演出家・藤田俊太郎、ロンドンでミュージカル『VIOLET』演出、日本でも上演へ | アイデアニュース

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演出家・藤田俊太郎、ロンドンでミュージカル『VIOLET』演出、日本でも上演へ

筆者: アイデアニュース編集部 更新日: 2018年9月12日

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』で2017年に第24回読売演劇大賞・優秀演出家賞を受賞するなど注目を集めている演出家の藤田俊太郎さんが演出するミュージカル『VIOLET』(ヴァイオレット)が、2019年1月21日(月)から4月6日(土)まで、ロンドンのチャリングクロス劇場で上演されます(2019年1月14日からプレビュー公演あり)。この作品は、藤田さんが英国で「英国キャスト版」のミュージカルを演出し、続いて演出家と演出プランはそのままに日本で「日本キャスト版」を上演するという、日英共同プロジェクトです。

打ち合わせをするトム・サザーランドさん(左)と藤田俊太郎さん=写真提供・梅田芸術劇場

打ち合わせをするトム・サザーランドさん(左)と藤田俊太郎さん=写真提供・梅田芸術劇場

英国での上演劇場は、ウエストエンドの中心部に位置する「チャリングクロス劇場」。同劇場は150年以上の歴史を持ち、オフウエストエンドの中で最も注目を浴びている劇場の一つで、今回の企画は、チャリングクロス劇場の芸術監督、トム・サザーランドさんの総指揮のもと、梅田芸術劇場が共同で企画・制作することになったものです。

ミュージカル『VIOLET』(ヴァイオレット)は、1997年にオフ・ブロードウェイでプロデュースされ、ドラマ・クリティックス・サークル・アワードの最優秀ミュージカル賞、ルシル・ローテル賞の最優秀ミュージカル賞を受賞した作品。舞台はアメリカ南部の片田舎。幼い頃の事故により顔に大けがを負ったことで、人目を避けて暮らしていた、25歳のヴァイオレットは、テレビで見たあらゆる傷を治すという奇跡の宣教師に会うために、長距離バスに乗って西へ1500キロの旅に出て……という物語です。

<藤田俊太郎さんのコメント>
この作品は激動の60年代のアメリカ南部、公民権運動やその発端となったモンゴメリー・バス・ボイコット事件を背景に一人の白人女性がバスの旅を通して様々な人種、価値観を持った他者と出会い、その成長を通して次の時代へのかすかな希望を描いています。上演にあたってはお客様がヴァイオレットと一緒にバスに揺られて旅ができるような、そして様々な音楽と出会えるような瞬間を演出したいと思います。

<トム・サザーランドさんコメント>
藤田俊太郎さんの演出により、ジニーン・テソーリのセンセーショナルなミュージカル『VIOLET』をロンドンで拝見することを楽しみにしております。ロンドンで最も期待される公演になることは間違いありません。私がこの公演に関わっていなければ、一番乗りでチケットを買いに行ったことでしょう! また今後も多くの国際的コラボレーションを行うことを楽しみにしております。

チャリングクロス劇場の前に立つ藤田俊太郎さん=写真提供・梅田芸術劇場

チャリングクロス劇場の前に立つ藤田俊太郎さん=写真提供・梅田芸術劇場

<ミュージカル『VIOLET』(ヴァイオレット)>
音楽:ジニーン・テソーリ(ファン・ホーム』2015年トニー賞最優秀オリジナル楽曲賞)
脚本・歌詞:ブライアン・クロウリー
原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』
演出:藤田俊太郎
【ロンドン・プレビュー公演】2019年1月14日(月)~
【ロンドン公演】2019年1月21日(月)~4月6日(土) チャリングクロス劇場
【日本公演】ロンドン公演終了後・2019年以降 東京・大阪で上演予定

<関連サイト>
チャリングクロス劇場
http://www.charingcrosstheatre.co.uk/

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