ミュージカル『9 to 5』が、2024年10月6日(日)から21日(月)まで東京・日本青年館ホール、10月25日(金)から28日(月)まで大阪・オリックス劇場、11月1日(金)から11月3日(日)まで福岡・キャナルシティ劇場、11月7日(木)と11月8日(金)に静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)大ホールで上演されます。
グラミー賞ノミネート54回、受賞10回のカントリー歌手ドリー・パートンの主題歌が大ヒットした同名映画を元に2008年にミュージカル化された作品です。2009年にブロードウェイに進出し大きな話題となり、その後2019年にはロンドンのウエストエンドでもヒットを記録しました。 1979年ロサンゼルスの大企業を舞台に3人の女性社員が手を組み、セクハラパワハラ全開の不適切な社長を懲らしめる、痛快なミュージカル・コメディです。現代を生きる私たちが大いに共感できる、仕事や恋のストレスを吹き飛ばしてくれるハッピーなミュージカルです。主演は明日海りおさん。他、平野綾さん、和希そらさん、別所哲也さんらが出演します。演出は上田一豪さんです。
アイデアニュースでは、新入社員のジュディを演じる、和希そらさんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。「上」では、本作やミュージカルの魅力、お休みの日も舞台や映画をご覧になるというお話などを紹介します。「下」では、印象に残った作品のお話、お芝居において大切にされている「余白」のこと、「抜け感」とよく言われてきたというお話、余白を作るために大切にされていること、技術に向き合うにあたっての考え方などについて伺ったお話と、お客さまへのメッセージを紹介します。
(※このインタビューは7月に実施しました)
ーーミュージカル作品として、この作品に惹かれる部分をお聞かせください。
やはり楽曲が素晴らしいですよね。
冒頭の主題歌の中だけでも、登場人物それぞれのキャラクターや人物像がはっきり見えてきますし、それぞれが持っているストーリーやバックボーンによって曲調が変わったりするのが、とてもワクワクします。本当にどの曲を聴いても素敵な曲ばかりで幸せです。
ーー観客としてご覧になって、明日海さんと平野さんの魅力は、どのようなところに感じられましたか?
明日海さんは、宝塚在団中から、たくさんの舞台を拝見していますが、嘘のない心からの表現に観ている側も心が奪われます。気づいたら物語に入り込んでいた、と感じさせてくださる舞台を、いつも届けてくださる本当に素敵な女優さんです。平野綾さんは、最初に拝見したのが歌番組でおそらく『モーツァルト!』の「ダンスはやめられない」を歌っていらっしゃるのを観たときで、衝撃を受けました。とっても可愛らしい雰囲気をお持ちなのに、パンチのある歌声とパワーのある舞台というギャップがすごく好きです。振り幅が本当にすごいですよね。お二方とも、底知れぬ魅力をお持ちなので。だからこそ、「普段はどんな方なんだろう?」という興味もあります。
ーーそのお二方と並んで、トリオとして活躍する役どころですが、バランスなど含め、どのように作っていこうとされていますか?
とにかく私は、ジュディという役の人生をきちんと生きることができたら、作品の中でおきたい場所にいられるのだと思います。この3人のキャラ設定は全く違いますし、仕事や恋愛に対するマインドも全然違います。「この人は、この中でどう生きていくんだろう」とシンプルに考えていいのかなと思います。
ーーミュージカルもたくさんご覧になっていてお好きだと思いますが、和希さんにとってのミュージカルの魅力をお聞かせください。
なぜ突然歌い出すのだろうとおっしゃる方も多いですが、そもそも歌や踊りって、気持ちを表現するものでもあると思うので、普通に会話して言葉で伝える以上に伝えたい思いや、気持ちが高揚したときに歌い出したり、踊りで表現するというのは不思議なことではないのだろうなと。
ただ、喋っている流れから突然歌い出すというのは、リアルな生活ではなかなかないことですから、演じる側も、しゃべる以上に感情のタンクが溜まっていないとダメなのかなと思うんです。自分の中の感情のタンクを、しゃべる以上に、燃やして作っていくという過程も楽しいです。
だからこそ、より心に響くものがあるのかなと。曲の素晴らしさもそうです。歌詞がなくても、曲を聴くだけで人は感動したりしますよね。それがセリフや歌詞にプラスされて起こるというのが、やはりいち舞台ファン、ミュージカルファンとして、気持ちの高揚がありますね。ストレートプレイも大好きなのですが、やはり歌があると、プラスで高揚しながら観ているなと思いますね。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、お休みの日も舞台や映画をご覧になるというお話などインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。インタビュー「下」では、印象に残った作品のお話、お芝居において大切にされている「余白」のこと、「抜け感」とよく言われてきたというお話、余白を作るために大切にされていること、技術に向き合うにあたっての考え方などについて伺ったお話とお客さまへのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■舞台鑑賞が趣味。宝塚の現役時代も、休演日に行けるものは全部観に行っていた
■舞台だけではなく、映画も好き。マチソワみたいに、休みの日に2本観たりしていた
■趣味だけど、仕事感覚で観るので「ここで振り向くんだ」と思ったり
■聴覚で気づいて後ろの人を見るのか、気配を感じて見るのか。そういう細かいところを作る
<ミュージカル『9 to 5』>
【東京公演】2024年10月6日(日)~10月21日(月) 日本青年館ホール
【大阪公演】2024年10月25日(金)~10月28日(月) オリックス劇場
【福岡公演】2024年11月1日(金)〜11月3日(日) キャナルシティ劇場
【静岡公演】2024年11月7日(木)〜11月8日(金) 静岡市清水文化会館(マリナート)大ホール
公式サイト
https://9to5.jp
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※和希そらさんの写真1カットとサイン色紙を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは11月6日(水)です。有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。
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インタビューありがとうございます♡現役時代の過ごし方も書いてくださり、嬉しいです!!
舞台が1番好き…という言葉も♡