「雨の寒い日に、晴れてるねって」「暑いくらいだねと」、矢田悠祐・上口耕平(下) | アイデアニュース

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「雨の寒い日に、晴れてるねって」「暑いくらいだねと」、矢田悠祐・上口耕平(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2022年2月14日

2022年2月17日(木)から2月28日(月)まで博品館劇場で上演される、舞台『僕はまだ死んでない』で、主人公・直人役とその幼馴染・碧役を、回替わりで交互に演じる矢田悠祐さんと上口耕平さんのインタビュー、後編です。「下」では、会ったときからお互いに波長が合うと感じていたこと、久しぶりのストレートプレイ出演にあたって思うこと、直人役と碧役のどちらの自分により新しさを感じているかなどについて伺った内容と、両パターンの観劇が難しい場合も踏まえた上でのお客さまへのメッセージなどを紹介します。

矢田悠祐さん(左)と上口耕平さん=撮影・岩村美佳
矢田悠祐さん(左)と上口耕平さん=撮影・岩村美佳

ーー上口さんが、「波長が合う」とお話されていましたが、それはお会いしたときからお互いに思っていらっしゃったのですか?

矢田:そうですね(笑)。そういうのは、何で分かるんですかね? 

上口:確かにね! でも、みんなそういうものかな?矢田くんもそうかもしれませんが、まず会った瞬間の印象で、「こういう方かな?」と少し想像するじゃないですか。その中で、理由は分かりませんが、「おはようございます」と挨拶をした瞬間の感覚で、近い部分があると感じたんですね。それを今度は、そのあとの時間で、確かめてみたいと思って。これは自然なのかな。無意識に、そういうことを確かめたくなるんですよね。なので、おもしろいことが起きて、僕がおもしろいと思ったときに、ちらっと「どうかな?」と見ちゃうんですよ。

矢田:(笑)。

上口:そうしたら、もうドンピシャな反応をしているんです。少し笑いをこらえているとか。それを見たときに、最初のイメージと同じだ、「よし!」と思うんです。だから、僕は結構そういう風に見ていましたね。短いチラシの撮影の、たった1〜2時間でそれが確信に変わりました(笑)。

ーーその波長の合うおふたりが稽古をしていく中で、人となりや、それぞれの芝居などで、お互いのここが好き、自分と似ていると感じたことはありますか?もしくは客観的にご覧になったときに、ここがこの人の魅力だろうなと思うところなどを教えてください。

矢田:人となりでいうと、上口さんの方が少し年齢が上ですが、上口さんは、それを全然感じさせないんです。

上口:あはは(笑)

矢田:年齢差というか、壁がなくて。僕の方が年下ですが、上口さんをいじっても大丈夫なくらい(笑)。そういう懐の広さが、すごく素敵だなと思います。だから、普段の会話もそういう風になっていると、お芝居のことでも「ここって、僕はこう思うんですけど、どうですかね」ということも聞きやすいです。普段の関係性は、すごく大事だなと思いますね。ダブルキャストは難しいときもありますが、今回は特にめちゃくちゃプラスに働いているいい例といいますか。難しい役で、難しい題材だからこそ、ふたつの脳みそを使って作り上げる意味がすごくあるなと思いました。やさしい先輩で良かったです。

上口:僕は、もはや歳の差という事実が、少し邪魔なくらいですね。自分も年上だという感覚がありませんし、矢田くんが年下という感覚も意識ゼロです。むしろ同級生で生まれて、育ったと思うくらいの感覚なんです。人となりでいうと、僕は落ち込むこともありますが、基本的にはポジティブに物事を考えたいタイプで、そこが矢田君も同じで。あと、関西の方はちょっとした会話の中でも、何かしらおもしろそうなことを見つけたがるんですね。

矢田:広げていきますよね。

上口:それはハッピーなことで、何気ないただの挨拶から、笑顔が始まる。笑顔からスタートする一日みたいな。それが矢田くんと話しているときに多くて。しかも、それがお互い無理しているわけではなく、自然な形でできている。無理してがんばって、おもしろいことを言うわけではない。例えば、僕が結構好きだったのは雨が降っていて寒かったときに、普通は「寒い、雨だね」でスタートするじゃないですか。それで「おはよう」と顔を合わせたときに、ちょうど外だったんですが、「いや〜、晴れてますね」って言ったんですよ。「暑いくらいですね」って(笑)。

矢田:あはは!(笑)

上口:そういうところが好きなんですよね。お互い普通の会話として、笑うわけでもなく、「そうだね」「汗かいてくるよね」って。

矢田:どこまでいけるか、みたいな(笑)。

上口:お互いクスッと我慢できなくなるくらいまで、それをいかに冷静に続けるか。

ーーその時、矢田さんは、上口さんの返しは、どうくるだろうと思っていましたか?

矢田:初手でツッコむか、本当にどんどん広げるかのどちらかだと思ったんですよね。どんどん広げる方ね、と思って(笑)。

上口:矢田くんもどんどん広げるタイプでしょ?

矢田:そうですね。しばらく泳がせますね。

上口:一回乗るでしょ?

矢田:乗りますね。

上口:でしょ?

矢田:それで波が大きくなったときに、「いや、つっこまんかい!」って言います。

上口:そういうところが、すごく心地いいですね。

ーー題材がシリアスな分、そういう柔らかい感じがお互いにあっていいですね。

上口:そうですね。だから、いざというときに真面目な話もできますし、本当にぎゅっと。そういうところがお互いにあるのかなと思います。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、久しぶりのストレートプレイ出演にあたって思うこと、直人役と碧役のどちらの自分により新しさを感じているかなどについて伺った内容と、両パターンの観劇が難しい場合も踏まえた上でのお客さまへのメッセージなどインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■上口:そのときの気持ちや空気に、言葉のスピードを任せられるのがお芝居の醍醐味

■矢田:直人役では、目しか開けられない僕を見せる。何かを感じていただけるのでは

■矢田:上口さんの直人役を見ていると、ある意味少し怖い気持ちになった

■上口:両パターンの観劇が難しい場合、逆は想像していただけたら役者冥利に尽きる

<舞台「僕はまだ死んでない」>
【東京公演】2022年2月17日(木)~2月28日(月) 博品館劇場
公式サイト
https://www.stagegate.jp/stagegate/performance/2022/bokumada2022/index.html

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矢田悠祐さん(左)と上口耕平さん=撮影・岩村美佳
矢田悠祐さん(左)と上口耕平さん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. ゆみk より:

    お2人の関係性や役替わりについてや「動けない」という役への挑戦について等、知りたい事を沢山聞いて下さったインタビューでとても読み応えがありました!
    お写真もどれも素敵で嬉しかったです!
    波長が合う2人が一緒に作り上げた直人と碧だからこそ、どちらのバージョンでも幼馴染としての2人がリアルに舞台上に存在してたと思います。
    ぜひまた共演して欲しいお2人です!
    観劇してみて、直人の立場はもちろんしんどいですが、終末医療は、支える家族や周りの人たちもツラいし苦しいんだと言う事を考えさせられました。
    インタビューでお2人が直人と碧について言っていらした事は、実際に観劇した時に思い出したりして作品を理解するヒントになったと思います。
    濃いインタビューをありがとうございました。

  2. sizupon より:

    上下の盛り沢山のインタビュー、ありがとうございました。
    開幕前に読ませて頂いて、仲良しのお二人の関係がわかり、直人と碧の役について想像を膨らませることができました。
    開幕してから再び読むと、あのシーンのお話しだったのだなぁと、インタビュー内容がより理解できて、その後の観劇が一層深まりました。
    そして千秋楽を終えた今は、お稽古の最中のお二人が感じていたことが、舞台でどう表現されたのかがわかって、感慨深い想いです。
    「僕はまだ死んでない」素晴らしい作品でした。
    インタビューのおかげで、より一層舞台を楽しむことがてきました。

  3. mikilo より:

    上下たっぷりのインタビュー記事ありがとうございます。観劇前に読ませていただき、どのようにこの作品が作られているのか、上口さんと矢田さんの関係など深い部分まで伺えて、色々想像膨らませて劇場に。リアルなひとつひとつの台詞がしっかり残って、観劇後も色々な想いや考えが溢れてきます。両バージョン観劇すると受ける印象が違い、受け止めるものが広がりました。観劇後にもう一度記事に戻り、「目」での会話、舞台上での、リアルでのお二人の関係性など更に深く感じ、楽しんでいます。ありがとうございました!

  4. ショコラ より:

    2回にわたり読み応えのある記事と素敵な写真をありがとうございました。
    すごく刺さりまくりそうな舞台になりそうで、ドキドキワクワクしています!!
    両パターン観ますし、両パターンとも楽しめ、いろいろと感じ、考えさせられる作品になりそうですね。
    上口耕平さんととっても波長の合う矢田悠祐さんも好きになりました!
    これからも、舞台やステージのたびにインタビューしていただけますと幸いです♡

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