「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」出演、中川翔子さん単独インタビュー(上) | アイデアニュース

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「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」出演、中川翔子さん単独インタビュー(上)

筆者: きた あつこ 更新日: 2016年7月15日

2016年7月22日から、埼玉・さいたまスーパーアリーナをスタートし、福岡、名古屋、大阪、横浜と全国公演する「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」。マルチな才能を多方面で発揮されている「しょこたん」こと中川翔子さんがアリーナ役で出演されるということで、単独インタビューさせて頂きましたので、上下2回に分けてご紹介します。また、ご応募されたアイデアニュースの有料会員の中から抽選で3名さまに、中川翔子さんの「サイン入りチェキ写真」をプレゼントします。

中川翔子さん=撮影・橋本正人

中川翔子さん=撮影・橋本正人

■ビックバンのように覚えている「ドラクエⅤ」初プレイ時の衝撃

――中川さんとゲーム「ドラゴンクエスト」のエピソードを教えてください。

小学校2年生の冬休みに、叔母がドラクエⅤをプレイしてたのを初めてやらせてもらってから、こんなにこの世に面白いものがあったのかと、リアルに衝撃を受けたのを、ビックバンのように覚えていて、今まで全シリーズ寝ても覚めてもやっていて、今も家事をしながらドラクエのオーケストラを流していたりとか、移動中はスマホでドラクエの色んなタイトルをやっていたりだとか、ドラクエが切り離せぬ人生だったなと思いますね。

家族との思い出も(ドラクエと)すごく強くて。私が小学生の頃ってスーパーファミコンのタイトルだったんですけど、大好きな祖父がお店に並んで買ってきてくれて「はい、しょうこ」って、箱を渡してくれた時の、ワクワクドキドキの人生最高の高ぶり。なかなか父が家にいなかったんですけど、たまたまドラクエⅤで遊んでいて、初めてのドラクエで面白すぎて攻略本なしでやりたかったのに「そっち右に行くと魔法の絨毯があるよ」とか言ってきたので「何で言うの?」って号泣し、しゅんとなって父が出て行ったというのを覚えているんですけど、写真には残ってないけどドラクエのイラストだったりパッケージを見たりするだけで、その心の中にある景色の、もうない木造の古い家だったりとか、家族の顔まで思い出せて、すごくありがたいですね。

■「すごく人生って大変なんだぜ」ってことを教えてくれた

思い出って1番尊いものだと思うんですけど、自分の幸せだった子供の頃の記憶とリンクしているので、そういった意味でもすごく大切な作品だし、もうやっぱり「人生はRPG」という堀井さん(ゲームデザイナーの堀井雄二さん)の言葉の通りに、勇者がいて魔王がいて戦って、コツコツ経験値を貯めて、呪文を覚えて、全員レベル99になるまでやるのも大好きなんですが、ゲームとして面白いだけじゃなくって、例えばドラクエⅤだと、父が亡くなって、そして結婚したりとかするけども、奥さんと離ればなれになったり、子供が生まれても子供のかわいい時期に離ればなれになったり、嬉しいこともあるけど、辛いことの方が多くて辛いことがあるからこそ、嬉しいことがひとしお喜びに変わるとか、「すごく人生って大変なんだぜ」ってことも教えてくれてたりとか。

今回の「ライブスペクタクルツアー」はドラクエⅢの世界を冒険するんですけど、子供の頃遊んだ時は、勇者と魔法使い、僧侶とか、どんなパーティで、どうやって倒そうかなっていう遊び方で何回も遊んでいました。大人になってから改めて遊ぶと、勇者オルテガが父から受け継いだ意志の力、託された思いを腕に宿して立ち上がって、主人公が進んでいく。行く先々の町にお父さんが立ち寄ったっていう証が、村人から話しかけられて「オルテガさんがいい人だったよ」とか「あの人今、どこにいるのかな」とか、「なんだ、ここに来たんだ。父も」って、そういう所もしっかりストーリーの中に入っていて。

中川翔子さん=撮影・橋本正人

中川翔子さん=撮影・橋本正人

■9歳の時に亡くなった父も、ドラクエ好きだったんだろうな

そして最近レベル31になってから、リアルに私自身も、亡くなった父と同じような仕事をするようになって、歌ったり声優をやったりだとか、絵を描いたりだとかそれだけじゃなくて、大阪でも名古屋でも沖縄でも行く先々で「お父さんにお世話になったんですよ」とか「お父さんと一緒に仕事してたんですよ」って言って頂く事があるんですね。9歳の時に(父が)亡くなったので、ほとんど話せなかったし、思い出から振り返ると父もドラクエ好きだったんだろうなとか、今だったら話してみたかったって言う気持ちもあって、不思議な縁を感じる父と子の物語っていう所で、実際にドラクエ的だと日々感じてます。

先日も南野陽子さんとご一緒した時に、「お父さんとドラマでご一緒して、すごく優しくしてもらったんですよ」って話しかけて頂いて。私からしたら、レジェンドアイドルの南野さんが出た「時をかける少女」に、父が相手役で出ていたのは子供の頃見ていて、そのことについて話したりできないまま父は亡くなってしまったけど、やっぱり確かに生きた証が、足跡がどんどん見つかるっていうのは。全国どこに行ってもなんですよ。沖縄でも言われたからびっくりして。もう亡くなってからの方が長いのに、それもドラクエ的だなというのは、子供の頃は見えなかったドラクエの見え方で。

■リハーサルで毎回泣きそうになっちゃうくらい

だとすると、お子さんがいらっしゃる方が今回のドラクエを見たら、込み上げてくるものがあるだろうし、そして誰しも誰かに名前を付けてもらって存在している、名前があるってことは、誰かに愛されたから存在しているという意味があって。ドラクエは、最初に名前を付けるってことがキーになっていて、なんだか自分自身が生きている意味、生きてきた意味、まだ見ぬ誰かに、今まで生きてきた証をどうやって託すんだろうって。ドラクエのように主人公のお父さんから受け継いだ意志の力で、主人公が子孫に託していく…そんな物語にすごく弱くって。リハーサルで毎回泣きそうになっちゃうっていうくらい。

ドラクエ好きとしても、堀井さんの粒が温かい言葉と、お馴染みの呪文、鳥山さん(鳥山明さん)が描いたモンスターとか、すぎやまさん(すぎやまこういちさん)の素晴らしい音楽とか、思い出と涙腺を緩ましてくれるんですけど、絶対ドラクエ知らない、ゲームやったことないって人でも泣けちゃう。30年も国民に愛されてきたビックタイトルなので、おもしろいに違いないんですけど、それが目の前に広がって、この夏だけのアリーナ規模のクラスの1万人規模の会場で実際にモンスターとか、最先端の技術でスクリーンとキャラクターが融合して出てくる呪文とか特技とか、 メラゾーマとかヨナズンとかギガデインとかが出てくるし、大魔王ゾーマも出てきます。

■その人の座席から見た景色が、その人だけの冒険の書に刻まれる感じ

あとお客さんも実際に勇者となって、村人となって一緒に冒険していただくっていう参加型なので、キャラクターもガンガン絡んでいきますし、ドラクエって次に進むときに村人に話しかけてヒントを得るんですが、ホントに絡んでいくので覚悟してて頂きたいです。みんなで勇者に力を託して呪文を唱えるところもあるので、ホントにその人その人の座席から見た景色が、その人だけの冒険の書に刻まれるという感じです。40公演あるけど、それでも足りない位のすごい冒険になると思います。

中川翔子さん=撮影・橋本正人

中川翔子さん=撮影・橋本正人

<ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー>
【さいたま公演】2016/7/22(金)~2016/7/31(日)さいたまスーパーアリーナ
【福岡公演】2016/8/5(金)~2016/8/7(日)マリンメッセ福岡
【名古屋公演】2016/8/12(金)~2016/8/14(日)名古屋 日本ガイシホール
【大阪公演】2016/8/18(木)~2016/8/22(月)大阪城ホール
【横浜公演】2016/8/26(金)~2016/8/31(水)横浜アリーナ
料金(税込) S席:大人9,500円/こども7,500円、A席:大人7,500円/こども5,500円
キャスト 勇者:松浦司、テリー:風間俊介、アリーナ:中川翔子、トルネコ:芋洗坂係長

<関連ページ>
ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー 公式サイト
中川翔子 Official Website しょこたんねっと
中川翔子 オフィシャルブログ
中川翔子 Twitter

<アイデアニュース関連記事>
「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」出演、中川翔子さん単独インタビュー(上)
「ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー」出演、中川翔子さん単独インタビュー(下) (7月16日掲載予定)

<プレゼント>

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■バレエなど基礎の基礎から特訓を積んで、二段蹴りや回し蹴りも

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<筆者プロフィール> きた あつこ/アイデアニュース編集部で1番フツーな人。2人の女のコのママ。サザエさんのタマに似ていると言われる。いろんなことに興味津々で、ちょっと楽しい、ちょっと知りたい情報をHAPPYと共にお届けできるよう、常にウロウロ、常にキョロキョロすることが元気の源。⇒きた あつこさんの記事一覧

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