「大正時代って不思議」、『怜々蒐集譚』溝口琢矢インタビュー(上) | アイデアニュース

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「大正時代って不思議」、『怜々蒐集譚』溝口琢矢インタビュー(上)

筆者: 吉野 淡雪 更新日: 2019年2月7日

2019年2月16日(土)に新国立劇場 小劇場で開幕するキネマ(映画)&キノドラマ(舞台)連動興行『怜々蒐集譚(Reirei Syusyu Tan)』に出演する、溝口琢矢さんにインタビューしました。溝口さんは、NHK大河ドラマ『天地人』や仮面ライダーシリーズ、『ドリフェス!』などで活躍し、2018年には舞台『ジョン万次郎』に主演したほか『宝塚BOYS』などに出演。今回の『怜々蒐集譚(Reirei Syusyu Tan)』では、石原理さんの人気漫画を題材に大正時代にくり広げられる謎をめぐる人間ドラマを描いたの中で、ストーリーを進めていく人物にあたる新人編集者の南くん役で出演します。

溝口琢矢さん=撮影・NORI

溝口琢矢さん=撮影・NORI

――今回、どのような心構えでこの作品に臨んでいらっしゃいますか?

僕は、今回の役をいただいてからこの作品のことを知ったんですが、原作は漫画なんです。ですから、きっと、もともと漫画の方を先に知っていた方は、どういう舞台になるんだろうと思われたと思いますし、逆に、こういう舞台作品があると聞いてから漫画原作と知った方は、ある意味、今どきの流れに乗ったと思われるかもしれないんですけど、僕が関わっている中で、とても心に響いたことがあるんです。それは、プロデューサーさん(Zu々主宰 三宅優)の言葉なんですけど「原作がたまたま漫画だっただけ」とおっしゃっていて。どういうことだろうと思って話を聞いていたら、「原作がなんであれ、舞台にしたいものをする」って。そういう信念がかっこいいなあと思いました。その後、台本を読んだときにもとにかくこの作品の中にある世界観をお伝えしたいんだなという強い意志を感じましたし、何より面白そうだなと思いました。

――やりがいがありそうですね。

はい。今回の形態がまず面白くて。キネマとキノドラマと、ふたつあるんです。そういうシステムは演じるどころか聞くのも初めてなのでまったく未知なんですが、ひとつ思ったのは、“映画のお芝居”と“舞台のお芝居”は、演じる側としても全く違うだろうということ。その違いを一気にお見せできることは役者冥利に尽きると思います。同時期に、しかも同じキャラクターで観ていただけるという嬉しさがありますし、そこをしっかりと見せられるかどうかが僕らにかかっているかなと思います。

<溝口琢矢(みぞぐち・たくや)プロフィール>
1995年5月9日生まれ 東京都出身。2007 年俳優デビュー。主な出演作に、NHK大河ドラマ『天地人』(2009年)、仮面ライダーシリーズなど。5次元アイドル応援プロジェクト『ドリフェス!』では『DearDream』のメンバーとして声優として、またキャストとして活動しライブイベントにも多数出演。2018年は舞台『ジョン万次郎』(EX THEATER ROPPONGI)主演、舞台『宝塚BOYS』への出演等、数々の大舞台を経験している。テレビドラマ・アニメ・映画・舞台と幅広い活動を展開。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、背景となる大正時代についてや、ロケ先でのお話などについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。2月8日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、新人編集者の南くんと自身について、共演する味方良介さん、藤原祐規さん、鯨井康介さん、野尻大介さんらについて語ってくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■明治と昭和の間にあった、日本に実在したエアポケットのような時代

■触れるものは触って確かめたくなるんです。触ると記憶に残るかなって

■それを知っているか知らないかということは、必ず伝わりますよね

■とても人間性のあるストーリーをどう伝えるか。もがくと思います

<キネマ(映画)&キノドラマ(舞台)連動興行『怜々蒐集譚(Reirei Syusyu Tan)』>
【上映・上演】2019年2月16日(土)~2月27日(水) 新国立劇場 小劇場
公式サイト
https://www.zuu24.com/rrsysy/

<関連リンク>
溝口琢矢 公式Twitter
https://twitter.com/5mizo_taku9
溝口琢矢 公式ブログ
https://ameblo.jp/mizotakudays/

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溝口琢矢さん=撮影・NORI

溝口琢矢さん=撮影・NORI

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<筆者プロフィール>吉野淡雪(よしの・あわゆき)  ライター インディーズバンドを主体とする音楽ミニコミ誌のライターをきっかけに文筆活動を開始。以降、ジャンルを問わず、独自の活動を続ける魅力的なアーティストのお手伝いとしてインタビューやレポートを執筆中。三度の飯より観劇が好き。心をゆさぶられると、ついつい書き残さずにはいられない性分で、そこから広がったご縁はなによりの宝物。 ⇒吉野淡雪さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. えりな より:

    とても読みごたえのある記事でした。素敵な記事をありがとうございます。
    キネマ、キノドラマ両方見てからこの記事を読んだのですが、観劇した時のことがよみがえってきました。ロケ地でのお話は、溝口さんのお人柄もよく伝わってきて、読んでいてほっこりしました。

  2. み き より:

    素敵な記事をありがとうございました。
    たいへん読み応えのあるお話を拝読出来て嬉しく思います。お写真もどれもとても素敵ですね。
    特にロケ地でのエピソード、好奇心が深めていく見聞と記憶のお話が印象的でした。
    そして何より作品そのものや世界観に向き合う真摯な姿勢に、観賞がより一層楽しみになりました。

  3. シマウマ より:

    彼の好奇心旺盛で真面目な素顔と役者としての矜持を感じるインタビューですね。写真もリラックスした表情がとても素敵です。

  4. こみえ より:

    ロケ地でのエピソードをたくさん読めて良かったです。
    舞台作品は演出の方や脚本、出演者によってがらっと色が変わるんだなあという感想を持ちました。映画作品と舞台作品、どちらも楽しみにしています!

  5. ゆう より:

    大変読み応えのある記事をありがとうございます。本作品は新しいものと古いものが入り混じった大正時代が舞台ということで、溝口さんをはじめキャストの皆さんはどのようにして「時代の空気感」を作っていくのか興味がありました。見て、聞いて、触れて、その時の感触と記憶をまとって演技することになる、というところになるほどと思うと同時に、実際に観劇して作品世界を体感する日が楽しみになりました。後編も楽しみにしています。

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