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「ひとりひとりの事情に向き合って」、たらちねクリニック・藤田操院長インタビュー

筆者: 松中みどり 更新日: 2017年12月15日

 

2017年11月12日から3日間、福島県を訪れました。まずはいわき市小名浜へ。6月に開設されたばかりの「たらちねクリニック」院長に、筆者の敬愛する医師であり旧友である藤田操さんが就任したので、お話を聞いてきたのです。2011年の福島第一原発事故直後から、いわき市の放射線量測定などの活動を続けてきた認定NPO法人「いわき放射線市民測定室たらちね」が開設したクリニック。原発事故から6年、甲状腺検診や予防接種などを中心に、全身の放射能測定(ホールボディカウンター)や尿のセシウム測定なども出来ます。日本で初めての、市民が運営する放射能測定室併設型クリニックで働く藤田さんの思いを中心にレポートします。

 

クリニックのいつもの席に座る藤田操先生=撮影・松中みどり

クリニックのいつもの席に座る藤田操先生=撮影・松中みどり

 

――クリニックを半年経験して、始めに思っていたのと違うなあということはありましたか?

 

もっと孤軍奮闘するんじゃないかなと思ってたんだけど、近隣のドクターの応援がもらえてよかった。近くの病院がレントゲンやCTを撮らせてくれて、「こういうクリニックが必要だとずっと思ってました」と言ってくれる人もいて。

 

――へえ、自分もこうした活動をやりたいと思っていた先生が他にもいたんですね。

 

快く協力してくれます。もちろん、「やってもしょうがないよ」とか「今さらやらない方がいいんじゃない」という人もいますけど、まあ色々ですね。あと、ここでは甲状腺の吸引細胞診をやっていて、それは他の病院ではあまりやっていないことなんだけど、島根県からはるばる来てくれた専門の先生がノウハウを教えてくれました。

 

――甲状腺に結節が見つかったら、ここで吸引する?

 

ここでやります。検査は業者に委託して、結果が来たらまたここで患者さんに説明します。

 

――もっとも力を入れてやりたいことは、やっぱり甲状腺検診ですか?

 

そうですね。子どもだけでなく、たくさんの人に来て欲しい。甲状腺検診は子どもには最低1年に1回受けてもらいたいんだけど、福島県の検査は、2年に1回なんですよね。それと、ここに来る人たちが一番ききたいのは「日常の食べ物」についてで、それも一概には答えられないんです。住んでる場所や家族構成などによって違うから。じっくり話を聞いて、患者さんの不安に応えたい。それって、金勘定じゃなくてやっているNPO開設のクリニックだからこそ出来ることですよね。

 

たらちねクリニックの中は子どもたちが安心できるようなデザイン=撮影・松中みどり

たらちねクリニックの中は子どもたちが安心できるようなデザイン=撮影・松中みどり

 

藤田操さんと筆者は、フィリピンのピナツボ火山噴火の被災地支援を通して知り合いました。フィリピンの貧困地域で働いたこともあり、東日本大震災後は福島に移って病院勤務のかたわら「いわき放射能市民測定室たらちね」でボランティアを続けた藤田医師。最近まで、子どもたちの保養先である沖縄県・久米島で勤務していた藤田さんほど、たらちねクリニック院長にピッタリな人は他にいないと、あらためて確信しました。

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分では、出張検診は具体的にどのように行われているのか、患者さんの多くが気にしているのは何なのかなどについて伺った藤田操さんインタビュー後半の全文と写真、たらちねクリニックが進めている「子どもドック」を紹介しています。

 

<有料会員限定部分の小見出し>

 

■検診とか健康相談とか、いろんな機会があることが大切

 

■「きっと何事もないだろうから検診を止めましょう」は、おかしい

 

■検査を受ける弊害はない。レントゲンみたいな放射線じゃないから

 

■保険適用されない「子どもドック」を無料提供するため、力を貸して

 

■患者さんや家族と向き合って、丁寧に話をして不安を軽減していきたい

 

 

<たらちねクリニック>
住所: いわき市小名浜花畑町11-3 カネマンビル3階
電話:0246-38-8031 FAX:0246-38-8322
【診療科】内科・小児科【診療内容】予防接種、甲状腺検診、健康診断各種、こどもドックなど
【診療時間】月~金
9:00~12:00(受付8:30~11:30)
14:00~17:00(受付13:30~16:30)

 

<関連リンク>
認定NPO法人 いわき放射能市民測定室たらちねホームページ
https://tarachineiwaki.org/
Facebookページ
https://www.facebook.com/tarachineiwaki/
たらちねクリニック活動紹介のページ
https://tarachineiwaki.org/feature/clinic.html

 

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◆たらちねクリニックでは、新たな試みとして無料の「たらちねこどもドック」を計画しています。以下の動画をご覧ください。

 

 

詳しくはこちらのページをご覧ください
https://www.actbeyondtrust.org/campaign/donation/tarachine/dock/

 

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主催。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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