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「自分で創作をやりたかった」、中井智彦インタビュー(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2016年6月3日

 

中井智彦さんのインタビュー後半です。劇団四季での活動や現在の新たな活動、詩人・中原中也への思いなどを語って頂きました。

 

中井智彦さん=撮影・岩村美佳

中井智彦さん=撮影・岩村美佳

 

――その後、劇団四季を受けていますが、その理由にはどんなことがあったのでしょうか?

 

大きな作品に何作かアンサンブルで出させて頂きました。そのときに、東京芸大で同級生だった(田代)万里生が「エリザベート」のルドルフ役にいたんですよ。「キャンディード」の稽古をしているときに、東宝の稽古場で会いましたが、正直目を見ることができませんでした。万里生がデビューした「マルグリッド」を見たときも、悔しかったですし。

 

自分も物語を引っ張る歌を歌う役をやりたくて。ブロードウェイを見てやりたいと思った役は、「美女と野獣」の野獣や、「オペラ座の怪人」の怪人なんですが、それが四季にあったので、受けてみようと思いました。転機というか、挑戦できる場がどこかにないかと探したときに、四季に挑戦するという答えが出ました。これでダメだったら、あきらめたと思うんです。ミュージカルにこだわらずに自分のなかで歌を探さなければという思いが、少し出てきていたんです。思いきって四季に入ってみたい、ダメならダメでという覚悟で行ったら、浅利(慶太)さんが面白がってくださったんだと思います。

 

 

■万里生はいいヤツなので、「来なよ!」と言ってくれて

 

――そういう思いで入った四季ではすぐに抜擢されていますね。

 

「オペラ座の怪人」のラウル役が最初ですが、入団してから8カ月はずっと稽古していました。

 

――田代さんとはその後お会いになったんですか?

 

彼が「ラブ・ネバー・ダイ」に出演しているときに、僕が「オペラ座の怪人」でラウルをやっていたんです。そのときに、「見に行きたい」と万里生に連絡したんです。万里生はいいヤツなので、「来なよ!」と言ってくれて。見に行って、久しぶりに楽屋で会いました。ようやく会えましたね。そのとき、「悔しかったんだ」とようやく言えました。でも、「ラブ・ネバー・ダイ」を見たときも羨ましかったですね。

 

――「オペラ座の怪人」をやっているのにも関わらずですか?

 

四季はエネルギーを出しすぎたら怒られるようなところがあるんですね。でも、外の舞台ってみんなリミットを外しているじゃないですか。あれが羨ましかったんです。できている万里生が、やっぱり羨ましかった。挑戦できているんだなと思いました。

 

――中井さんは「悔しかった」とか「羨ましかった」とか、素直にお話されますね。

 

万里生と楽屋で話すまでは言えなかったですよ。やっと言えるようになりました。

 

 

■四季では厳しいけれど、チャンスがあった

 

――ラウル役でデビューしてから、念願の野獣役も演じられて、四季に入りたいと思った目的にかなっていたんだと思いますが、いかがでしたか?

 

挑戦する場がたくさんありました。オーディションで浅利さんに見てもらって、浅利さんがいいと思ったら稽古にキャスティングしてくれるなんて初めての経験でした。

 

――新しい場所ですね。

 

オーディションは楽しかったですね。

 

――大きな役をやって、手応えはありましたか?

 

ひとつの舞台で、ひとりの役としていられる、その集中力、居方というのが、とても勉強になりました。アンサンブルはいくつもの役をやりますからね。ひとつの役をブレずに演じる。それに挑戦できていることが楽しかったですね。

 

 

■自分がもっと表現したいことは何なのかを悶々と考え続け

 

――そのなかで、退団を決意されたのはどんな思いがあったのでしょうか?

 

いろいろありましたね。演じ続けることに関してはまだまだやりたかったですが、次にやりたいものが見つかったことが大きかったです。

 

――それは四季にいてはできないことだったんですね。

 

自分で創作がやりたかったんです。自分がもっと表現したいことは何なのかを、入団してから悶々と考え続けていました。さらに何かを求めていく自分がいました。

 

――今までお話を伺っていると、ひとつひとつクリアして次のステージに進んでいる感じですね。次に求めたものが「中原中也」であり、7月の舞台と、アルバム発売になると思いますが、詩人「中原中也」にはどんな風に出会ったのでしょうか?

 

四季のライブラリーに、「中原中也全集」が寄贈されていて、2012年に読みました。それまでは「サーカス」ぐらいしか知りませんでした。「美女と野獣」で札幌に長く行く予定でしたので、そのときに全集を持って行ったんです。松宮五朗さんというという俳優さんが寄贈されていて、その方の書き足しなどがあって面白かったんですよ。

 

中井智彦さん=撮影・岩村美佳

中井智彦さん=撮影・岩村美佳

 

 

<公演・アルバム情報>
『中井智彦 Premium Show vol.1』【東京公演】2016年7月2日(土) 品川プリンスホテル Club eX
https://www.nakaitomohiko.jp/contents/34453
中井智彦1stアルバム「私の歌を聴いてくれ」 2016年7月2日(土)発売 ¥3,000
https://www.nakaitomohiko.jp/contents/43617

 

<関連ページ>
中井智彦オフィシャルウェブサイト ⇒https://www.nakaitomohiko.jp/
中井智彦Facebookページ ⇒https://www.facebook.com/nakaitomohiko.vma/
中井智彦オフィシャルTwitter ⇒https://twitter.com/NakaiTomohiko

 

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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