2021年1月17日(日)から1月31日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで、その後、大阪、愛知、富山で上演されるミュージカル『パレード』に、フランキー役で出演される内藤大希さんのインタビュー、下です。演出の森新太郎さんについてのお話や作品冒頭で内藤さんが歌う楽曲についてのお話のほか、マリウス役で3回目の出演となる2021年5月から上演の『レ・ミゼラブル』などについても伺いました。
――森新太郎さんは以前から気になる演出家さんだったんですか?
そうですね。森さんと小川絵梨子さんの作品は、すごく興味深くて気になりますね。以前よりぜひご一緒させて頂きたいと思ってました。
――そんな森さんの演出方法は?
「このシーンちょっと今までのをやめて、出る場所とハケる場所を全部逆にしてみて」という感じでその場でこっちの方がいいかもって思ったら、一度やってみる、そして違うなとなったら元に戻すという事もあります。あと、「歌わなくていいから、ちょっと台詞でやって」と言われた時もありました。ミュージカルではよく「歌は台詞」と言いますが、メロディーで覚えたりするので、台詞で言おうとすると結構出てこないんです。でもM1のシーンの最初の稽古は歌わずに台詞でやらされると事前に聞いてたので心構えはできていました。
――歌詞とメロディーは、普通はセットで覚えますよね。
セットで覚えちゃうっていうのがあったんですけど、森さんは「台詞で」っておっしゃるんです。M1の僕が出るシーンは2分くらいなんですけど、最初の稽古は1時間半枠がとられていて、もう怖くて。2分の歌に1時間半の稽古時間、僕一人でなにをやるんだろうって。前日はオフだったんですけど全然眠れなくて。歌詞が出てこないと稽古にならないと思ったので、1日中暗唱して、すぐ出てくるようにしておいて、稽古に臨みました。ほんと、暗唱しておいてよかったです。
――歌わずに台詞ですることもあるのですね。
はい。その台詞も「頑張んなくていいから。ポツポツ、間も使っていいからやってみて」という感じだったのでやりやすくて。むやみやたらに台詞でやれということではなく、本当に心情をつかむところ、そういうものを見たいということだと思いました。
――アプローチが、ストレートプレイのようですね。
そうですね。
――フランキー役以外にも、何役か演じられるのでしょうか?
冒頭で歌う若い兵士と、2幕のダンスのシーンで踊ります。僕がオープニングで2分歌った後に、時間が進んで、かつての若い兵士が老兵士(阿崎求さん)に変わる構成になっているんですけど、冒頭の若い兵士で歌うメロディは、最後にフランキーとして歌うメロディで、レオの一連のことがあった後に歌うナンバーなんです。そういうところをリンクさせている部分もあるのかなと思いながら歌っています。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、内藤さんが作中で何曲歌われるのかや楽曲について伺った内容のほか、マリウス役で3回目の出演となる『レ・ミゼラブル』についてや、前回『Fly By Night~君がいた』でインタビューして以降の今の思いなどについても伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■最初にナンバーを歌うのはものすごく大事。冒頭で心を掴みたい
■『レ・ミゼラブル』、新しい座組の仲間から新しいものをもらった時にどう返せるか
■役者の仕事は日常ですが、不思議だなと最近また思ったりします
■『パレード』、ストレートプレイが好きな方にぜひ見てもらいたいミュージカル
<ミュージカル『パレード』>
【東京公演】2021年1月17日(日)~1月31日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
【大阪公演】2021年2月4日(木)~2月8日(月) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【愛知公演】2021年2月13日(土)~2月14日(日) 愛知県芸術劇場大ホール
【富山公演】2021年2月20日(土)~2月21日(日) オーバード・ホール
公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/parade2021/
<関連リンク>
『パレード』 公式 Twitter
https://twitter.com/parade_musical
内藤大希 公式 Twitter
https://twitter.com/yokosukataiki
内藤大希 株式会社 SUI
https://www.sui-inc.net/naito-taiki
内藤大希 SUI Fan Club
https://fc-sui.net/
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お芝居にどんな風に向き合っているか、
一面だけでも知ることができてとても興味深かったです。