2024年2024年1月23日(火)に開幕し、2024年3月31日(日)まで東京・浅草九劇でロングラン上演されている(全95回)ミュージカル『SMOKE』(脚本:チュ・ジョンファ、音楽:ホ・スヒョン)に、海を描く者「海(ヘ)」役として出演されている日野真一郎さん(LE VELVETS)のインタビュー後編です。
「下」の無料部分では、先日出演されていた『プリンスアイスワールド 2023-2024』滋賀公演、2024年5月19日(日)に開幕するLE VELVETSの春ツアー『Because of you』、LE VELVETSのみなさんの出演が発表されている2024年5月24日(土)に開催される『久原本家 presents 福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2024』について伺った内容を紹介します。有料部分では、日野さんの最近のトピックス、日本舞踊に挑戦したいというお話、「マルチエンターテイナーシンガー」になりたいという思いなどを紹介します。
ーー『プリンスアイスワールド』滋賀公演では、LE VELVETSのみなさまの歌唱で、鈴木明子さん(「シェルブールの雨傘」)、田中刑事さん(「オペラ座の怪人」)がパフォーマンスされましたよね。フィギュアスケートとのコラボはいかがでしたか?
以前、赤坂サカスでスケートとコラボしたことがあり、その時から氷上で歌ってみたいという目標はあったんです。そんな中で、今回コラボさせていただいたのですが、本当に気持ち良くて。鈴木明子さんも、初日は僕たちのCD音源で表現してくださっていたんですけど、「生歌だと、気持ちがすごく乗る!とても滑りやすかった!」って言ってくださって、「うわぁ、ありがとうございます」というお話をしました。カラオケにはない生の息遣いを感じて、歌声に背中を押されたというようなことをおっしゃっていて、嬉しかったです。
ーー 氷の上だとまた一層、ドラマティックな響きになりますよね。
そうですよね。野外などの音が反響する場所で歌う時には、イヤモニをつけることもあるらしいのですが、僕らの発声だと歌いにくくなるので、つけないんです。野外などのイベントの方が、声が伸びるように歌えているので、逆に得意というか(笑)。他のメンバーに聞いたら「そんなことない!」って言われるかもしれないですが、僕はすごく気持ちよく歌えて、「こういう場所、合ってるな」と個人的には思っています。今回氷上で歌うのも、すごく楽しかったです。やっぱり、路上ライブで、暑い日も、寒い中でも歌ってきた甲斐があり、氷上でも、全然大丈夫でした(笑)。
ーー日野さんは、生でフィギュアスケートをご覧になったことはありますか?
2、3年前に、ちょうど高橋選手が(村元哉中さんと)ペアを組まれた時のお披露目公演を拝見していたんですよ。今回もみなさんのパフォーマンスを見せていただいていたのですが、『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」から「Tomorrow」(『アニー』)にかけてのあの流れで、僕、泣きましたね…
やはり生だと、テレビで観るのとは全然違っていて臨場感もありますし。こんなプレッシャーの中で、4回転、3回転を飛んでいらっしゃるんだな…、すごいプレッシャーだなと思いました。フィギュアスケートを観る時の視点が、また変わりましたね。あと僕らもやっぱり、高音出す時とかはすごくドキドキするんですけど、スケートを拝見しながら、それに似たものを感じました。「来るぞ、来るぞ、飛ぶぞ!」という感覚が、「出すぞ、出すぞ、高音出すぞ!」という歌う時の感覚とリンクするなと。
ーーLE VELVETSとしては、今年もこれから春ツアー「Because of you」など、グループとしてのいろいろな活動も始動しているところでしょうか。京都公演が追加になり、神奈川、埼玉、東京と全部で4箇所で開催される春ツアーは、どんな感じになりそうですか?
15周年だった昨年は、路上ライブやデビュー時から歌っている曲なども含め、今までの曲を踏襲するというコンセプトでコンサートを届けました。昔から応援してくださっている方にとっては「懐かしいね!」と、初めて来てくださる方は「こういう曲を昔は歌っていたんだ!」というところを感じていただきたいという作りだったんです。
今回も、今まで僕たちが歌ってきた「LE VELVETSといえば、この曲」というところは絶対外さないのですが、 昨年はベストアルバム「ROMANTiCA」も出したので、そこからチョイスして構築していく形になっていくとは思います。その中に、新たな曲を散りばめながらという形になりそうです。
ーー5月には『音恵』(久原本家 presents 福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2024)へのご出演も発表されていますが、こちらは数年ぶりでしょうか? 福岡なので、日野さんは地元ですね。北九州観光大使としては、先日「地球の歩き方 北九州市」にも寄稿されていました。
「地球の歩き方」は人気で、オンラインでも売り切れになっているらしいんです。北九州の方もなかなか買えていないそうで…。『音恵』は、以前出演させていただいた時、縣護国神社の夕暮れ時が、すごくよかったのを覚えています。みなさんが座っていらっしゃる客席のところに、ちょうど夕陽が沈んでいくんですよね。素敵な場所でのコンサート。こちらも楽しみです。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、日野さんの最近のトピックス、日本舞踊に挑戦したいというお話、「マルチエンターテイナーシンガー」になりたいという思いなどインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■「整体セラピスト」の資格取得に向けて勉強中。身体のことを知り、歌に活かせれば
■4月からは、日舞を習い始めたい。手の動きひとつ取っても、とても綺麗だなと
■「継続して、究める」一年を。人生に無駄なものはなく、挑戦するほど自分の糧に
■「マルチエンターテイナーシンガー」になりたい。引き出しを持つことを大切に
<ミュージカル『SMOKE』>
【東京公演】2024年1月23日(火)〜3月31日(日) 浅草九劇
公式サイト
https://musical-smoke.com/
<LE VELVETS コンサート 2024 「Because of you 」>
【神奈川公演】2024年5月19日(日) よこすか芸術劇場
【埼玉公演】2024年6月1日(土) 埼玉会館
【東京公演】2024年6月15日(土) 大田区民ホール アプリコ
【京都公演】2024年6月16日(日) 京都劇場
公式サイト
https://www.le-velvets.com/contents/703135
<久原本家 presents 福岡音楽祭 音恵 ONKEI 2024>
【福岡公演】2024年5月25日(土) 福岡縣護国神社
公式サイト
https://rkb.jp/onkei/
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最新のインタビューありがとうございます。SMOKEのお話、なかなか伺えないので嬉しいです。お忙しい中、新たな専門まで学ばれていて驚きました。コンサートでは歌声だけでなく、振りも英語もハイトーンヴォイスも美しい日野さん。SMOKEも更に深まってきて、舞台の度にステップアップされ、プロ意識の高さを感じています。YouTubeの弾き語りも好きです。これからも勝手に(笑)追わせていただけたら嬉しいです。