「ライブに来る感覚で」、ミュージカル『Hundred Days』藤岡正明インタビュー(上) | アイデアニュース

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「ライブに来る感覚で」、ミュージカル『Hundred Days』藤岡正明インタビュー(上)

筆者: 達花和月 更新日: 2020年1月9日

実生活でも夫婦でありミュージシャンでもあるベンソンズのメンバー、アビゲイルとショーンの実話をベースとした、二人芝居の濃密なミュージカル『Hundred Days』が、2020年2月20日(木)~2月24日(月・祝)にシアターモリエーで上演されます(2020年3月4日(水)~3月8日(日)の中野ザ・ポケットでの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました)。ショーン役の藤岡正明さんに作品についてお話を伺いました。上下に分けて掲載し、「下」では作品の中で演奏される曲についてのほか、2019年9月に藤岡さんが開催されたヴォイストレーニングワークショップについてもお話いただきました。

藤岡正明さん=撮影・NORI

藤岡正明さん=撮影・NORI

――『Hundred Days』の台本をお読みになった印象はいかがでしたか?

今回の『Hundred Days』は、どれくらいの楽曲数を弾くのかは、まだわからないですけど、実際にほとんどの楽曲で、基本的には僕がギターを持って、本当に生で弾いて演奏しながら歌ったりしている状態なんです。いまのブロードウェイでも、たとえば『Once』(2012年~2015年)然り、最近そういう作品が多いように感じます。

――作品中でギターを演奏されるのですか?

バンドも入りますが、そのバンドにギタリストは居なくて、逆に言ったら僕しか居ないので。要は適当なことができない、ちゃんと演奏として成立させないといけないんです。

――つまり「ショーン」として演奏をする?

そうですね、役として芝居をしながらギターを弾くので、覚えるのが大変だなと思って。

――ギターは以前から演奏されていましたね。

そうですね。いままでも普通にステージで、お芝居の中でギターを弾くという経験は何度もあるんですけど、ただ今回は曲数が多いなと思って。

――バンドメンバーとして弾くシーンはもちろん、ショーンの心情を現すような、ソロ演奏などもあるのですか?

どうなんでしょう。ギターだけでやる曲があるのかちょっとわからないんですけど、でも「基本的にほとんどの楽曲で、基本弾いています」ということは言われてます。

――それは出ずっぱりになりますね!

出ずっぱりですね。まぁ、二人芝居なので。これはそもそも「ベンソンズ」というバンドで、僕が演じる「ショーン・ベンソン」という役と、木村花代さんが演じる「アビゲイル」。この二人は夫婦なんですけど、その夫婦のライブから始まるんです。ライブが始まるときの、お客さまに対して普通に「元気? どうもー!」みたいな感じなので、この作品はひとつの「ライブ」なんです。つまり「じゃ次の曲、これちょっと聞いて欲しいんだけど、僕らの、こういうことがあったときのお話なんだけど~」っていう、“その時” を切り取って、お芝居があって「~っていうわけで、聞いてください!」みたいなことだったりするんです。もちろんいろんな手法はあるんですけど、ざっくり言うとそういう風な。だからこれは「ライブ」なんですよ。全編通してライブでやっていて、そしてライブのMCの中で「僕らの出会いの曲です、聞いてください!」みたいなことなんですよね。だから、やっぱり(役を)持ってないと変なんですよね。

――役を演じながら演奏ということで、普段以上に一瞬たりたとも気が抜けない感じですね。

まぁでも逆に言ったら、ライブを観に来る感覚で、お客さまは観に来てくれたら全然いいだろうなって思ってるんですよ。

――物語全体がひとつのライブだから。

そうですね。もちろんミュージカルでもあるんですけど、やっぱりそのパフォーマンスを味わって欲しいし、そういった意味では、お客さまとともに呼吸していくミュージカルだと思ってます。

※こちらはミュージカル『Hundred Days』公式サイトに掲載されている「2018年ニューヨーク上演時の映像より」動画です。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、ミュージカル『Hundred Days』の見どころや、ショーンとアビゲイルという役柄などについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。1月10日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、作品の中で演奏される曲についてのほか、藤岡さんが2019年9月に開催された「ヴォイストレーニングワークショップ」などについても伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■(ショーンとアビゲイル以外の登場人物は)います。ただ、キャストは二人だけ

■心の中に抱えているものを思い出しただけで、実はドラマはもう始まってしまう

■彼は本当の意味で多宗教。ショーンは、その中で自分自身を探している

■(板垣さんが)さすがだなと思うのは「これで駄目なら、俺が責任取る」って

<ミュージカル『Hundred Days』>
【東京公演】2020年2月20日(木)~2月24日(月・祝) シアターモリエール
(2020年3月4日(水)~3月8日(日)の中野ザ・ポケットでの公演は中止になりました)
公式サイト
https://www.consept-s.com/100days/
シアターモリエール
http://www.moliere.co.jp/theatre/
中野ザ・ポケット
https://www.pocketsquare.jp/the-pocket/

<キャスト&スタッフ>
【THE BENGSONS】ショーンとアビゲイルがフロントマンを務めるバンド
藤岡正明、木村花代
桑原まこ(音楽監督/Key)、遠藤定(Ba)、長良祐一(Dr:2/20~21、24、3/4~8)、小久保里沙(Dr:2/22、23)、石貝梨華(Vc)
【STAFF】
板垣恭一(日本語上演台本・訳詞・演出)

<関連リンク>
conSept 公式 Twitter
https://twitter.com/consept2017
藤岡正明公式サイト
https://fujiokamasaaki.officialsite.com/
藤岡正明公式ブログ
https://ameblo.jp/fujioka-masaaki/
藤岡正明 Twitter
https://twitter.com/Tsukune_Toro

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藤岡正明さん=撮影・NORI

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いがきっかけで、演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。熱っぽく自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. さつき より:

    ロングインタビュー嬉しいです。藤岡くんは「歌がうまい自由な人」と見られがち(?)ですが、インタビューの端々から、彼の演じる役が、歌の力という才能だけでなく、深く誠実な洞察と、それを体現しようとする意志によってできているのだと感じます。ますます応援したくなりました!

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