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YouTubeで学ぶ英語:(38)パワフルな詩を3つ ~言葉が持つ力を味わう

筆者: 松中みどり 更新日: 2019年1月12日

 

「YouTubeで学ぶ英語」、2019年の第1回目は、言葉がもつ力を味わってもらえるようにspoken word poetry を3つ紹介します。紙に書かれるのではなく、声に出して語られるために作られた3人の詩人によるパワフルな詩で学んでいきましょう。

 

YouTubeの「Ethan Smith - "A Letter to the Girl I Used to Be" (CUPSI 2014)」=Button Poetry チャンネルより

YouTubeの「Ethan Smith – “A Letter to the Girl I Used to Be” (CUPSI 2014)」=Button Poetry チャンネルより

 

 

まず聴いてもらうのは、Ethan Smith / イーサン・スミスさんの『 A letter to the girl I used to be かつて僕だった少女に宛てた手紙』です。LGBT活動家でもあるイーサンは、テストステロン (男性ホルモンの一種)を摂取し、形成手術を受けてエミリー・スミスからイーサン・スミスになりました。イーサンからエミリーに宛てて書かれた詩です。この詩の後半部分を聴いて、(  )の中を書き取ってみましょう。男性の体になる過程で、月経が止まり、子どもを産むことが出来なくなった部分です。もちろんそれが自分の望みであり、今の方が幸せだと語るイーサンですが、そのために失われたものを悼む、感情を揺さぶる言葉がつづられています。

 

 

  1. I’ve been trying to write this letter for six months.  この手紙を6ヵ月かけて書こうとしてきた

 

  1. I still can’t decide if it should be an apology or not. 謝罪の手紙にするべきなのか、まだ決めかねてるよ

 

  1. But now you will never hear Emily Smith announced at a college graduation, でも、「エミリー・スミス」という名が、大学の卒業式で呼ばれることはもうないし

 

  1. get married,  give (    1   ). エミリーが結婚したり、子どもを産んだりすることはない

 

  1. When the prescribed testosterone (     2    ) taking effect,  処方されたテストステロンの効果が出てきて

 

  1. my body stopped producing the(    3   ) for new life every month. 僕の体はもう、毎月新しい命を育む準備をすることを止めた

 

  1. I thought about your children.  How I wanted them, too. 僕は君の子どもたちのことを考えていた 僕もすごく子どもが欲しかったんだ

 

  1. I’d let a doctor (   4   ) your breast so that I could stand up straighter. 医師に君の胸を取ってもらって、だから僕はこうやって堂々と立っていられるんだけど

 

  1. Now even if I somehow had those children I wouldn’t be able to nourish them. 何とかして子どもを持つことが出来たとしても、僕にはもう彼らに乳を与えられない

 

  1. My body is obsolete,  scarred cosmetic but never (   5     ). この体には傷があるけど、それは形成手術の傷で、帝王切開を受けることはもう決してない

 

 

次に聴いてもらうのは、Kevin Kantor / ケビン・カンターさんの『People You May Know知り合いかも』の詩の一部です。Facebookで「知り合いかも」と名前が上がってきた人物が、自分をレイプした犯人だったと語る詩を聴いてもらいます。レイプされたと訴えても、まるでオオカミ少年のように疑われた彼は、レイプ犯をあえてウルフと呼んでいたのに、今やその人のミドルネイムさえ知ってしまったという部分です。(  )の中を書き取ってください。

 

 

  1. Facebook informs me that we have three (   6    ) friends.    フェイスブックが知らせてきたんだ 僕らには3人、共通の友人がいるって。

 

  1. Which is to say, that he is People You May Know. つまり、彼は僕の「知り合いかも」

 

  1. Which is to say,  I am People You May Know, つまり、僕は彼の「知り合いかも」

 

  1. and there are people that know, and people that don’t know. 知り合いがいて、知らない人たちがいて

 

  1. And people that don’t know, I want to know, I’m afraid to (  7  ) know. 知らない人たち、僕は知りたい、知らせるのは怖い

 

  1. And probably people that know him, know of me, that know(NO!). おそらく彼を知っている人たちは、僕のことを知ってしまうかも あの「ノー!」を

 

  1. The word “know, ” “know” “know” (NO, NO,NO) 知り合いかも、知り合いかも、知り合いかも、やめろ、やめろ、やめろ!

 

  1. Know(NO) is a (  8     ) of sleeping sheep sitting in my mouth and now, 「ノー!」は、僕の口の中にいた眠れる羊たちの群れ

 

  1. now I know the wolf’s middle name 今、僕は、オオカミのミドルネイムを知ってる

 

 

最後に、2017年のspoken word poetry の大会でファイナルまで行ったRudy Francisco / ルディ・フランシスコさんの詩『Adrenaline Rush アドレナリンラッシュ』を聴いて下さい。火山の近くでサーフィンをする話をきいた詩人は、「自分で命を危険にさらすような遊びを考えられるほど、安心して暮すのはいいもんだろうな」と語りはじめます。そんな遊びをする人たちは、アドレナリンが出て、体が反応することが楽しいのかもしれないが、アメリカで黒人として生きるなら、アドレナリンは日常の中でほとばしるんだと語る詩です。( )の中を書き取って下さい。

 

 

  1. Being black is one of the most (   9     )sports in America 黒人でいることは アメリカで最も過激なスポーツだ

 

  1. See we don’t need to invent new ways of risking our lives  分かるかい、僕らは命をかける新しい方法なんて考えだす必要はない

 

  1. because the old ones have been (   10     ) for decades だって古い方法が今もまだ有効だから

 

  1. Jim Crow may have left the nest  Brush streets are still covered in its (  11    ) ジム・クロウは巣を飛びだったかもしれないが、ブラッシュストリートはまだ彼の羽に覆われている

 

  1. Being black in America is knowing there’s a thin line between the traffic stop and the cemetery 黒人でいることは、道で警官に止められたら、そこから墓場まではほんのわずかの距離しかないと知ること

 

  1. It’s the way my body tenses whenever I hear a police (  12    )in a song 歌の中でサイレンの音を聴いても体が緊張すること

 

  1. It’s the quiver in my stomach whenever there’s a cop car behind me  パトカーが僕の車の後ろにつくと胃の腑が震えはじめること

 

  1. It’s the (  13    ) of relief when I turn right and he doesn’t 僕が右に曲がっても、警官がついてこなかったときに感じる安堵のため息

 

  1. Being black in America is knowing that you’re not safe in a hoodie, a t-shirt, a tuxedo アメリカで黒人でいることは、パーカーだろうがTシャツだろうがタキシードだろうが、何を着てても安全じゃないと知ること

 

  1. Being black in America is knowing that you’re not safe in a pool,  in a church, in a classroom アメリカで黒人でいることは、プールでも教会でも教室でも、どこにいても安全じゃないと知ること

 

  1. Hell,  I don’t need to go volcano surfing because I have an adrenaline rush every time an officer drives past (  14     ) pulling me over くそ、僕は火山サーフィンなんかに行く必要はないんだ 警官が車で通り過ぎるたびに、車を止められなくても、アドレナリンが体を駆け巡る

 

  1. And I realize I’m gonna make ( 15  ) home safe,  you know, this time. そして気がつくんだ ああ、今日は家に帰れるんだって とはいえ、今日のところはだけど

 

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、聴き取りの答えと解説、3つの詩の全てのスクリプトと私訳を載せています。ぜひご利用ください。

 

<有料会員限定部分の小見出し>

 

■聴き取りの答えと解説

■ A letter to the girl I used to be by Ethan Smith スクリプトと私訳

■People You May Know by Kevin Kantor スクリプトと私訳

Adrenaline Rush by Rudy Francisco スクリプトと私訳

 

<関連リンク>

 

 

 

  • Button Poetry Twitterページ

 

 

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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