古川雄大さんのミュージカルコンサート第二弾『古川雄大 The Greatest Concert vol.2 -A Musical Journey-』が、2023年2月17日（金）から26日（日）まで日本青年館ホールで開催されます。古川雄大さんのインタビュー後編をお届けします。

「下」の無料部分ではコンサート詳細について伺った合同取材後半の内容を、有料部分では、ドラマ『恋と弾丸』のこと、ミュージカルへの想い、2023年の抱負などについて伺った独自取材後半の内容を掲載します。

（※2022年12月初旬にインタビューしました）

――ゲストは、どのように決めていらっしゃるのでしょうか？

まずは、前回中止になってしまった時に出演を決めてくださった方に声をかけさせていただきました。渡辺大輔さんも昆夏美さんも、今回は出演してくださることになりました。明日海りおさんと木下晴香さん以外は皆さんコンサートにお呼びするのは初めてです。前回とは違う方にもお越しいただけたらなという思いでオファーさせていただきました。

木下さんとはやっぱりこれまでの関係性があるので、一緒にやれる曲はいっぱいあって。あの時間だけでは足りないので、今回もお願いしました。明日海りおさんとは、もっとコラボできたらなと思っています。

――前回、ゲストコーナーをやってみて学んだことや影響を受けたことはありますか？

「トークを頑張らないとな」と思います。前回はホストなのにゲストの方に助けていただいたので、今回は、ゲストをもてなすホストとして、みなさんと楽しく過ごせたらなと思います。

――皆さま同業者ですから、ライバル心がありますか？ それとも「ここは勉強になるな」「自分も取り入れたいな」とか「見習いたいな」という感じでしょうか？

ずっと仲のいい男性のゲストたちのことはもちろん尊敬していますし、ライバルでもありますが、そういうのを取っ払って、ひとつの楽しい空間を作れました。だから学ぼうというよりは楽しもうという意識のほうが強かったです。あとは基本的にテンパっていたので（笑）。間が怖くて、ずっとしゃべっちゃうんです。それは反省点なので、次に生かしたいなと思います。

――今回のゲストの方々とは、何かお話はされましたか？

まだなのですが、今回は前回以上にゲストの方の力をお借りしようと思っています。

お客様の願いや期待に応えつつ、ゲストの方に合ったものを披露できたらと思っています。日替わりでゲストが違いますが、その人の回に来てくださるということは、やっぱり皆さん多少なりとも期待しているだろうと思うんです。

例えば、大野拓朗くんとは『エリザベート』も『ロミオ&ジュリエット』も歌って欲しいなと思うだろうと。平野さんとは『レディ・ベス』で一緒で、僕がフェリペをやっていた時に、主役としてのパフォーマンスがすごくて同い年ですが、刺激をいただいていたひとりですね。僕が『モーツァルト！』で初めて帝劇主演をさせていただいた時は、板の上ですごく支えてくれて、助けてもらったことがたくさんあったので、お芝居を離れて、コンサートという場でご一緒してみたいなと思いました。

昆さんは2作品くらい共演しましたが、あまり一緒に歌っていないんです。今回、ちゃんとデュエットさせていただけたらなと思います。昆さんの歌声が好きでよく聴いているので、楽しみです。

上原理生くんとの共演は、『1789 -バスティーユの恋人たち-』だけですが、楽屋がずっと一緒ですごく仲がいいことはあまり知られていないと思うんです。年齢も一個しか変わらないし。理生くんとのトークがすごく楽しみで一番わちゃわちゃする回になるんじゃないかな（笑）。僕は終始理生くんに甘えていると思います。本当に素敵な方なので。

りょんりょんと呼んでいる三浦くんの回は、ロベスピエールという同じ役柄をやったことがあるということや、2020年『エリザベート』は中止になってしまったので、その辺りも期待してもらっているんだろうなと思います。

大ちゃん（渡辺大輔）は一番仲がいい人です。『テニスの王子様』から15年の付き合いになるので。30分くらい延長するんじゃないかという覚悟で来てください（笑）。

――ミュージカルの歴史を紐解くということですが、歴史のどのあたりからですか？

ミュージカルのはじまりからなので、2時間で、100年くらい遡っています。ミュージカルが生まれた歴史を追っていくのですが、その中でもキャッチーな曲を選んだり、皆さんがどこかで聴いたことがありそうな曲を混ぜるので、飽きない内容にはなるはずです。

――古川さんがこれまでに演じられたことのある作品の割合は、どれくらいになりそうですか？

一部はほぼやったことがない曲で、二部と合わせると、3割くらいがやったことがあるかなというくらいです。とても素敵な流れなのですが、ブロードウェイの中にロンドンの曲が入ったりすると、ちょっと難しいというか、色が変わる瞬間があるなと感じています。そういうところも、違和感がないように作っていただいています。

――読者の皆さまにメッセージをお願いします。

ミュージカルをあまり知らないという方は、一緒に学ぶというか、「こんな曲もあるんだ」という新鮮な気持ちになってもらえるショーになると思います。その曲が気になったら調べていただいて、その作品に足を運んでくださってもいいですし、ある程度ミュージカルをご存知の方にはきっと「なるほどな」と思っていただけるセットリストです。ちょっと違う目線で楽しんでいただけるかなと。

その曲たちをひとつの作品として、（桜木）涼介さんがまとめ上げてくださるので、その世界を楽しんでもらえたらと思います。二部はライブ感があるステージになるでしょうし、新しい世界に誘えるように頑張りますので、期待してください。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ドラマ『恋と弾丸』のこと、ミュージカルへの想い、2023年の抱負などについて伺った独自取材後半の全文と写真を掲載します。

＜有料会員限定部分の小見出し＞（有料会員限定部分はこのページの下に出てきます）

■今演じる恋愛は、普通の純愛とはまた別だと感じる。大人な恋愛…なのかな？

■ミュージカルに、若手がどんどん入っている。新しい風も取り入れて頑張りたい

■「役の卒業」を経験すると、今やれている役が、どれほど貴重かが分かってくる

■ミュージカルもコンサートも映像も。総じて「楽しければいいかな」という感覚で

＜『古川雄大　The Greatest Concert vol.2』-A Musical Journey-＞
【東京公演】2023年2月17日（金）～2月26日（日）　日本青年館ホール
公式サイト
https://www.ken-on.co.jp/thegreatestconcert2/

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