。関空から新幹線に乗れたら、どれだけ便利でしょうか。

 

では、なぜそれができなかったのか。この間の大阪府、大阪市長がまったくそんなことに関心がなかったからです。

 

この間の大阪府・大阪市でどういう議論がなされていたか。大阪の成長に必要なのは都構想だと、大阪をつぶしてしまいさえすれば大阪が良くなるんだと、そんな話でした。

 

違いますよ。経済の大動脈となる交通ネットワークの拡充。これをほったらかしにして、なにが「大阪市をつぶしたら」。役所の仕組みばっかりに、約所の仕組みに翻弄されてたんです。私たちは。

 

大阪府域内での交通ネットワークもそうです。新大阪に行くのに、東大阪、あるいは大阪南部の方から環状線を通っていったん下に降りなければいけない。ここで大渋滞ですよ。新大阪に行くのに1時間以上もかけて、大阪府の、小さい大阪の中で、新大阪だけじゃないです、大渋滞が起きているんですよ。

 

なんでなんですか。この間、大阪府が道路整備をないがしろにして怠ってきたからです。和歌山では4車線の道路が、大阪に来たら2車線になるんですよ。これ、道路渋滞、みなさん簡単に考えておられるかもしれないですけれども、大きな大きな経済的な損失ですよ。

 

大阪を京都や、あるいは滋賀や、あるいは福井と、しっかりと新幹線でつながる。そして大阪府域内で、しっかりと経済の大動脈となるネットワークを充実させる。これは大阪経済の再生にとって、大前提です。

 

この戦い、大変苦しい戦いです。この戦い、もしも私と柳本さんが落ちるようなことになれば、いったいどういうことになるのか。北陸新幹線は、夢のまた夢。実現できないかもしれません。

 

そしてもうひとつ。数年後には、この大阪市がなくなってしまうと思います。彼らはそれを公約にあげています。2つ勝てばもう一度、都構想、もう一度、あの不毛な対立しかなかったあの制度論をもう一回やり直そうと言うんです。もう一度、数年間かけてあの不毛な制度論をやって、もう一度、住民投票をやるんですか?

 

もう一度住民投票をやって、また私たちが勝てるんですか? その時には、大阪市会には柳本顕はいません。大阪府議会にも栗原貴子はいません。ほんとに勝てるんですか? 私は、おそらくこの戦いで私たちが負けたら、大阪市はなくなってしまうと思います。数年後に確実に、大阪市はなくなってしまうと思います。次は負けると思います。ほんとにそれでいいんですか? なぜ、大阪だけがつぶされなければいけないんですか。なぜほかの政令市は、その地域の顔として、その地域の経済のエンジンとして、核として大切に大切にされてるじゃないですか。なんで大阪市だけがそんなに悪いんですか。みなさん、そんなに大阪市が嫌いなんですか。つぶしてしまっていいんですか、私たちの大阪市を。

 

この戦い、北陸から大阪にそして関空にと、しっかり新幹線をひっぱってくる。大阪府内で道路渋滞のない、確かな経済の大動脈、そういう交通ネットワークを実現する。あるいは中小企業成長率ナンバーワン、そういう大阪をめざすのか。それとも大阪市を無くしてしまうのか。2つに1つの選択なんですよ。

 

どっちを選ぶんですか、みなさん。今日も、私の次女がそこで手を振ってると思います。私は、この娘の子供や孫の時代に禍根を残したくないんです。4年後では遅いんです。4年後には大阪市はなくなっているかもしれません。ほんとにそれでいいんでしょうか。

 

西田先生もおっしゃってました。北陸新幹線を関空につなぐ第一の条件は、この戦いで栗原貴子と柳本顕が当選することだと、はっきり、委員会の座長でおられる西田先生がおっしゃっておられます。4年後はないんです。

 

私はこの戦い、5回目の選挙になります。選挙だから当選することも落選することもあります。私も1回は落選しています。1度の落選を経験して、別に選挙に落ちたからって命まで取られるわけではない、人生がそれほど悪くなるわけでもないと、いうこともわかっております。ですから、私の、栗原貴子の通るか落ちるかなんて、そんな小さなことはどうでもいいんです。そんなことを気にしているようでは、そもそもこんな戦いに私は立候補をしていません。それよりも、もっと、もっともっともっと私が憂いているのは、私が落ちることでこの大阪が、大阪市が、数年後にはおそらく確実につぶされてしまうということです。

 

この大阪の未来、子どもたちに残していくべき、その大切な未来が、私と柳本さんのこの両肩に、ずっしりとのしかかっているということなんです。

 

4年後では遅いんです。4年後には大阪市、なくなってしまっているかもしれません。100年先まで悔いを残す戦いになるかもしれないんです。

 

なんとしても勝たせていただけなければいけない。なんとしてでも、栗原貴子と柳本顕と、2人で勝たせていただけなければ、北陸新幹線は関空に二度と来ません。絶対来ません。4年後でも遅いんです。

 

あと明日から数えて3日。投票箱のフタが閉まるまでを数えたら4日。ぜひともみなさまの力を、大阪を守るために、私たちの子どもや孫の世代に禍根を残さない戦いにするために、力を貸してください。お願いいたします。よろしくお願いいたします。栗原貴子、柳本顕、勝たせていただきたい。お願いいたします。

 

 

甘利明・経済再生担当大臣の応援演説全動画

 

 

<関連サイト>

くりはら貴子(大阪府知事候補者) 公式サイト

→ http://kurihara-takako.com/

柳本あきら(柳本顕)さん 大阪を豊かにする会 公式ホームページ

→ http://all-osaka.com/

(公式)今、大阪のために語り合おう。民意の声ホームページ
→ http://osaka-voice.com/

府民のちから2015
→ http://fumin-chikara.jp/

 

<アイデアニュース関連記事>

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→ https://ideanews.jp/archives/12847

「壊すな大阪」プラカード掲げ、御堂筋 で「民主主義と生活を守る大阪デモ 」

→ https://ideanews.jp/archives/12468

大阪市長選で自民市議を共産市議らが応援、「勝手連 民意の声」のつどいレポート

→ https://ideanews.jp/archives/10192

 

 

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<筆者プロフィール>橋本正人(はしもと・まさと) 1986年、産経新聞社入社。写真部員をへて記者となり、兵庫県警捜査一課などを取材。1990年、朝日新聞社に移り、宝塚歌劇を扱う「朝日新聞デジタル・スターファイル」などを担当。2015年、アイデアニュース株式会社を設立し、編集長に。趣味は声楽(テノール)。 ⇒橋本正人さんの記事一覧はこちら

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