「演じるって、こんなに楽しいんだ」舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』、早霧せいな(下) | アイデアニュース

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「演じるって、こんなに楽しいんだ」舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』、早霧せいな(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2022年12月9日

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、ハーマイオニー・グレンジャー役で出演している、早霧せいなさんのインタビュー後編です。「下」では、役への向き合い方、ロングラン公演に臨むにあたっての気持ち、芝居を深めていきたいという想い、この作品の魅力などについて伺った内容を紹介します。

早霧せいなさん=撮影・岩村美佳
早霧せいなさん=撮影・岩村美佳

――舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を拝見していると、物語的にも、人間のど真ん中を引きずり出されるような作品だなと思いました。

綺麗事じゃない事が多いですからね。

――この物語を体現していくことに、しんどさはないですか?

しんどくはないですが、プレビューの前半までは、毎日舞台袖で、「私は魔法界の平和と、ウィーズリー家の平和のために生きてます…」とか唱えて(笑)。

――(笑)。言い聞かせているんですね!

「魔法大臣として魔法界の平和を祈って…」と心底言っていたら、隣でロン・ウィーズリーが「背負っているものが大きいんじゃ!」と言って、それを払ってくれるみたいな儀式をしてました(笑)。でもそれぐらい言い聞かせていなければ、今生きている等身大の私と違いすぎて。大臣なんてやったことないですし、しかも魔法界の大臣ですから。

私はロンの妻で、ローズ(・グレンジャー・ウィーズリー)とヒューゴ(・グレンジャー・ウィーズリー)の母であるということは、本番が始まっている今でも唱えていて、それで作品にトリップしている感じですかね。地に足が着いていない話になりたくないじゃないですか。

ストーリーが重いので、そこに立っているキャラクターが軽くて、「魔法で倒しちゃえ」みたいな感覚でやると、物語の大きさに負けてしまうんです。とても大きな極太の芯を、ドーン!と立てるつもりで、舞台にも立っています。物語に飲み込まれないように、魔法のエンターテインメントに負けないキャラクターで立つという感じを、すごく意識しているのかもしれません。

――ロングランで、同じ役を演じていくのは初めてのご経験ですよね。どう感じていますか?

「どうなるんだろう」とは思います。人が替わるとリズムや間が違いますし、さらに毎回お客さんの雰囲気も全然違うので、それを“今日の感じ”という感覚でやっていくことを楽しめている段階です。

モチベーションをいかに保つのかがメンタル的に一番大切だと、キャストのみんなとよく話しています。「最終的には、いろいろな意味でメンタルの強さが必要な作品だね」と話していて。今はメンタルを鍛えている時期だと思っています。


<取材協力>
・ヘアメイク=飯嶋恵太(mod’shair) 
・スタイリスト=田中雅美

※アイデアニュース有料会員限定部分には、芝居を深めていきたいという想い、この作品の魅力について伺った内容などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■20周年を迎えた昨年。やれることをやりたいと、自分の考えがまとまってきた

■芝居で深めていきたいという欲求のほうが勝ってきた、というのが正直な気持ち

■私の人生のなかで、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、大きいものになると確信

■五感で味わえるエンターテインメント。一緒に、客席で味わう人生をお渡ししたい

<舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』>
【東京・2023年5月31日までの公演チケット発売中】TBS赤坂ACTシアター
※2023年6~9月の公演チケットは、2023年2月12日AM10:00から先行発売、2023年2月25日AM10:00から一般発売

公式サイト
https://www.harrypotter-stage.jp

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早霧せいなさん=撮影・岩村美佳
早霧せいなさん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. ぽん より:

    ちぎさんの言葉を一つ一つ噛み締めて読みました。
    ちぎさんがこの舞台ハリポタにかける思いが伝わってきて、胸に刺さるインタビューでした。

    プレゼント当たりますように!

  2. ぐー より:

    素敵なインタビューありがとうございます!
    前編、後編と読んで、ちぎさんのオーディションに挑む時の気持ちから、今のお芝居への思いまで新しく知れることが沢山で嬉しかったです。
    写真もどれも美しくて素敵で…✨
    願わくばプレゼントも当選しますように…
    素敵な記事をありがとうございました!

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