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サイコパスを伏線に「普通」が揺らぐ90 分、『あいつをクビにするか』公演を観て

筆者: 達花和月 更新日: 2017年2月13日

 

先だってプチ放談をしていただきました「ぽこぽこクラブ」。彼らの第3回公演である「あいつをクビにするか」(2016年10月26日~30日 花まる学習会王子劇場)のレポをお届けします。

 

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』公演より=写真提供:ぽこぽこクラブ

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』公演より=写真提供:ぽこぽこクラブ

 

東京・王子にある客席数100ほどの劇場の入り口に向かうと、そこは既に別世界。“プチプチ”で馴染み深いエアキャップが暖簾のように垂れ下がり、それをくぐり抜けて視界に飛び込んできたのは、劇場内の上方にあるギャラリーまでスッポリと舞台全面を覆った半透明な乳白色の世界。壁一面十重二十重に、ゆったりとドレープを取ったカーテンのようにエアキャップが貼り巡らされていました。少し圧倒されつつ舞台上に視線を移すと、そこにはちょうど人1人くらいが隠れそうな、それぞれ高さと幅が違う木製フレームに、これまたエアキャップが貼られた11枚のパネルがランダムに置かれているのみ。

 

そのシンプルな空間に、舞台奥から客席に向けて差し込む青色がメインの照明。半透明のエアキャップを通して見えるその光の中心はハッとするほど力強く、かと思うと光の境界付近はぼんやりと頼り無げで、その対比が“日常”と“別世界”、現実なのにどこか夢の中のような、意識と無意識下の世界のような、作品世界を暗示する印象を醸し出していました。

 

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』公演より=写真提供:ぽこぽこクラブ

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』公演より=写真提供:ぽこぽこクラブ

 

アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、この公演の詳しい内容を紹介しています。

 

<有料部分の小見出し>

 

■ニートやイジメ、盗撮にネット拡散などなどイマドキ要素を取り入れつつ

 

■ヒロインのメイ役、磯部莉菜子さんはお人形さんのように可愛らしい印象ですが…

 

■懐かしい「17才」のメロディがオルゴールでやさしくノスタルジックに流れ

 

■ふとした折に見せる影に、過去イジメで受けた傷の深さが生々しく

 

■やるせなさと憐憫、ギリギリのところで繋がっている親子の情

 

■「人」が一番怖いけれども、「人」から受けた傷を癒してくれるのもまた「人」

 

 

<ぽこぽこクラブvol.3 『あいつをクビにするか』>※この公演は終了しています
[公演日]2016年10月26日(水)〜30日(日)
[場所]花まる学習会王子小劇場
[キャスト]三上陽永、杉浦一輝、渡辺芳博、高橋玄太、坂本健 / 伊藤公一、小野寺志織、都倉有加、磯部莉菜子、梅津瑞樹、くらら、松田佳央理
[スタッフ]音楽(メインテーマ曲):オレノグラフィティ(劇団鹿殺し) 振付:下司尚美(泥棒対策ライト) 照明:坂本明浩 舞台監督:鳥養友美 衣装:宣伝美術:坂本健 音響:堀江潤 美術:渡辺芳博 当日運営:池田風見(サードステージ) 制作:吉田千尋(ゲキバカ)

 

<関連サイト>
ぽこぽこクラブ http://pocopoco-club.com
ぽこぽこクラブ Twitter https://twitter.com/pocopoco_club?s=09

 

 

連載:来た観た書いた(一覧)

 

 

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』千秋楽後に=写真提供:ぽこぽこクラブ

ぽこぽこクラブvol.3『あいつをクビにするか』千穐楽後に=写真提供:ぽこぽこクラブ

 

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 二次元二次創作界の住人から、ひとりの俳優さんとの出会いをきっかけに演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、いろんな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。熱っぽく自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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