「たまたま、クリスマスの朝のことだった」『スクルージ』武田真治・相葉裕樹(下) | アイデアニュース

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「たまたま、クリスマスの朝のことだった」『スクルージ』武田真治・相葉裕樹(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2022年12月16日

2022年12月25日(日)まで、東京・日生劇場で上演されているミュージカル『スクルージ ~クリスマス・キャロル~』に、ボブ・クラチット役で出演する武田真治さんと、ハリー/若き日のスクルージ役で出演する相葉裕樹さんのインタビュー、後編です。「下」では、今回が本作への初出演となる相葉さんに、出演が決まった時の想いや『ラ・カージュ・オ・フォール』で共演した市村正親さんのことなどについて伺った内容と、武田さんに伺った、本作の魅力や、市村さんが奇跡的な表現者であるというお話、お二人がそれぞれ思うミュージカルの魅力について、そして、お客さまへのメッセージを紹介します。

武田真治さん(左)と相葉裕樹さん=撮影・岩村美佳
武田真治さん(左)と相葉裕樹さん=撮影・岩村美佳

(※このインタビューは、稽古開始前に実施しました)

ーー今回の『スクルージ』。新キャストとして入られるのは、相葉さんお一人ですよね。

相葉:そうなんですよ! よーい、どん!じゃないので、そういうプレッシャーもあります。ご迷惑をおかけするかもしれません。

武田:でもね、だいぶ僕達も忘れっぽくなっているから(笑)。大丈夫ですよ。毎回、新鮮な気持ちでやっていますし。

ーー相葉さんの新しい風が、刺激になるかもしれないですよね。

武田:あ、これ、発見!とかね。そういうことは、多いに期待しています。

相葉:本当にみなさん、これまでのことを忘れてくださっていたらいいのになという……(笑)。

ーー前回の公演は、2019年でしたね。改めて、まずは武田さんに『スクルージ』という作品の魅力を伺いたいです。

武田:『スクルージ』というと、クリスマスのイメージが強いかもしれません。もちろん、本来は宗教的な儀式です。でも、この作品の本質には、そこはあまり関係ないと思っていて、「たまたま、クリスマスの朝のできごとでした」ということだと解釈していいと思います。純粋に、身近な人に感謝したり、大切にしようと思うきっかけになる話だと思います。だからこそ、世界中でこれほど愛されている物語なのでしょう。原作はディケンズによる、練り込まれた完成度の高い物語ですし、素晴らしい音楽がついてミュージカルになることで、この物語がとても見やすくわかりやすい形になっています。そこにさらに、市村正親という奇跡的な表現者がいるわけです。その存在そのものが、作品の魅力になっていると思います。

ーー市村さんとは、『オリバー』でもご一緒されていましたね。今、奇跡的な表現者であるという言葉もありましたが、スクルージとしての市村さんの魅力はどのようなところに感じていらっしゃいますか?

武田:「タイミングを失うとアウト!」というような、音楽的な難しさもある作品なのですが、市村さんは、出ずっぱりな中でもそういうところはもちろん完璧で、喜怒哀楽の表現も素晴らしくて。そしてこの役にはフライングのシーンもあるので、フィジカル的な技術も体力も求められるんです。そんな姿を拝見していると、ギネス級にすごいことをされているなと感じます。

ーー相葉さんは、本作への出演は初めてというお話も先ほどありましたが、改めて、出演が決まったときの思いはいかがでしたか?

相葉:若き日のスクルージを演じさせていただくので、プレッシャーもありますが、そこも楽しんで臨みたいです。市村さん演じられるスクルージが「だから、こんなにも頑固な守銭奴になってしまったのか」というところを担う重要な役ですし、みなさんの中で何度か完成された中に飛び込ませていただくので、役もセリフも落とし込んで、楽曲も歌えるようになってから稽古に臨みたいです。

セリフにも、僕は結構、心に残るポイントがたくさんありました。自分の役もそうですが、聖霊の言葉なども、きっと、どなたにもあてはまるようなところもあるのかなと思います。そういう、「自分にささるところ」をもっと見つけていきながら、その思いをヒントに、若き日のスクルージを演じていきたいです。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、相葉さんに、出演が決まった時の想いや『ラ・カージュ・オ・フォール』で共演した市村正親さんのことなどについて伺った内容と、武田さんに伺った、本作の魅力や、市村さんが奇跡的な表現者であるというお話、お二人がそれぞれ思うミュージカルの魅力について、そして、お客さまへのメッセージを紹介します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■相葉:『ラ・カージュ・オ・フォール』以来の市村さん。若き日のスクルージ役は光栄

■武田:ミュージカルでは、音楽の力が大きい 相葉:役者にはそこを引っ張る責任が

■武田:市村さんの全身全霊の演技をご覧になれる絶好の機会。それを感じにいらして

■相葉:4歳以上からご覧になれる本作。お子様と一緒に、遊びに来ていただけたら

<ミュージカル『スクルージ ~クリスマス・キャロル~』>
【東京公演】2022年12月7日(水)~12月25日(日) 日生劇場
公式サイトhttps://horipro-stage.jp/stage/scrooge2022/

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武田真治さん(右)と相葉裕樹さん=撮影・岩村美佳
武田真治さん(右)と相葉裕樹さん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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