山口祐一郎「喜劇を通して皆さんにパワーを送りたい」、『オトコ・フタリ』製作発表 | アイデアニュース

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山口祐一郎「喜劇を通して皆さんにパワーを送りたい」、『オトコ・フタリ』製作発表

筆者: 岩村美佳 更新日: 2020年11月13日

2020年12月12日(土)に東京のシアタークリエで開幕し、2021年1月15日(金)から大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、1月23日(土) から愛知の刈谷市総合文化センターアイリスで上演される『オトコ・フタリ』の製作発表が2020年11月12日に行われ、山口祐一郎さん、浦井健治さん、保坂知寿さんが揃って登場しました。脚本はNHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」などの脚本を担当し、コメディ作家でもある田渕久美子さんの書き下ろしで、演出はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』などの山田和也さんが担当する、完全オリジナルのエンターテインメント・コメディ。製作発表は、和気あいあいと笑顔に溢れたものになりました。

山口祐一郎さん(写真中央)、浦井健治さん(同右)、保坂知寿さん(同左)=『オトコ・フタリ』製作発表より
山口祐一郎さん(写真中央)、浦井健治さん(同右)、保坂知寿さん(同左)=『オトコ・フタリ』製作発表より

脚本は、田渕さんによる出演者3人の当てがきで、それぞれの魅力に溢れた、ずっと笑えるものとのこと。山口さんは「さまざまな問題を抱えていらっしゃる方々が、この芝居を観に劇場に来て、客席でパワーを受け止めて、それが少しでも前向きなエネルギーになれば」と、浦井さんは「愛に包まれたシアタークリエになったら最高」と思いを込めていました。保坂さんは「お二人の大ファンの方たちが嬉しくなってしまうような、ちょっとお洒落な、ニヤッとしてしまうことがすごく多い脚本」と、その印象を明かしました。

山口祐一郎さん=『オトコ・フタリ』製作発表より
山口祐一郎さん=『オトコ・フタリ』製作発表より

山口さんと浦井さんの初共演は2004年の『エリザベート』。その後も『ダンス オブ ヴァンパイア』『王家の紋章』『笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-』など、何度も共演されています。浦井さんが「みんなの憧れである山口祐一郎さんが、たくさんの人を愛して、演劇界を愛して、第一線でみんなを引き連れて走ってくださっていることの心強さ。日本のエンターテインメント界は恵まれているなと思うんです」と熱っぽく語ると、立ち上がって笑顔でお辞儀をする山口さん。浦井さんも笑顔で返します。

浦井健治さん=『オトコ・フタリ』製作発表より
浦井健治さん=『オトコ・フタリ』製作発表より

そして、山口さんと保坂さんは、1981年の劇団四季での舞台から共演を重ねています。保坂さんが「必ず、本当に気を配る方。それを自然にやり続けているから、今この場所にいらっしゃるんだなと改めて感じました」と語って山口さんを見つめると、お茶目に気を配り始める山口さんに和む一幕も。 山口さんは「喜劇を通して皆さんにパワーを送りたい。その願いを僕たち三人で届けることが出来れば」と、多くの人々の様々な思いに寄り添っていました。人生における永遠のテーマ、「愛」の形を導きだしていく物語らしく、お互いへ、観客へ、愛のこもった言葉に、心が温かくなる会見でした。

保坂知寿さん=『オトコ・フタリ』製作発表より
保坂知寿さん=『オトコ・フタリ』製作発表より

<『オトコ・フタリ』>
【東京公演】2020年12月12日(土)~12月30日(水) シアタークリエ
【大阪公演】2021年1月15日(金)~1月17日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【愛知公演】2021年1月23日(土) ~1月24日(日) 刈谷市総合文化センターアイリス
公式サイト:
https://www.tohostage.com/otokofutari/

<ストーリー>
物語はある画家のアトリエから始まる―――。キャンバスに絵筆を走らせているのはその主、禅定寺恭一郎(山口祐一郎)。「先生、お茶が入りました」。その声がけに絵筆を止め、家政婦の中村好子(保坂知寿)が運んできた薔薇のお茶を口にする。「ところで先生、こちらの作品にはいつおかかりになるんですか?」。好子の目線の先にはまっ白のキャンバスが置かれている。「愛、ねぇ…」。女性には不自由しない恭一郎だが、“愛”をテーマに、と引き受けたこの作品にはなぜか取り掛かることができなかった。そこには誰にも言えない、言ったところで信じてはもらえないだろうある理由があったのだ。と、ドタバタとうるさい足音が彼の思考を遮る。「禅定寺恭一郎さんですか?」。息を荒げながら一人の若者がアトリエに踏み込んでくる。「須藤冬馬(浦井健治)と言います。僕は…母を探しに来たんです。母を出せ、今すぐに!」。訳が分からない恭一郎と好子、しかし冬馬と名乗る青年は怒りの表情を携えたまま、恭一郎をまっすぐ睨みつけるのだった―――。

<キャスト>
禅定寺恭一郎役:山口祐一郎
須藤冬馬役:浦井健治
中村好子役:保坂知寿

<スタッフ>
脚本:田渕久美子、演出:山田和也、音楽監督:江草啓太、美術:伊藤雅子、照明:服部基、音響:山本浩一、衣裳:前田文子、ヘアメイク:川端恵理子(スタジオAD)、舞台監督:山本圭太、演出助手:末永陽一、制作:渡邊隆、制作助手:上村幸穂/渡辺桃子、プロデューサー:服部優希/馬場千晃、宣伝美術:菅沼結美(TOHOマーケティング)、宣伝写真:村尾昌美

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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