大阪大学ミュージカルサークル「みーあキャット」のＯＧ・ＯＢや現役のメンバーらが中心となって2022年末に結成した劇団ユメノイトが、2024年8月7日（日）、兵庫県西宮市内の西宮市フレンテホールで、ミュージカル『ロミオとジュリエット』を上演しました（入場無料）。2024年1月7日に神戸市内で上演された『モーツァルト！』に続いての第2回公演で、出演者のほとんどが20歳代前半という若い劇団らしく、愛と苦悩のエネルギーにあふれた作品となりました。

みーあキャット設立時から一貫して男役を演じてきた佐伯路菜さんが満を持してロミオ役を担当し、ジュリエット役は「みーあキャット」を創設したユメノイト代表の山上深愛さんが担当。ロミオとジュリエットの愛が、ただの一目惚れによるものではなく、両家の対立への疑問を共有する似た者同士だからこその強烈な愛であったことを、数々のミュージカルに出演してきた2人ならではの説得力のある息の合った演技で表現していました。

ティボルト役は、みーあキャット『1789－バスティーユの恋人たち-』でロナン役を演じた武内涼さんがジュリエットへの許されぬ想いの苦悩とやるせなさを伸びのある高音で猛々しく、マーキューシオ役は、ユメノイト『モーツァルト！』でコロレド大司教役を演じた小幡明日香さんが、スリルを求めて危うい光を放つ男を軽やかにかつ重く演じていました。

特に目を引いたのはダンスの数々で、死と愛のダンサー2人はもちろん、冒頭の「諍い」や2幕の「決闘」など、両家の対立の激しさとむなしさとその中で花開く愛を表現した群舞が、赤と白の効果的な照明と相まって鮮やかに舞台を彩っていました。

劇団ユメノイト『ロミオとジュリエットルト！』（昼公演）の一部を、アイデアニュース独自撮影の映像で紹介します。

劇団ユメノイトは、第3回公演としてミュージカル『グリース』を、2025年1月26日（日）午後4時15分から、兵庫県西宮市内の「なるお文化ホール」で上演します（入場無料・予約制。12月1日から予約開始予定）。

＜劇団ユメノイト第２回公演、ミュージカル『ロミオとジュリエット』＞
【兵庫公演】2024年8月12日（この公演は終了しています）
会場：兵庫県西宮市「西宮市フレンテホール」

＜キャスト＞
ロミオ：佐伯路菜
ジュリエット：山上深愛
愛：稲田ゆり
死：松山優芽
ティボルト：武内涼
マーキューシオ：小幡明日香
ベンヴォーリオ：田中稜大
ロレンス神父：一ノ瀬萌
乳母：刀禰千春
ヴェローナ大公：渡邊大祐
キャピュレット卿：鍋島有哉香
キャピュレット夫人：柳瀬ひかる
モンタギュー卿：院生
モンタギュー夫人：髙部黎子
パリス伯爵：田中優衣
ピーター：渋谷美咲
アンサンブル：東美幸・河原わかな・橋尾和希・東眞生・平川渚・三成夏実・後藤秋音・重廣文音・寺杣実称・松本菜々・安田圭吾・吉本佳乃子

＜スタッフ＞
演出：渡邊大祐
演出補佐：平川渚・柳瀬ひかる・山上深愛
舞台監督：日東大輝
ほか

＜劇団ユメノイト第3回公演、ミュージカル『グリース』＞
【兵庫公演】2025年1月26日（日）
会場：なるお文化ホール（兵庫県西宮市古川町1-12）
料金：入場無料・予約制（2024年12月1日から予約開始予定）

＜関連サイト＞
劇団ユメノイト・Instagram　https://www.instagram.com/gekidan_yumenoito/
劇団ユメノイト・Twitter（X）　https://twitter.com/yumenoito
劇団ユメノイト・ホームページ　https://yumenoito.com/

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