スタジラオライフの舞台『TAMAGOYAKI ~Time Ago Year Key~』が2019年7月13日(土)に開幕、7月28日(日)まで、中野ウエストエンドスタジオで上演されています。この作品はスタジオライフが萩尾望都さんの作品『トーマの心臓』に出会う以前、劇団の方向を模索していた時代のオリジナル作品で、1990年の初演の年に参加したパルテノン多摩小劇場フェスティバルで最優秀作品賞受賞しています。1995年、1998年、2008年と再演を重ね、今回は5度目の上演。初演から30年を経た今回は、「次元」を加筆した話となり、作・演出の倉田淳さんが経てきた年月への感慨が盛り込まれています。7月12日に行われたゲネプロを撮影させていただきましたので、一部を動画でご紹介します(この公演は、MayerチームとJouleチームの2チームで上演されていますが、こちらの動画はゲネプロのうち、Mayerチームの回を撮影したものです。動画にはネタバレを含みます。動画撮影・伊藤華織)
<STORY>公式ページより
何の夢も希望もない生活を送るキャバレーの従業員、時男(トキオ)、翔(カケル)、蟻巣(アリス)。パワハラ店長に怒鳴られ蹴られながら、しがない日々を過ごしている。そんな或る日、客引きのノルマを果たすべく引き入れたのはタイムマシーンを開発した物理学者の博士だった。人生初のキャバレー体験、酒に酔った博士は杯盤狼藉、テーブルはひっくり返りグラスや皿は砕け飛び、店内はメチャクチャになる。客引きの責任として途方もない弁償金を押し付けられた三人は、博士の提案に乗り、現状から逃げ出すためにタイムスリップを決意する。そして小学生時代へと辿り着き、その頃の自分と出逢う。子供時代の生意気で甘ったれの要領のいい自分達。憧れていた百合子先生、いじめられっ子の同級生。だんだんとその頃の無邪気な気持ちがよみがえり、懐かしく幸せな時を過ごす三人。そして子供時代の自分達と一緒に遠足へ行くことになる。しかし、そこで思い出したくない、記憶の奥に閉じ込めていたはずの出来事に再び出会い、彼等は時空間の歪みへと迷い込む……。
※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、スタジラオライフ『TAMAGOYAKI ~Time Ago Year Key~』ゲネプロ後半部分、「タイムスリップした先で思い出したくない記憶の奥に閉じ込めていたはずの出来事に再び出会って」からの一部の動画(2分30秒)を掲載しています(動画にはネタバレを含みます)。
<有料会員限定部分の小見出し>
■スタジラオライフ『TAMAGOYAKI ~Time Ago Year Key~』ゲネプロ後半部分の一部の動画(5分32秒)
<『TAMAGOYAKI』>
【東京公演】2019年7月13日(土) ~ 7月28日(日) 中野ウエストエンドスタジオ
公式サイト
http://www.studio-life.com/stage/tamagoyaki2019/
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