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字說台灣:(4)台湾の「春節」、お寺での参拝の仕方を説明します

筆者: Flora 更新日: 2017年2月21日

idea newsの購読者の皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

前回は、台湾での7月のことを紹介しました。今回、4回目の字說台灣では、皆様に台湾の「春節」、旧正月について紹介したいと思います。

ご存知の通り、台湾では旧暦の行事を祝う事が慣例になっています。旧暦の暦なので、西暦の日程では、毎年変わってきます。早い年は、1月末から、遅い年は、2月の中旬からになります。

因みに、今年の大晦日は、1月27日。そして、新年は、1月28日からでした。

媽祖廟の写真。度天宮は、そのお寺の名前=撮影・Flora

媽祖廟の写真。度天宮は、そのお寺の名前=撮影・Flora

■お正月は、いつまでなの?

日本では、お正月だと言える期間はいつまででしょうか? 私は、日本の友人から、7日目の7草粥を食べた後だと聞きました。(松の内という言葉があり、関東では7日まで。関西では、15日までという地域により差があるとも聞いています。) 台湾はというと、旧暦の15日までです。何故なのか? それは、旧暦の1月15日を「元宵節」と言い、日本でも広く知られている「ランタン祭り」の日で、台湾ではこの元宵節を迎えるとお正月行事が終ると謂われているからなのです。

■「初一早、初二早,初三睏到飽」

日本と同じように、お正月はとても重要な行事です。良い年を迎える事は、誰でもが望む事です。

大晦日の前日までには、日本と同じように大掃除を済ませます。一年の煤をはらい、新しい年をすがすがしく迎えるようにと、家族全員で掃除をします。

そして、大晦日は一家団欒の日として、地元や実家に戻り、家族全員で、大晦日の夜を一緒に過ごし、「年夜飯」を食べるのが慣習になっています。

大晦日には、もう一つ重要なことがあります。それは、「拜拜」と呼ばれることで、食事の前に、御先祖様に今夜食べる料理をお供えし、家族皆でお参りをします。新しい年が迎えられるというのは、ご祖先様が家族を見守って下さっているからということで、その御礼という意味が込められているのです。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、実際に台湾のお正月に「媽祖廟」(航海・漁業の守護神として中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神)を訪ねた時の様子を、テキスト・写真・動画で紹介します。テキストの「 」内に書かれた中国語の和訳は、有料会員向け部分の末尾にある【中国語タイム】コーナーに掲載しています)

<有料会員限定部分の小見出し>

■食事が終わったら、子供たちお待ちかねの「壓歳銭」タイム

■「初二」の日は「回娘家」。嫁に行った女性達が実家に帰る日

■お寺に行って、「拜拜」しましょう

■道教の女神、媽祖(まそ)は「天上聖母」「媽祖婆」とも呼ばれます

■寺廟に3つある門、縁起が悪いとされる出入りの仕方は?

■お線香は、ひとつの香炉に何本たてるでしょうか?

■まずは「天公爐」で空に向ってお線香を頭上にあげ、三度礼を

■本殿に入り、三度礼をして、心の中で〇〇と〇〇を告げてから願い事を

■それから、次の所作に入る前に〇〇分から〇〇分くらい時間を空けます

■「金爐」で金紙を燃やす時の折り方と燃やす順番は?

■実際のお寺での様子を、動画で見てみましょう

【中国語タイム】お参り=拜拜は(bai bai)と発音します

本殿=撮影・Flora

本殿=撮影・Flora

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<筆者プロフィール>Flora(フローラ)  台湾台北出身、立命館大学産業社会学部、異文化コミュニケーション専攻。卒業後台湾に帰国、大手日系企業の台湾支社で秘書、マーケティング、企画、広報などを経験し、現在は秘書と同時通訳を中心に仕事をしています。趣味は宝塚観劇です。宝塚観劇のため、年2回ほど来日。 ⇒Floraさんの記事一覧はこちら

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