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【動画】『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』、公開舞台稽古3シーンと質疑応答

筆者: アイデアニュース編集部 更新日: 2023年2月9日

2023年2月7日(火)に東京・日生劇場で開幕したミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』の、公開舞台稽古と質疑応答及びゲネプロが、2月6日に開催されました。アイデアニュースではまず、公開舞台稽古と質疑応答の様子を動画で紹介します(公開期限を過ぎましたので動画は削除しました)。ゲネプロの動画は後日公開予定です (こちらも同様に削除しました)。

本作は、2月23日(木・祝)まで東京で上演された後、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで3月6日(月)から3月8日(水)まで、愛知・刈谷市総合文化センター大ホールで2023年3月11日(土)と3月12日(日)に上演されます。2018年、米演劇界の最高名誉であるトニー賞授賞式で、ノミネートされた11部門のうち、作品賞を含む10部門を受賞しました。イスラエルに演奏旅行に来たエジプトの音楽隊が道に迷い、地元のイスラエル人と一晩交流をするというシンプルな物語の中に流れる、抒情的な空気と独創的な音楽が魅力です。

公開舞台稽古では以下のシーンが披露され、質疑応答には、風間杜夫、濱田めぐみ、新納慎也、こがけんのみなさんが登壇されました。

<公開舞台稽古内容>
(1)「いつもとちがう何か」
歌唱:トゥフィーク(風間杜夫)、ディナ(濱田めぐみ)
演奏:警察音楽隊(太田惠資、梅津和時、星 衛、常味裕司、立岩潤三)
(2)「声を聞かせて」
歌唱:電話男(こがけん) 、カンパニー一同
(3)「何にもない町」
歌唱:ディナ(濱田めぐみ)、イツィック(矢崎 広)、パピ(永田崇人)
壇上に登場:トゥフィーク(風間杜夫)、カーレド(新納慎也)、シモン(中平良夫)
      警察音楽隊(太田惠資、梅津和時、星 衛、常味裕司、立岩潤三)

<各シーン説明>
(1)いつもとちがう何か
目的地とは違う辺境の地に迷い込んだ警察音楽隊長トゥフィークと、彼らを手助けする食堂の女主人ディナ。二人はレストランで共通の話題を見つけ、不思議と距離が縮まっていきます。国も年齢も何もかもが違い、本来ならば一生出会うこともなかったであろう二人は会話を重ねていくことで、心が通じ合う瞬間が生まれていきます。レストランの帰り道、公園で語り合う二人の心の壁は消えており、ディナの心の中には、憧れなのか、愛なのか、不思議な感情が芽生えていることを歌った一曲です。
(2)声を聞かせて
電話男は、彼女からの電話を待ち続けて、電話BOXのそばに立っています。来る日も来る日も待ち続けている様は奇妙ですが、携帯電話が普及していないこの時代ゆえのものであり、街の皆からはどこか暖かく見守られている存在でもあります。電話男の歌に続いて、出演者全員が順番に其々呼応して歌い始めます。国籍やバックボーンが違っても、同じように皆其々が「何か」を待っている様は、どこか懐かしさも感じる、心に染み入るようなナンバーです。
(3)何もない町
一番冒頭のシーンとなります。ペタハ・ティクヴァへ向かうはずであった一行は、迎えが来ない為、自力で目的地に向かおうとします。しかし楽隊員のカーレドが空港で聞き間違えたのか、辿り着いた先は、よく似た名前の違う町、ペイト・ハティクヴァという辺境の地であったことが、ここで判明します。イスラエルの田舎には異質な存在であった警察音楽隊に向けて、ディナとイツィックとパピが軽快なリズムで町の紹介をしているシーンです。


<STORY>
エジプトのアレクサンドリア警察音楽隊が、イスラエルの空港に到着した。彼らはペタ・ティクヴァのアラブ文化センターで演奏するようにと招かれたのだった。しかし手違いからか、いくら待っても迎えが来ない。誇り高い楽隊長のトゥフィーク(風間杜夫)は自力で目的地に行こうとするが、若い楽隊員のカーレド(新納慎也)が聞き間違えたのか案内係が聞き間違えたのか、彼らの乗ったバスは、目的地と一字違いのベト・ハティクヴァという辺境の街に到着してしまう。
一行は街の食堂を訪れるが、もうその日はバスがないという。演奏会は翌日の夕方。食堂の女主人ディナ(濱田めぐみ)は、どこよりも退屈なこの街にはホテルもないので、自分の家と常連客イツィク(矢崎広)の家、従業員パピ(永田崇人)と店に分散して泊まるよう勧める。
トゥフィークとカーレドはディナの家に案内される。部屋でくつろいだ後、トゥフィークはディナの誘いで街をみて廻ることにする。レストランに入った二人は、音楽について語り合い、少しずつ打ち解けるが、ディナと関係を持つサミー(渡辺大輔)と彼の妻(友部柚里)が現れると、ぎこちない空気になる。
トゥフィークの筆頭部下のシモン(中平良夫)カマール(太田惠資)は、イツィクの家に招かれる。義父のアヴラム(岸祐二)は共に食卓を囲んでもてなすが、イツィクの妻イリス(エリアンナ)は、誕生日に見知らぬ人たちを連れてきた夫に不満が募る。おとなしい楽隊員を前に話は弾まないが、話題が音楽のことに向くと、ようやく場がなごんで来る。
カーレドは外に出ると、店の前で待ち合わせをしているパピに出くわす。パピは、友人ツェルゲル(青柳塁斗)とその彼女アナ(髙田実那)に紹介されて、ジュリア(山﨑薫)と四人でデートをするのだ。カーレドは嫌がるパピに頼み込んで、一緒に街に連れ出してもらう。警備員(辰巳智秋)にすごまれながらも、スケート場で遊びはじめる五人だが、女性に慣れていないパピは、ジュリアを泣かせてしまう。カーレドはパピの指南役となり、手取り足取り彼女を慰めさせる。
公衆電話の前では、彼女からの連絡をひたすら待ち続ける電話男(こがけん)が立っている。店の外では、楽隊員たち(梅津和時、星衛、常味裕司、立岩潤三)が、思い思いに音楽を奏でている。言葉も文化も異なる隣国の人間達が交わる一夜が、更けていく。
迷子になった警察音楽隊は、果たして演奏会に間に合うのだろうか?


<ミュージカル『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』>
【東京公演】2023年2月7日(火)〜2月23日(木・祝) 日生劇場
【大阪公演】2023年3月6日(月)~3月8日(水) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【愛知公演】2023年3月11日(土)~3月12日(日) 刈谷市総合文化センター大ホール
公式サイト
https://horipro-stage.jp/stage/bandsvisit2023/

<出演>
風間杜夫:トゥフィーク(指揮者)
濱田めぐみ:ディナ

新納慎也:カーレド(トランペット)
矢崎 広:イツィック
渡辺大輔:サミー

永田崇人:パピ
エリアンナ:イリス
青柳塁斗:ツェルゲル

中平良夫:シモン(クラリネット)
こがけん:電話男
岸 祐二:アヴラム

辰巳智秋:警備員
山﨑 薫:ジュリア
髙田実那 :アナ
友部柚里:サミーの妻
太田惠資:カマール(バイオリン)
梅津和時:警察音楽隊(マルチリード)
星 衛:警察音楽隊(チェロ)
常味裕司:警察音楽隊(ウード)
立岩潤三:警察音楽隊(ダルブッカ)

竹内大樹(スウィング)
若泉亮(スウィング)

<スタッフ>
原作:エラン・コリリンによる映画脚本
音楽・作詞:デヴィッド・ヤズベック
台本:イタマール・モーゼス
翻訳:常田景子
訳詞:高橋亜子
演出:森 新太郎

音楽監督:阿部海太郎
美術:堀尾幸男
照明:佐藤 啓
音響:井上正弘 けんのき敦
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:鎌田直樹
振付:新海絵理子
歌唱指導:石川早苗
稽古ピアノ:安藤菜々子
演出助手:伴・眞里子 玉置千砂子
舞台監督:小笠原幹夫

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