現在、「ちょこっと関西歴史たび特別企画」でもピックアップされている「須磨寺」(すまでら)を訪ねてきました!期間は4月〜6月までです。丁度訪ねた日が「平敦盛追悼法要」という年に一度の供養会で、昨年に引き続き今年も参加してきました。(⇒ちょこっと関西特別企画のご案内)
■須磨寺って?
この辺り一帯は平家物語ゆかりの地であり、義経の鵯越の逆落としで有名な一の谷の合戦の舞台となった場所です。境内にはその合戦で源氏の熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれた平家の若き公達、平敦盛(たいらのあつもり)の首塚があります。多くの文人墨客がここを訪れたことでも知られていて、松尾芭蕉や真鍋豊平、子規などの句碑・歌碑が点在しています。
■須磨寺の魅力
広大な敷地の中には本堂をはじめ宝物館、青葉殿、本坊、三重の塔などさまざまな建造物が建っており、重要文化財や貴重な宝物の数々が多数存在しています。宝物館には敦盛が愛用していた青葉の笛(さえだ)、義経腰掛けの松、敦盛首洗いの池…。歴史ロマンを肌で感じる事が出来るだけでなく、境内をぶらぶら散歩しているだけでも四季折々の草花を見つけることが出来ます。
■平敦盛と熊谷直実
須磨寺と言えば、この2人!「平家物語」では一番涙を誘う名シーンです。800年以上前の話だと言うのに、能や歌舞伎など様々な伝統芸能を通して現代まで語り継がれています。諸説ありますが、敦盛を討ってしまった直実が出家した後、弔う目的でこの話を語り継いだという話が有力です。この話は、須磨寺前管長・小池義人和尚の本にも記されていますので、興味のある方は是非とも読んでもらいたい一冊です!
<アイデアニュース関連記事>
⇒「平敦盛追悼法要」に参加、歴史ロマンを肌で感じる 「須磨寺」ルポ(上)
⇒源平の梅、夜音、柴燈護摩…フレンドリーで開かれたお寺 「須磨寺」ルポ(下) (6月17日掲載予定)
<関連サイト>
⇒大本山「須磨寺」ホームページ
⇒写真撮影に協力してくださった正宗さんのホームページ
<ここからアイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分>
■境内の源平の庭を画像でご紹介
アイデアニュース会員登録は⇒こちらから
アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。