2023年3月11日(土)から3月28日(火)まで東京国際フォーラムホールCで、4月8日(土)と4月9日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールで、4月15日(土)と4月16日(日)に山形・やまぎん県民ホールで、4月20日(木)から4月23日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演されるミュージカル『ジキル&ハイド』に、ジキル&ハイド役で出演する柿澤勇人さんのインタビュー後編です。「下」では、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の現場で感じたことについて伺った内容や、柿澤さんにとっての「役を生きるということ」「いい役者とは」というお話などを紹介します。
ーー柿澤さんのご出演が発表になった時、ものすごく話題になりましたよね。みなさんやっぱり柿澤さんを待っていたんだなと感じました。とても楽しみです。
そうなんですね(照)。いや、ジキハイに初演から出られていた先輩と今、現場が一緒で、「カッキー、マジでやってほしいと思っていた。絶対、ハマるよ」って言ってくださるんですが、僕は、その自覚はないんですよ。
ーーそうなんですか!?
はい。
ーーミュージカルをよくご覧になる方々は多くの皆様が待っていたのではないかと。
そうなのー!?(笑)。なんでなんだろう!?
ーー『デスノート THE MUSICAL』や『フランケンシュタイン』を拝見してきたからでしょうか。先輩のお言葉ではないですが、「ハマりそう」だなと。今一番、この作品の面白みを感じるのは、どの部分ですか?
二面性があるところです。「人格が違う」という役を舞台や芝居でやるとなると、やっぱりすごく演劇的だと思うんです。映画やドラマだったら、今は特殊メイクや声をざらつかせるなどの加工とか、なんでもできるし、編集もできます。でも舞台は、そういうことが一切できないので、自分を試せて、挑戦できる場所です。だから、そこをすごく楽しみにしています。
ーー「己の身体ひとつでどう見せるか」みたいなことですね。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演が、ものすごく大きな経験になったとおっしゃっていた記事も拝見しました。その経験を踏まえて、ご自身がこれまでにたくさん活躍されてきた場所に帰って来られた今、取り組み方や意識、見えるものなどは変わりましたか?
大河の現場には、いろいろなジャンルの方がいらっしゃって、みなさんそれぞれが、一つの芝居、作品、役をなんとか成立させるために、より良いシーンにするためにと、日々考えていて。アプローチの方法は、何でもいいと思うのですが、やっぱり、いい役者ってとことんやるし、行くところまで行っちゃうんです。
普段の日常生活を送る中で「今日はもう、この程度でいいか」とか「明日のシーンは、まあセリフないからそれなりにすればいいか」とか、どこかで妥協しちゃうこともあると思うんですよね。でも、いい役者は、そこもきちんと考えてきて、現場でどんと瞬発的に出せる人なんだということを改めて感じました。脚本家、演出家、照明、音響など、たくさんのスタッフさんに対しても同じことを思いました。これまでの自分とめちゃくちゃ考えが変わったという訳ではないのですが、本気でやっている人の見極め方が変わったというか。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、柿澤さんにとっての「役を生きるということ」「いい役者とは」というお話など、インタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■スペシャルな環境だった大河ドラマ。芝居を愛する人たちとまた一緒にやりたい
■考えれば考えるほど悩みがちになった、実朝役。芝居として「あってるんかな」と
■日々その役のことだけを考えるのはすごく辛い。でもそれが「いい役者」だと思う
■新しい『ジキル&ハイド』として生まれ変わらせたい、作ってみたいという野望
<ミュージカル『ジキル&ハイド』>
【東京公演】2023年3月11日(土)~3月28日(火) 東京国際フォーラムホールC
【名古屋公演】2023年4月8日(土)〜4月9日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール
【山形公演】2023年4月15日(土)〜4月16日(日) やまぎん県民ホール
【大阪公演】2023年4月20日(木)~4月23日(日) 梅田芸術劇場メインホール
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/jekyllandhyde2023/
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素敵なインタビューとお写真ありがとうございます!
「鎌倉殿の13人」の実朝役がとても心に残ってファンになったのでこちらでも当時の気持ちや役とどう向き合っていたのか知れて嬉しかったです。
「時が来た」も11月のNHKの番組で歌っていた時から12月の製作発表会で披露していた時にはもっと惹きつけられるものになっていたので、役に入ってさらなる進化を遂げた「時が来た」を3月に拝見するの期待しています!!