YouTubeで学ぶ英語:(4)Sarah Kay and Phil Kaye ” When Love Arrives” | アイデアニュース

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YouTubeで学ぶ英語:(4)Sarah Kay and Phil Kaye ” When Love Arrives”

筆者: 松中みどり 更新日: 2015年9月14日

スポークンワードポエトリーSpoken Word Poetry という芸術の分野があります。書かれた詩を黙読して鑑賞するのではなく、音声で表現された詩を味わう。それは朗読というよりは、パフォーマンス、詩を実演しているといった趣きなのです。ニューヨーク生まれの詩人、サラ・ケイSarah Kay はスポークンワードポエトリーで注目され、TEDのスピーカーにもなった人気と知名度のあるアーティストです。詩を実演するときの相棒であるフィル・ケイPhil Kayeとの共作“When Love Arrives ”は、中でも人気の作品。YouTubeで学ぶ英語、今回はこの詩を使って口語表現を学んで行きたいと思います。まずは、ふたりの息のあったパフォーマンスをお楽しみ下さい。

どんな年齢の人にも何かしら「わかる、わかる」という気持ちにさせる詩ですね。恋に落ちる前には、理想のボーイフレンドやガールフレンドのことをあれこれと想像して、こんな人が良い、あんな人がタイプと思いを巡らせるものです。では初恋の姿を聞いてみましょう。詩の出だしは、ふたりで声をそろえて言います。

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聞き取れましたか?

I knew exactly what love looked like in seventh grade 「loveがどんな姿をしているか、私にははっきり分かっていた 7年生のときに 」

seventh grade 7年生とは、日本の中学1年生にあたります。13歳くらいです。

7年生だったサラが思っていた初恋の人はどんな姿だと言っていますか?フィルが思い描いていた初恋の人は、どんな女の子だと描写されていますか?

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Even though I hadn’t met love yet, if love had wandered into my homeroom, I would’ve recognized him at first glance. Love wore a hemp necklace.
I would’ve recognized her at first glance, love wore a tight french braid.
Love played acoustic guitar and knew all my favorite Beatles songs.
Love wasn’t afraid to ride the bus with me.

サラの方は、 麻で編んだネックレス(a hemp necklace )を身に着けてアコースティックギターが弾けて、自分の好きなビートルズの曲は全部知っている男の子を探していました。フィルの方はひとつに束ねた髪を三つ編み (a tight french braid)にして、自分とバスに乗ることを嫌がらない女の子を探しています。

仮定法過去完了が使われているので、動詞の時制が聞き取りにくいかもしれませんね。過去に実際には起こらなかったことを、もし~だったらと仮定して話す方法です。難しく思うかもしれませんが、例えば、

「If you had called me,  I would’ve picked you up 電話してくれたら迎えに行ったのに」

のような、実際によく使う表現です。If の文章は助動詞had+動詞完了形、 主文は助動詞の過去形+動詞の完了形を使います。

if love had wandered into my homeroom, I would’ve recognized him at first glance. 「もし、その人が教室にふらっと入ってきたら、私には一目で彼だと分かったはず」という詩の言葉が聞き取れるようになるまで、何度か練習してみて下さい。

では、実際の初恋の人はどんな人だったのでしょうか?

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But when love finally showed up, she had a bowl cut. とうとう現れた恋する相手の彼女は、マッシュルームカット

He wore the same clothes every day for a week. 彼の方は、おんなじ服を1週間ずっと着続ける人

Love hated the bus. 彼女はバスが嫌い

Love didn’t know anything about The Beatles. 彼はビートルズのことを何ひとつ知らない

Instead, every time I tried to kiss love, our teeth got in the way. その代わり、キスしようとするたびお互いの歯がぶつかった

Love became the reason I lied to my parents. I’m going to- Ben’s house. 恋のために親にうそをつくことになった 「えっと、ベンの家に行ってくる」
Love had terrible rhythm on the dance floor, but made sure we never missed a slow song. ダンスフロアーでリズム感がからっきしない彼だけれど、ゆっくりした曲は必ず一緒に踊った

Love waited by the phone because she knew if her father picked up it would be: “Hello? Hello? I guess they hung up.” 彼女は電話の側で僕がかけてくるのを待っていてくれた お父さんが電話に出たら僕は話が出来なくなってしまうから。「もしもし?もしもし?切れているみたいだな」

そして、どんな恋も終わりを迎えます。美しいイメージの言葉を聞いて、単語を書き取ってください。

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And love (   ), stretched like a trampoline.  恋人は成長し、まるでトランポリンしてるみたいに大きくなっていって

Love changed. Love (        ), 変わってしまって、姿を消した

Slowly, like (    ) (    ), losing parts of me I thought I needed. ゆっくりと、乳歯みたいに、自分の一部が無くなってしまった まだ要ると思ってたのに

Love (       ) like an amateur magician, and everyone could see the (      ) but me. 素人マジシャンみたいにパッと姿を消した 他の人には丸見えの抜け穴が、僕だけ見えなかった

恋から遠ざかって数年、また恋が人生にやってきました。日常的な単語を使って紡ぎ出される人物像を聞き取ってください。

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But we found a(     ) (     ) that fit us perfectly  僕たちにピッタリあった公園のベンチを見つけた

We found jokes that make us laugh. ふたりで大笑いできるジョークもある

And now, love makes me (     ) homemade chocolate chip (      ) お手製チョコレートチップクッキーを焼いてくれる

But love will probably finish most of them for a midnight(     ) 大半は彼が夜食に平らげてしまうけど

Love looks great in (      ) but still likes to wear her retainer. ランジェリー姿が素敵なんだけど、歯の強制具ははずさない

Love is a terrible driver, but a great (       ) 運転はダメだけど、ナビはうまい

Love knows where she’s going, it just might take her(    ) hours longer than she planned. 彼女、自分がどこに行くのかはちゃんと分かってる 2時間くらい予定より時間がかかるだけ

Love is messier now, not as simple. 前よりごちゃごちゃ、複雑でシンプルじゃない

Love uses the words(     ) in front of my parents. 私の親の前で「おっぱい」って言う

Love(     )too loud. くちゃくちゃ食べる

Love leaves the cap off the (     ) 歯磨き粉のふたを開けっぱなしにする

Love uses (     ) faces in her text messages. 顔文字を使う

And turns out, love (     )! そして、分かったんだけど、loveはムカつくね!

この後、Loveについてサラ・ケイらしい考察が続きます。では、残りの部分をお楽しみ下さい。

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後半の解説と、上記の(  )内の正解は有料会員向けのコンテンツをご覧下さい。

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書き取りの解答 「おっぱい」を英語で言うと……

詩の後半 love は、予測できるはずもない。それでいいんだ……

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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