2022年3月31日(木)から5月8日(日)まで東急シアターオーブで(プレビュー公演あり)、5月20日(金)から6月6日(月)まで梅田芸術劇場メインホールで上演されるミュージカル『メリー・ポピンズ』に、ロバートソン・アイ役で出演(内藤大希さんとWキャスト)する石川新太さんのインタビュー、後編です。相手役のミセス・ブリル役が浦嶋りんこさんと久保田磨希さんのダブルキャストであることによる違いのほか、この春に石川さんが音楽大学を卒業(インタビューは卒業前に実施)されたこと、ミュージカル俳優を目指す学生の方へのアドバイスについても伺いました。
――ミセス・ブリル役は浦嶋りんこさんと久保田磨希さんのダブルキャストですが、演じる上で違いなどはありますか?
僕が演出を受けているイメージでは結構指定が多くて、「ここではこう動いていて欲しい」とか「こういう心情であって欲しい」という指定があります。でも、同じことをやっているのに、演じる人が違うと、やっぱり違うふうに見えるんです。「ロバートソン・アイがいろいろしでかすので、それに対して怒る」という演出で、やる行動は同じだったとしても、やっぱり見え方が人によって全然変わるので、面白いなと思います。
――石川さん個人のことも少し伺いたいのですが、大学を今年卒業されるそうですね。
この春で卒業です。もう授業は全部終わってます。
――ご卒業おめでとうございます。学業とお仕事の両立は大変だったのでは?
在学中も舞台に出演することは止められませんでした。音楽大学なので先生たちも協力してくださったのがありがたかったです。学校側に助けていただけたおかげで、無事卒業できます。
――音楽大学で学んだことがお仕事に活かせる瞬間はありましたか?
歌の面では、大学ではどちらかというとポップスの歌い方を学びました。今回の『メリー・ポピンズ』に関してはあてはまりませんが、結構最近では、ポップスやロックでアップテンポな楽曲のミュージカルがとても多かったりするので、大学で学んだことを活かせると思います。
もちろんミュージカルの歌唱法も素晴らしいですし、僕もメソッドとしては持っているので、クラシカルな歌唱が求められたら、そっちにも行けます。ポップスの歌唱を勉強したことで、歌の部分が相乗効果でより強くなれたらいいなと思っています。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、ミュージカル俳優を目指す学生の方へのアドバイスについても伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■4年間学んで、音楽理論は、かじった程度から、ちゃんと人に説明できるぐらいになった
■一番やりたいことは何か、やった先にどうなりたいかが見えているなら、やった方がいい
■観終わった後、楽曲を口ずさみながらお掃除したら楽しくなる『メリー・ポピンズ』
<ミュージカル『メリー・ポピンズ』>
【プレビュー公演】2022年3月24日(木)~3月30日(水) 東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階
【東京公演】2022年3月31日(木)~5月8日(日) 東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階
【大阪公演】2022年5月20日(金)~6月6日(月) 梅田芸術劇場メインホール
公式サイト
https://marypoppins2022.jp/
https://horipro-stage.jp/stage/marypoppins2022/
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