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「何か自分にできることは…」、『ハッピーバースデー ~命の唄~』土居裕子(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2023年10月24日

2023年10月25日(水)から29日(日)まで、東京・紀伊國屋ホールで上演される、Entertainment Human Theater『ハッピーバースデー ~命の唄~』を企画し、あすかの祖母役で出演する土居裕子さんのインタビュー後編です。「下」では、物語の軸となる直人役(お兄ちゃん)の川口調さんのこと、ご自身の仕事への想い、舞台としてのこの作品の魅力、子供との関係性について一人の大人として思うことなどについてお話ししてくださった内容を紹介します。

土居裕子さん=撮影・岩村美佳
土居裕子さん=撮影・岩村美佳

――今回の作品において、ダブルキャストという点についてはいかがですか? それぞれの個性、役というのを、どうやって導いていくのか、大変なのかなと思ったりもするんです。

私自身がダブルキャストをやった時、型どおりではなくそれぞれの個性を尊重してもらえたんです。だからお客様は一つの演目で違う味を楽しめた。それがよかったなと思うんです。 

今回もその子の個性を尊重してあげられたらなと思います。 時間はあまりないのですが、 「全然違うね」というそれぞれのバージョンになればいいなと思っています。

――原作を読んで、この家族に直人がいてよかったし、直人はすごいなと。川口さんが直人を演じることに対しては、今、どんな期待をされていますか?

母の愛を一身に受けて、初め、直人は「気が付かない」んです。勉強も一生懸命やって、普通に親の期待を裏切らないようにやってきて、妹は目に入ってなかったんでしょうね。そのうち、妹が自分の視界に入ってきた時に、彼の今までの人生ががらっと変わったんだと思うんです。さっき話した、お母さんが再婚した子供じゃないですけれど。

「妹を幸せにしなきゃ、笑顔にしてあげなきゃ」という思いが彼の中に溢れたんだなと。本当は直人みたいな人っていっぱいいるんですよね。親の愛を一身に受けた子と、そうじゃない子といますが、受けているほうはなかなか気づかないんですよ。自分が愛を受けているというのは分かるけれど、きょうだいが受けていないって、なかなか気がつかないものなんです。なので、彼がそこに気づいたというのはすごく大きなことで、そこからすごく人生を変えていくじゃないですか。

――大人のようなというか、達観した人物に変わりますね。

これもすごい大転換だし、それを調くんが演じるのは大きいかなと思います。逆に言えば、彼だからそこをしっかり演じてくれるかなという期待もあります。

――川口さんの舞台はご覧になったことはありますか?

『ビリー・エリオット』は拝見しましたが、ビリーは4人いて、みんなよかったんですよね。拝見したのが調くんだったかどうかははっきり覚えていないのですが。

――そうすると、川口さんのことは、今回のオーディションで初めて認識されましたか? 『オリバー!』とか『ビリー・エリオット』に出ていた子だ、と?

そうなんです。「え~、そうなの!?」って。オーディションは、丁寧に書類選考から1次審査から最終審査という流れで行なって、私は最後の決定審査しか立ち会えなかったのですが、「すごい子が来た」と聞いていました。演出家が川口くんはシングルでいきたいと仰って。

――それくらいの説得力があったんですね。土居さんは、直人とも関わるおばあちゃんの役ですが、ご自身が演じるという意味ではいかがですか?

舞台の限られた時間の中で、お兄ちゃんとどこまで関われるかは分からないのですが楽しみたいと思っています。

――演じる側ではあるけれども、作品を作り上げていくほうにも注力されていますか?

そうですね、今回はそうです。

――原作の長い物語を、音楽を使った舞台の中にどう落とし込まれるかも気になります。

やっぱりどこか削除しないといけないところも出るでしょう。ただ、あすかが特別支援学校に行ったシーンとか、学校でのいじめのシーンとか、絶対に切り離せないところはあるので。そういう場面で、ちょっと「うっ……」ときちゃうお客さまもいらっしゃると思うんです。感受性が強いと、ガンと受けてしまって。そういうシーンもあるかもしれないですが、音楽と水木さんのユーモアで皆さん心が救われていくはずです。安心して観に来ていただければと思います。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ご自身の仕事への想い、舞台としてのこの作品の魅力、子供との関係性について一人の大人として思うことなどについてお話ししてくださった内容を紹介します。などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■自分を中心に考えてきたから、「そればっかりじゃないことも考えなあかんで」と

■いじめや虐待から子供が再生するパワーの物語だが、舞台はエンタメ性もふんだんに

■人間は素晴らしいが、毎日のように虐待などのニュースが。背景の深い闇を掘り起こす

■親としてしっかり子供に言うべきことや伝えるべきこととは。私自身も考えさせられる

<Entertainment Human Theater︕紀伊國屋書店提携公演『ハッピーバースデー ~命の唄~』>
【東京公演】2023年10月25日(水)~10月29日(日) 紀伊國屋ホール
公式サイト
https://www.mizu-pro.com/2023happy-bd.html

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土居裕子さん=撮影・岩村美佳
土居裕子さん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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