野村万作さんと野村萬斎さんのもとで修業に励む「万作の会」所属の30代の若手狂言師、岡聡史さん・中村修一さん・内藤連さん・飯田豪さんからなる研鑽会「狂言このあたり乃会」の第三回公演が、2020年8月22日(土)午後2時から東京・神楽坂の矢来能楽堂で開かれます。この公演は収容人数を50%以下にして開催され、公演と同じ8月22日(土)午後2時からライブ配信されることになりました。当日の演目は、二人の山賊が果たし合いをする狂言「文山賊(ふみやまだち)」と、太郎冠者と酒屋の駆け引きが楽しい狂言「千鳥(ちどり)」で、冒頭で原瑠璃彦さんによる上演演目の解説が行われ、終演後に演者4人による座談会が開かれます。
<第3回 狂言このあたり乃会(このあたりのかい)>
【東京公演】2020年8月22日(土)14:00開演(終演予定16:00頃) 矢来能楽堂(東京・神楽坂)
番組:解説 原瑠璃彦
狂言「文山賊」 中村修一・飯田豪
狂言「千 鳥」 内藤連・岡聡史・石田淡朗
※終演後、演者による座談会を行います
【配信チケット】2,000円(税・手数料込)
※詳細・ご購入はこちら
https://mansaku-no-kai-kyogen.zaiko.io/_item/328762
【配信日時】2020年8月22日(土)14:00~16:00(予定)
※配信チケット購入者は8月25日(火)23:59までアーカイブでご覧頂けます。
【配信チケット販売期間】2020年7月31日(金)12:00(正午)~8月24日(月)23:59
【お問合せ先】万作の会 TEL:03-5981-9778(平日11時~17時)
<公演内容>
■解説(15分) 出演:原瑠璃彦
■狂言「文山賊(ふみやまだち)」出演:中村修一、飯田豪(15分)
狙った旅人を取り逃がしたことから、仲間割れとなった二人の山賊。果し合いで決着をつけようとするが、二人とも臆病でなかなか事が進まない。やがて、誰にも知られずに死ぬのも空しいと、書置きを残すことを提案する。早速文を書き始めるのだが…。どこかとんちんかんな果たし合いの結末は?山賊には似合わない人の良さを感じさせる、二人の遣り取りをお楽しみ下さい。
■休憩20分
■狂言「千鳥(ちどり)」出演:内藤連、岡聡史、石田淡朗(35分)
明日の神事に必要な酒を、支払いの滞っている酒屋から、どうにかして取ってくるよう命じられた太郎冠者は、酒屋に代金の米がすぐにも届くはずと嘘をつき、まんまと酒樽に酒を詰めさせる。早速持って帰ろうとするが、米が届かぬうちは渡せないと酒屋に止められてしまう。米を待つ間、話をするよう頼まれた太郎冠者は…。太郎冠者と酒屋の駆け引きが楽しい作品です。尾張・津島祭での千鳥を伏せる場面や流鏑馬の様子が、仕方話でリズミカルに演じられます。さて、二人の攻防の結果はいかに?
■休憩5分
■演者による座談会 出演:岡聡史、中村修一、内藤連、石田淡朗
<関連サイト>
万作の会
http://www.mansaku.co.jp
狂言このあたり乃会 Twitter
https://twitter.com/konoatari_no
狂言このあたり乃会 Instagram
https://www.instagram.com/kyogen_konoatari
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