2023年7月22日(土)から8月6日(日)に、大阪・梅田芸術劇場メインホールで、8月14日(月)から9月10日(日)に、東京国際フォーラム ホールCで上演されるミュージカル『ファントム』で、クリスティーヌ役を演じるsaraさん(真彩希帆さんとWキャスト)のインタビュー後編です。「下」では、『ファントム』のオーディションの時のお話、『ドリームガールズ』のこと、文学座に入った頃はミュージカルに出演するとは思っていなかったというお話と、お客様へのメッセージを紹介します。
(追記:saraさんは、体調不良により大阪公演・東京公演の全公演休演となりました)
(※インタビューは4月に行いました。)
ーーsaraさんが、音楽が、自分が共に生きていくものだと自覚された最初のタイミングはいつでしたか?
どうだろう……でも、今回のオーディションですね。オーディションで城田さんの前でクリスティーヌを演じたときに、自分の中で腑に落ちたというか。エリックがいる状態で初めて歌うなど、いろんな部分が重なってのオーディションだったので、クリスティーヌの役としているというより、本当に不思議な感覚なのですが、一緒だという感覚がしたんですよね。
ーーsaraさんが城田さんに歌を聴いてもらっている状況がまさにですね。
状況が物語と一緒だったんです。エリックが聞いているということも、人前で初めて歌を披露するという点でも一緒ですし、最初に出てきて「Melodie De Paris」で、「パリに来た!」という状況で歌う歌も本当にそのままというか(笑)。私自身、「オーディション会場に来た!」という感じだったので、等身大の私そのものだったなと思います。
ーー一生に一度の機会ですね。
そうだと思います。今だからこそできるし、今しか出せないものを出し切って一回り成長したいなという気持ちでいます。
ーー先ほど『ドリームガールズ』の話もしましたが、グランドミュージカルに出演された反響はまた違ったのかなと思いました。いかがでしたか?
『GREY』も大きくて、自分が変わったと思える作品でした。『ドリームガールズ』に関しては、自分の知らないところで、自分を知ってくださっている人がいるということが一番大きく違いました。ミュージカル界の方々や、自分が今まで憧れていたような人たちが観にきてくださって、「saraちゃんだよね」と言ってくださって。とても特別でした。
ーー舞台裏は、いかがでしたか?
そこはそんなに、これまでと変わりませんでした。そういう意味では、プレッシャーを感じてはいましたが、あまり怖くはありませんでした。「先輩たち、憧れの人たち」ではなく、「同じ舞台をつくる仲間」としての時間が長かったので、仲間たちと一緒に『ドリームガールズ』をやるという感覚の方が大きかったです。「saraって誰やねん」という人が多い中での舞台だったので、あまり考えすぎずに臨めたと思います。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、『ドリームガールズ』のこと、文学座に入った頃はミュージカルに出演するとは思っていなかったというお話やお客様へのメッセージなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■目指したい方々が常にそばにいてくれる『ドリームガールズ』の環境は特別だった
■『ドリームガールズ』で共演した輝いている方々の存在は、自分の救いや支えにも
■文学座と歌をやっていたのがきっかけでミュージカルへ。歌が私を導き、道を作った
■「そのまま」を剥き出しに描いてくれる作品は、私の希望。「かっこ悪くていい」と
<ミュージカル『ファントム』>
【大阪公演】2023年7月22日(土)~8月6日(日) 梅田芸術劇場メインホール
【東京公演】2023年8月14日(月)~9月10日(日) 東京国際フォーラム ホールC
公式サイト
https://www.umegei.com/phantom2023/
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17Again、伸び伸びと演じてらして、初舞台とプログラムで知ってピックリしたのを覚えています。
ファントムのキャスト発表を知って、あの時の!と思って楽しみにしていたので、今はゆっくり休んで下さいね。
舞台で再会出来る日を楽しみに待っています。