遠藤周作の小説「王妃 マリー・アントワネット」を原作として2006年に東宝によって日本初演され2018年と2021年にも上演されたミュージカル『マリー・アントワネット』の韓国版が、2021年11月20日(土)と11月21日(日)に「~韓流ぴあPresents Kミュージカルシネマ~韓国ミュージカル『マリー・アントワネット』」としてPIA LIVE STREAMでオンライン配信されます。マリー・アントワネット役は、『モーツァルト!』『エリザベート』『ロミオとジュリエット』などの大型ミュージカル作品の主役として活躍し、2014年の『マリー・アントワネット』韓国版初演でもマリー・アントワネット役を担当したキム・ソヒョンさん。フェルセン伯爵役は、アイドルグループBTOBのリードボーカルとして2012年にデビューし、『アイアン・マスク』『明成皇后』などのミュージカルに出演しているイ・チャンソプさんと、『レ・ミゼラブル』『アイーダ』『フランケンシュタイン』などに出演しているミン・ウヒョクさんのダブルキャスト。オルレアン公役は、『ジキルとハイド』『モーツァルト!』『三銃士』など大型ミュージカル作品の主役として活躍しているミン・ヨンギさんと、劇団四季で『ライオンキング』『ジーザス・クライスト=スーパースター』などに出演し、韓国で『ジャック・ザ・リッパー』『三銃士』『マタ・ハリ』などに出演しているキム・ジュンヒョンさんのダブルキャストです。配信動画はいずれも日本語字幕付きで、チケットは1公演 5,800円 、2公演パッケージ 7,300円 (いずれも税込)です。2公演パッケージの組み合わせなど、詳しくは公式サイトをご覧ください。
<あらすじ>
1784年、華やかな宮殿。あらゆる宝石で着飾った貴族たちの間から、皆を圧倒しながら登場するマリー・アントワネット。舞踏会がしばらく盛り上がった頃、マルグリット・アルノーという招かれざる人物がすっと現れた。マルグリットは自身と市民たちの貧しい生活を訴えるが返ってくるのは貴族たちの冷たい皮肉な笑い声だけだった。一方、パリの最新ファッションを先導しているマリー・アントワネットのもとへ宝石商べメールが訪れ、高価なダイアモンドネックレスを売り込むが、その申し出は断られる。同じ頃、違う理由でマリー・アントワネットを引きずりおろそうと、オルレアン公、ジャック・エベール、マルグリット・アルノーは王妃に関するあらゆるスキャンダルを作り、嘘の噂をまき散らす。宝石商べメールが売り込んだネックレスが発端となり、マリー・アントワネットは悔しい事件に巻き込まれ民衆から非難を受けるようになる。民衆の不満は爆発し、ジャコバン党を主軸としたいわゆる「恐怖政治」が始まる。マリー・アントワネットを愛するフェルセン伯爵の助けで王家は逃走を試みるが、ヴァレンヌで捕らわれ、パリへ送還されるという屈辱を味合わされる。断頭台で処刑された夫ルイ16世の後を追い、マリー・アントワネットも公開裁判を行った後、刑場の露と消える。王妃が悲劇的に生涯を終えるまでの、全ての過程を見ていたマルグリット・アルノーは「真の正義」とは何なのか、自らに問い返すこととなる。
<マリー・アントワネット役:キム・ソヒョンさん>
今年デビュー20周年を迎えた韓国を代表するミュージカル女優。ソウル大学声楽科、ソウル大学大学院声楽家を卒業、2001年ミュージカル『オペラ座の怪人』でデビュー。高い音域を自在に行き来するソプラノ発声と、キャラクターの年齢や性格に応じて声を薄くも厚くも自由自在に出すことができる、優れた実力が認められている。2014年『マリー・アントワネット』の初演では、主人公マリー・アントワネット役で出演し、母性愛の繊細な演技が観客たちの心を掴み、最も適した役であると好評を受けた。『マイ・フェア・レディ』、『モーツァルト!』、『エリザベート』、『ジキルとハイド』、『ウィキッド』、『三銃士』、『ロミオとジュリエット』など、常に大型ミュージカル作品の主役として活躍している。2019年『アジア・カルチャー賞』で『主演女優賞』、2018年『第12回大邱国際ミュージカルフェスティバル』で『今年のスター賞』など、多くの賞を受賞している。
<フェルセン伯爵役(ダブルキャスト):イ・チャンソプさん>
2012年3月21日、アイドルグループBTOBのリードボーカルとしてデビュー。澄んだ美しい歌声と繊細な強弱調節による深い表現力でファンたちの心を掴んでいる。2017年から、『花より団子』でミュージカル初舞台を踏み、『ナポレオン』、『エドガー・アラン・ポー』では主演を務め、ミュージカル俳優としての道を着実に歩み始める。2018年、オフブロードウェイで上演されたミュージカルの韓国版『ドッグファイト』にて主人公のバードレイス役を演じ、アレクサンドル・デュマ原作のミュージカル『アイアン・マスク』では、ルイ14世役を演じた。2021年、ミュージカル『明成皇后』の25周年記念公演にも出演し話題を集めた。今後のミュージカル界での活躍が期待されている。
<フェルセン伯爵役(ダブルキャスト):ミン・ウヒョクさん>
2003年、韓国ドラマのOSTで歌手デビュー。2013年『若さの行進』でミュージカル初舞台を踏み、ミュージカル俳優の道へ。2015年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役、『ウィキッド』のフィエロ役、『アイーダ』のラダメス役、『フランケンシュタイン』、『ベン・ハー』、『アンナ・カレーニナ』など、次々に大作ミュージカルに出演し好演。さらに韓国の人気音楽番組「不朽の名曲」に出演し、ミュージカル俳優ならではの歌唱に込めた演技表現が高く評価され、バラエティ番組「家事をする男たち」ではイクメンぶりを発揮し演劇界を超えて話題を集めた。2021年11月より開幕の、ミュージカル『フランケンシュタイン』にも出演が確定している。
<オルレアン公役(ダブルキャスト):ミン・ヨンギさん>
劇場を圧倒する声量が特徴の今年デビュー23周年を迎えたミュージカル俳優。漢陽大学の声楽科を卒業、1998年にオペラ『ドン・ジョヴァンニ』でデビュー。その後、2001年、ソウル芸術団に入団し、2003年に初主演作品『ロミオとジュリエット』で第9回韓国ミュージカル大賞「男優新人賞」を受賞、2007年に『火星で夢見る(原題)』で第1回ミュージカルアワード「主演男優賞」を受賞し、ミュージカル俳優としての地位を固めた。『ジキルとハイド』、『英雄』、『李舜臣(イ・スンシン)』、『レベッカ』、『モーツァルト!』、『明成皇后』、『三銃士』など大型ミュージカル作品の主役として活躍するだけでなく、小劇場ミュージカル『インタビュー』や『The One(オム・ギジュン&ユ・ジュンサン&ミン・ヨンギ&キム・ボムレのユニット)』韓国/日本のコンサート出演など縦横無尽に活動している。JTBCドラマ『ミスティ』のOSTにも参加。カンツォーネ風の楽曲である『永遠』で切ない愛の歌をイタリア語で歌いドラマの品格を一層高めた。2021年11月より開幕の、ミュージカル『レベッカ』にも出演が確定している。
<オルレアン公役(ダブルキャスト):キム・ジュンヒョン>
2005年、劇団四季のオーディションに合格し、翌年『ライオンキング』でデビュー。在籍中には、『エビータ』、『ジーザス・クライスト=スーパースター』など、劇団四季を代表する作品に出演。すらっとした長身とパワフルな歌唱力、そして優れた日本語の実力で独歩的な存在感を誇り、日本のミュージカル界に彼の名前を刻印した。退団後、2010年から韓国で活動開始。『ジキルとハイド』、『ジャック・ザ・リッパー』、『アイーダ』、『明成皇后』、『三銃士』、『ゴースト』など、大作の舞台に立つ。2005年、EMKミュージカルカンパニー初の創作ミュージカル『マタ・ハリ』では男性主人公のラドゥ大佐を演じ、ミュージカルファンにあらためて彼の存在感を印象付けた。2021年11月より開幕のミュージカル『レベッカ』にも出演が確定している。
こちらは公式サイトに掲載されている「11/20(土)・21(日)、「~韓流ぴあPresents Kミュージカルシネマ~韓国ミュージカル『マリー・アントワネット』」日本語字幕付きで配信!」動画です。
<韓流ぴあPresents Kミュージカルシネマ韓国ミュージカル『マリー・アントワネット』>
【日程】2021年11月20日(土)~11月21日(日) 全6公演
公式ホームページ
http://piakmusical.com
<キャスト>
マリー・アントワネット役:キム・ソヒョン
フェルセン伯爵役:イ・チャンソプ/ミン・ウヒョク(ダブルキャスト)
オルレアン公役:ミン・ヨンギ/キム・ジュンヒョン(ダブルキャスト)
<スタッフなど>
脚本・作詞:ミヒャエル・クンツェ
作曲:シルヴェスター・リーヴァイ
<チケットなど>
1公演 5,800円 (税込)、2公演パッケージ 7,300円 (税込)
※1購入 1ビューで、2公演パッケージ券は7パターンからチケット購入時に選択
※2公演パッケージ券は決まった組み合わせ以外の購入はできず、購入後にパターン変更、1公演に変更はできません。
詳しくは公式サイトをご覧ください
公式サイト:
https://piakmusical.com/
主催・制作:ぴあ(株)
協力:EMK MUSICAL COMPANY co., Ltd
お問合せ:TEL:017-718-3572(平日10時~18時)
※配信当日は、 配信終了後、 1時間程度まで対応予定
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