『Being at home with Claude~クロードと一緒に~』溝口琢矢インタビュー(上) | アイデアニュース

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『Being at home with Claude~クロードと一緒に~』溝口琢矢インタビュー(上)

筆者: 吉野 淡雪 更新日: 2021年6月14日

2021年7月3日(土)から7月11日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストで上演される『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』に主演の「彼」役で出演する溝口琢矢さんにインタビューしました。この作品は、2014年の日本初演以降、若手実力派俳優によるダブルキャストやスウィッチ・キャスティングで上演が続けられてきましたが、5回目の上演となる今回、初めてシングルキャスト(リーディングを除く)として溝口さんが「彼」を演じます。インタビューは上下に分けて2日連続で掲載し、「上」では『クロードと一緒に』との出会いや、作品作りの今を。「下」では俳優を志したきっかけや、歌の活動について話してくださった内容をお届けします。

溝口琢矢さん=©Zu々
溝口琢矢さん=©Zu々

ーーこの作品との出会いについてお聞かせください。

以前出演させていただいた『怜々蒐集譚』(2019年上演)の頃に、同じZu々の作品で『クロードと一緒に』という作品があるよというお話を伺って、松田凌さんが演じていらっしゃった公演を見に行かせていただきました。

ーーご覧になっていかがでしたか?

「やりたい」と思いました。ただ、今すぐこれをやる覚悟といえるものはなかったんです。もしこの先、もう一度チャンスをいただけるのであれば、その時には是非よろしくお願いします、というお話をしました。

ーーそういうことを経ての、今回のオファーだったのですね。

そうです。あれから2年半くらい経ちました。

ーー決まった時はどんなお気持ちでしたか?

本当にありがたいと思いました。「嬉しい」というよりも、「がんばります!」という感じです。

ーー今回の『クロードと一緒に』は、これまでとは違うところがいくつかあるそうですね。

これまでと一番違うところはノーカット版であるということですね。そして、演出の田尾下哲さんが、フランス語と英語の脚本とこれまでの日本語訳を見ながら、あらためてご自分の解釈で全て日本語に翻訳されたんです。それを今回の上演台本として使うんです。

ーーTwitterではオンライン稽古が「楽しい!!!」と呟いていらっしゃいましたね。

今まで約一か月弱くらい本読みをやって、僕が疑問に思ったことと、田尾下さんやプロデューサーさんが疑問に思ったことを、互いにぶつけ合っているんです。気になるところをお互いに挙げていって精査している感じなので、読み込めば読み込むほど“ここも実は面白いんだ”という発見がすごくあります。

舞台を初めて見た時に捉えきれなかった部分がたくさんあって、“これはやる方もとても面白い”と思いました。実際に本を持ってみて、当時感じた「やりたい」とか「楽しそう」という想いが、より増したという感じなんです。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』の中で共感したセリフや、稽古で重視してきた「根っこ」の部分、初めて金髪でキービジュアル撮影をしたことなどについて話してくださったインタビュー前半の内容を掲載しています。6月15日(火)掲載予定のインタビュー「下」では、俳優の道を進むことになったきっかけ、最近「大人っぽくなった」と言われることについて、舞台と同時にライブがあった2021年4月や、今後学びたいことなどを語ってくださったインタビューの後半の全文を紹介します。

<有料会員限定部分の小見出し>

「彼」と刑事。騙そうと思ってなくても、話が合わないときにものすごいジレンマが

■36時間にわたる取り調べの最後の一時間。そこに至る積み重ねが膨大なので

■初めての金髪。ふわふわした感覚や撮影へのちょっとした不安が、いい具合に

■撮影後に密を避けて外に出てから戻ったのは、みなさんにご挨拶したかったから

<『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』>
【東京公演】2021年7月3日(土)~7月11日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
公式サイト:
https://www.zuu24.com/withclaude2021/

『Being at home with Claud ~クロードと一緒に〜』=©Zu々
『Being at home with Claude ~クロードと一緒に~』=©Zu々

<関連リンク>
Being at home with Claude ~クロードと一緒に~Twitter
https://twitter.com/withClaude
溝口琢矢Twitter
https://twitter.com/5mizo_taku9
溝口琢矢 Instagram
https://www.instagram.com/mizoguchi_takuya_official/
溝口琢矢オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/mizotakudays/
溝口琢矢アミューズWEBサイト
https://www.amuse.co.jp/artist/A8326/

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溝口琢矢さん=©Zu々
溝口琢矢さん=©Zu々

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<筆者プロフィール>吉野淡雪(よしの・あわゆき)  ライター インディーズバンドを主体とする音楽ミニコミ誌のライターをきっかけに文筆活動を開始。以降、ジャンルを問わず、独自の活動を続ける魅力的なアーティストのお手伝いとしてインタビューやレポートを執筆中。三度の飯より観劇が好き。心をゆさぶられると、ついつい書き残さずにはいられない性分で、そこから広がったご縁はなによりの宝物。 ⇒吉野淡雪さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. つゆ より:

    こちらの記事を拝読してから観劇させて頂きました。
    シンプルにその言葉を受け取るという点を重視して、彼の想いを理解しようと努めながらの観劇でした。
    溝口くんの仰っていたように共感出来るなという台詞も有り個人的に刺さる内容もありました。
    また、キービジュアルの撮影時のエピソードにもほっこりさせて頂きました。
    配信でもこちらの舞台を観劇して、まだまだ気になる部分への理解を深めたいと思います。

  2. Mii より:

    観劇前に読ませていただき、また改めて観劇後に読ませていただきました。
    溝口さんがインタビューの中で”この言葉だけに関しては共感できる”と述べられていた通り、まさに自分に刺さるメッセージに出会うことができました。
    舞台上では終始シリアスなシーンが続いていたので、インタビューで裏側の様子を知ることができより一層楽しむことができました。
    なかなか劇場まで足を運ぶことが難しい状況ではありますが、それでも生で観たいと思わせてくれる素敵な記事をありがとうございました。

  3. ゆー。、 より:

    非常に興味深いインタビュー記事と素敵なお写真ありがとうございます。観劇直前に拝読させていただきました。
    溝口さんの言葉を胸に覚悟して観劇したいと思います。

    溝口さんの言葉選びはやっぱり魅力的だなと改めて感じました!

  4. より:

    素敵なインタビューとお写真ありがとうございます。溝口さんがお話されている「感想を口に出すと薄まってしまうという感覚」が新鮮でした。感想を言語化することでより具体化できると思っていたので、抽象的な方が感想に深みを感じるという考え方もあるのだなと興味深く思いました。

  5. より:

    オンライン稽古やビジュアル撮影のことなど、他ではあまり聞けない細かいところまでお話されていて、より観劇が楽しみになりました。
    自分に刺さる台詞を探しながら観劇したいと思います。
    後編のインタビューもとても楽しみです。

  6. みなみん より:

    今回も素敵なインタビューをありがとうございます。印象的だったのが、「シンプルにその言葉を受け取ってほしい」でした。この作品は、彼と刑事のやり取りが多く、彼の言動に混乱してしまうかもしれないとあり、難しい物語のなかでつい言葉を読み解こうとしがちですが、シンプルにその言葉を受け取り物語を感じたいと思いました。後編のインタビューも楽しみにしております!

  7. yu より:

    素敵なインタビューありがとうございます!
    舞台上で話が噛み合わない時はシンプルにその言葉を受け取ることを念頭に置いて観劇しようと思います。
    最近キャストの皆さんが上げてくださる稽古場写真の雰囲気がとても和気あいあいとしているのは、はじめましての時の気遣いのおかげもあるのかもしれないですね。素敵な作品になりそうでとても楽しみです!インタビューの後編も楽しみにしています。

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