アメリカ・フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件をきっかけに、2018年3月24日、ワシントンで「March for our Lives 私たちの命のための行進」がおこなわれました。銃規制を求めて訴える若い声をお聞きください。
乱射事件のサバイバーである高校生たちに混じって、マーティン・ルーサーキング・ジュニア牧師の孫にあたるヨランダ・レネー・キングちゃん9才も特別ゲストとしてスピーチしました。彼女の言葉は日本のメディアでも紹介されたので、聴いた方もいるでしょう。もう一度、( )の中の単語を書きとりしながら、確認してみましょう。
- My name is Yolanda Renee King, granddaughter of Martin Luther King and Loretta Scott King.
- 私の名前はヨランダ・レネー・キング、マーティン・ルーサー・キングとロレッタ・スコット・キングの孫娘です。
- My grandfather had a dream that his four little children would not be judged by the color of their skin but by the content of their character. I have a dream that ( 1 ) is ( 1 ), and that this should be a gun- ( 2 ) world, ( 3 ).
- 私の祖父には夢がありました。それは、「私の4人の幼い子どもたちが、肌の色ではなく人格で判断される日が来る」という夢です。私にも夢があります。銃による暴力には、もううんざり、もうたくさん。この世界から銃がなくなる日が来る。そういう夢です。以上です。
いかがですか?( )の中に入る言葉が聴きとれましたか?有名なマーティン・ルーサー・キング牧師のスピーチを踏まえて、たった9才のヨランダちゃんの短いけれど堂々とした話しぶりが素晴らしいですね。
答え
(1)の答えはenough
I have a dream that enough is enough. 「 私には夢がある」その夢=that 以下の文章という表現で、「もうたくさんだと言ったらたくさんだ」「うんざりだ」
(2)の答えはfree
and that this should be a gun-free world. 「私には夢がある」という言葉を省略した形で、夢とはすわなち、「銃のない社会、銃の所有が禁止されている社会」になることと語ったわけです。
(3)の答えはperiod
ピリオドは「終止符」ですから、発言や文章の最後に使って、「以上」「これで終わり、あとはつべこべ言わないで」という意味を表します。
<関連サイト>
「Martin Luther King’s Granddaughter Speaks at March」 Timeの記事
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、ヨランダちゃんのスピーチの続きを紹介しています。「March for our Lives 私たちの命のための行進」に集まった人たちに、「私の後について、大きな声で言ってください」とお願いする可憐で勇敢な9才のアクティビストの言葉をぜひお聴き下さい。
<有料会員限定部分の小見出し>
■『enough is enough 』スピーチ英語前半全文
■『enough is enough 』スピーチ英語後半全文(松中みどり試訳つき)
■「March for our Lives 私たちの命のための行進」での他の若者によるスピーチ動画(松中みどり試訳つき)
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