音楽劇「星の王子さま」に出演、伊礼彼方インタビュー(下) | アイデアニュース

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音楽劇「星の王子さま」に出演、伊礼彼方インタビュー(下)

筆者: 橋本正人 更新日: 2015年10月23日

 

2015年12月12日から、日本全国で上演される音楽劇「星の王子さま」。この作品で「飛行士」役などを演じる伊礼彼方さんのインタビューの「下」を掲載します。(インタビュー「上」は、こちら → https://ideanews.jp/archives/9847

 

 しっかり歌うのは久しぶりです

 

--「星の王子さま」は、音楽劇だということなので、今回は、かなり歌を聞けるんでしょうか。

 

たくさんあると思いますよ!

 

--やっぱり伊礼さんの歌、聞きたいです。ちょこちょこっとは歌うのは最近もあったけれど、しっかり歌うのは久しぶりですよね。

 

はい。最近は、芝居は芝居、歌は歌(コンサート)が続いていたので、何曲も演じながらの歌っていうのは久しぶりですね。

 

伊礼彼方さん=撮影・橋本正人

伊礼彼方さん=撮影・橋本正人

 

--曲は、まだ?

 

今の時点では3曲いただいているんですけど、それはまだ決定じゃないらしくて、とりあえず、こんな雰囲気ですよというもの。

 

--どんな雰囲気ですか?

 

あれ、オペレッタっていうのかな? もう、なんか色々とびっくりしました。ははは(笑)。

 

--大丈夫ですか?(笑)

 

栗原:笠松(作曲・音楽監督の笠松泰洋さん)さんは、クラシック出身の作曲家で多彩な作曲をしてくださいます。今も別の作品の稽古場でずうっと毎日一緒なんですけど、張り切ってくださっていて、伊礼さんについても一度、キーチェックをなさったのです。実際に会って声を聞きたいということで30分いただきました。

 

--そうなんですか。

 

栗原:美しいですが、演者にとってわりと難しい場合もあります。

 

--つくりが?

 

栗原:オペラティックだったりするので…。今、オペレッタって表現されましたけど。別の作品の稽古場でも、役者たちが「歌いこなすのは難しいけれど、頑張りがいがある!」と。

 

--音が、上がったり下がったりとか?

 

栗原:伊礼さんと昆さんにも 少しオペラティックな楽曲を創られると思いますが、歌いにくい場合は、稽古場で直してくださったり、お家ですぐに直してくださったりします。

 

難しいです。でも、効果音としては素晴らしいなと。

 

--効果音?

 

トゥ~トゥラタッタ、トゥルル。トゥルルル~トゥルル、とか。

 

--ほわっ。

 

羊がね、トゥルルルル~トゥルルルル~とか。

 

--ああ、なるほどね。

 

すっごいんですよ。セリフと一体化してたり。もちろん、メロディアスな曲もあると思うんですが、演奏もシンプルにピアノとコントラバスだけなんで。

 

--でも、それは楽しみだなぁ。

 

栗原:御自宅で作曲される時、御自分でピアノを弾いたり、エレピを弾いて、そのまま録音してくださるので、笠松さんの歌も入っています。

 

--(笑)

 

これがもう、秀逸なんですよ! セリフもしっかりなりきって入ってる(笑)

 

栗原:そうそう。セリフも入ってる。すっごい、楽しい。

 

--曲は、まだ確定してないとはいえ、飛行士の歌ですか?

 

冒頭なんで、M1からM3って書いてあったら、飛行士と王子さまが出会うところ。

 

--出会うところの歌なんですね。面白いんですか?

 

面白いですよ。

 

--どんな感じ?

 

難しいクラシックって感じです。メロディアスじゃないクラシック。ジャズっぽいです。フレーズが。タララトゥン、トゥルルルトゥルルルルトゥン…。

 

--これまで、どちらかというとロック系が得意でしたよね。

 

得意というほどではないですが、今回もまた僕にはない感覚なんです。だから、とても新鮮で面白くて!

 

伊礼彼方さん=撮影・橋本正人

伊礼彼方さん=撮影・橋本正人

 

ほんとに日によって変わった「End of the RAINBOW」

 

--先日の「End of the RAINBOW」も、ジャズで。アイデアニュースでも、小西遼生さんと伊礼さんで対談していただいた時も「俺はジャズは苦手だから。ロックが…」とおっしゃっていましたが。

 

ジャズのある環境で生活していなかったので(笑)。でも今回の作品で、だいぶ馴染めるようになりました。

 

--ジャズに?

 

はい。「End of the RAINBOW」はピアニストの岩崎廉さんが、ほんとジャズの人だから、その日によって変わるんですよ、フレーズが。

 

--へえ~、日によって。

 

普通のミュージカルだったら、いや、ダメだろうって(笑)。ほんとに変わるんですよ。今日、俺はこういう風に弾きたいからって。ほんとに日々違うから、そういう意味では、ジャズってこんなに面白いんだって。

 

--へえ~。

 

アーティストなんです。ほんとにその日の気分で違うから、そういう意味では、ジャズってこんなに自由で面白いんだって。

 

--僕はジャズのことは良く知らないんですけど、ジャズにはノートというものがあって、ギターのコードのようにノートが合っていれば、あとは自由にノートの中で自由にやると聞いたりしたんですが。

 

もちろん決め事はあって、アクセントはここにあるとか。でもそれ以外のところは、聞いたあとに、この音が強かったら、次の音は強く弾きたくないって。形式に則った音楽じゃなくて、感覚の音楽っていうか…。

 

--なるほど。

 

バーン、トゥルル、バーンっていうのが、その逆だったら、トゥル、バーン、トゥルルとか。

 

--日によって違うんだ。

 

らしいんですよね。僕も言葉が足りないので、感覚でしか表現できませんが(笑)

 

栗原:(苦笑)

 

--きちんとやろうとすると奥が深そうですよね。

 

「~RAINBOW」では、歌なくて良かったなぁって(笑)。

 

--でも最後の歌、すっごい良かったですよ。

 

アンコールに4人でのスペシャルアレンジですね。

 

--そうそう。4人の。ハモリとか。伊礼さんって、どちらかというと高い声で歌うイメージが多かったんだけど。

 

まあ、そういう役が多かったからイメージはそうみたい。でも実は低音担当なんです。

 

--王子様だしね。高い声が多かったけど、「End of the RAINBOW」の最後では、バリトンぐらいで真ん中をおさえて、いい声してるなぁって思って…。小西さんのテノールと合って、すごく綺麗だったので、いいなぁと思いました。

 

「星の王子さま」は、セリフを音で語ってる感じ

 

--「星の王子さま」で、今度は、クラシック風の、また新しいチャレンジになりますね。

 

クラシックといっても、メロディアスというより、セリフっぽい。

 

--なるほど。

 

メロディーにはなってるんですけど。

 

--あんまり歌い上げる感じの曲じゃないんですね。

 

歌い上げる曲もまたあるとは思うんですけど、冒頭はずうっとセリフの延長になった感じの曲で。

 

--それがさっき言ってたオペレッタという感じで。

 

セリフを音で語ってるというか…。

 

--オペレッタと言うと、喜劇っぽい感じのものなんですか? 堂々たるオペラという感じじゃなくて。

 

セリフ劇に近い感じかな。クラシックのセリフ劇というか。

 

--今回のものもクラシックっぽいものではあるけれども、セリフ劇的なものが入ってきていて音楽劇となっていると。

 

そんな感じです。

 

音楽劇「星の王子さま」ビジュアル=画像制作:triple-O

音楽劇「星の王子さま」ビジュアル=画像制作:triple-O

 

昆さんは、芯がある芝居もできて、声が透き通っている

 

--わかりました。伊礼さんは、昆さんとご一緒するのは?

 

ミュージカル「ハムレット」という作品で、彼女は妹オフィーリアでした。

 

--どうですか? 昆さんと久しぶり。

 

彼女は、かわいいだけじゃなく芯がある芝居もできて、声が透き通っているイメージ。僕はさっき話しましたけど、星の王子さまが僕じゃなかったので、キャスティングが(笑)。

 

--それ正解。それ怖い(笑)。

 

誰が来るのかなぁと。昆ちゃんになった時に、僕はもう勝ったと。

 

--え~、昆ちゃんに勝ったんですか?

 

いやいや、キャスティングが勝ったと。

 

栗原:座組みとして、勝ちの作品ということですよね?!

 

座組みとして、これはオッケー!でしょーと。

 

栗原:こう3人のお名前が並んだ時に、いい感じじゃないですか。

 

あのルックスに、ピュアで真っ直ぐな澄んだ声。

 

--僕は、レミゼ(レ・ミゼラブル)は観たんですけど。一番っていうとなんかほかのファンの人から怒られそうだけど、さすがだなぁ、やるなあ~って、すごく嬉しかったです。昆さんがロミジュリで出てきた時に、インタビューさせてもらったことがあったりして応援していたので、昆さんがこれだけ歌い上げてくれると嬉しいなぁって、思いましたけどね。今度は、王子さまなんですよね。

 

ぴったりだと思いました! だから勝ち(笑)。

 

地元ならではのお客さまとの距離感も楽しみです

 

--ピッタリですよね。それから、地元それぞれのアンサンブルの人たちが参加しますね。兵庫は兵庫の人が出て、水戸は水戸の人が出て、子供だったり大人だったり、いろんなアンサンブルの人が参加すると。これはすごく面白いんですけど、大変だろうなと。

 

だと思いますよ。でもだからこそ、毎回ちがう世界観もドキドキだし、地元ならではのお客さまとの距離感も楽しみです。あとは豪さん(脚本・演出の青木豪さん)がきっとうまくまとめて下さるはず!

 

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<音楽劇「星の王子さま」公演情報>

原作:サン=テグジュペリ、脚本・演出:青木豪、作曲・音楽監督:笠松泰洋

出演:昆夏美、伊礼彼方、廣川三憲

【水戸公演】2015年12月12日(土)、12月13日(日)(水戸芸術館ACM劇場)
→ https://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=699

【埼玉公演】2015年12月19日(土)、12月20日(日)(プラザイースト ホール)
→ http://www.saitama-culture.jp/recommend/2015/12/post_232.html

【福井公演】2015年12月23日(水・祝)(ハーモニーホールふくい)
→ http://www.hhf.jp/www/hhf/concert/detail.jsp?id=9286

【東京公演】2016年1月10日(日)、1月11日(月・祝)(シアター1010)
→ http://www.t1010.jp/html/calender/2016/291/291.html

【兵庫公演】2016年1月16日(土)、1月17日(日)(兵庫県立芸術文化センター)
→ http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/html/01_calendar_kouen/4272412109.html

 

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<伊礼彼方さん関連記事>
音楽劇「星の王子さま」に出演、伊礼彼方インタビュー(上)
→ https://ideanews.jp/archives/9847
音楽劇「星の王子さま」に出演、伊礼彼方インタビュー(下)
→ https://ideanews.jp/archives/9849
「エンド・オブ・ザ・レインボー」に出演、小西遼生×伊礼彼方対談(上)
→ https://ideanews.jp/archives/7263
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「エンド・オブ・ザ・レインボー」に出演、小西遼生×伊礼彼方対談(読者の声)
→ https://ideanews.jp/archives/7915
ジュディ・ガーランドを描いた濃密な舞台、「エンド・オブ・ザ・レインボー」公演評
→ https://ideanews.jp/archives/9047

 

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アイデアニュースをご覧くださっている方のうち抽選で3名さまに、伊礼彼方さんの取材時に撮影した写真をプレゼントします。以下のフォームからご応募ください。応募締め切りは、10月30日(金)。(このプレゼントの募集は終了しました)ご応募くださったみなさま、ありがとうございました。

 

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※この続きのインタビュー全文は、アイデアニュース有料会員(全文閲覧権購入者)限定となります。

 

<アイデアニュース有料会員向けコンテンツ>

 

公立劇場5館で上演する「星の王子さま」

 

各地へ行くには、とてもよい人数

 

「ピアフ」「あわれ彼女は娼婦」「王家の紋章」…

 

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<読者の声>(プレゼント応募メッセージより)

 

伊礼さんのインタビューUPありがとうございます。橋本さんのお写真は透明感があってとても素敵ですね☆栗原さんの解説も興味深く読ませて頂きました。伊礼さんの飛行士、かっこいいだろうなァ!素敵なお声での歌も楽しみです。「星の王子さま」はクオリティーの高い作品になりそうですネ、記事を読むにつれ観劇への期待がますます高まって参りました。

 

伊礼さんは作品・役によって本当に色んな局面と、いい意味で予想外の演技を見せてくれるので毎回楽しみです。今回は歌も聴けるとのこと、期待してます。

 

 

<筆者プロフィール>橋本正人(はしもと・まさと) 1986年、産経新聞社入社。写真部員をへて記者となり、兵庫県警捜査一課などを取材。1990年、朝日新聞社に移り、宝塚歌劇を扱う「朝日新聞デジタル・スターファイル」などを担当。2015年、アイデアニュース株式会社を設立し、編集長に。趣味は声楽(テノール)。 ⇒橋本正人さんの記事一覧はこちら

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