【2020年4月8日、編集部追記】『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府からの緊急事態宣言を受け、全期間中止されることが4月8日に発表されました。中止によるご入場券の払戻しにつきましては公式サイトをご確認ください。
https://www.josephthemusical.jp/
ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』が、2020年4月7日(火)から4月29日(水・祝)まで東京・日生劇場で、5月14日(木)から5月18日(月)まで大阪・オリックス劇場で上演されます。ファラオ役で出演する小西遼生さんにインタビューしました。(上)では、なぜこの作品に出演しようと思ったか、作品について、小西さんが歌う曲について、共演者について、「王」という役どころなどについて伺いました。
『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』は、『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーさんと、『エビータ』『ライオンキング』などの作詞を手掛けたティム・ライスさんが、まだ学生時代だった頃に初めてタッグを組んで生み出した、両巨匠の原点ともいえるミュージカルです。イギリス・ウェストエンドで上演された際も好評を博し、1982年のトニー賞にノミネートされました。旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、波乱に満ちたジョセフの人生が全編楽曲で綴られます。数奇な運命を辿るジョセフの人生に相応しく、ロック、バラード、シャンソン、カントリー、ロカビリー…と、実に多彩で様々なジャンルの楽曲が演奏されます。
――この作品に出演しようと思ったきっかけや、惹かれたところはどこですか?
日本人キャスト版として初めて上演されるからですね。前例があって誰かがやったことがある作品よりは、基本的には新しいものをやりたいんです。まだ誰もやったことのない役や作品の方が、挑戦するひとつの動機として、いつも優先的に考えているので、アンドリュー・ロイド=ウェバーさんという巨匠の作品にも関わらず、今までやってこなかった作品ということにも興味がありました。実際に音源を聴いてみたときに、ある意味すごく新鮮だったんですよね。ミュージカルって、全ての曲が繋がって、ひとつの作品というイメージが強いですが、本当にオムニバスのアルバムを聴いているような感じで。
――1曲ずつテイストが違いますね。
いろいろな聴いたことのあるような感じの曲が入っていて、おもしろいなと思って。僕が歌う「SONG OF THE KING」という曲は、そのまんま(エルヴィス・)プレスリーですが、僕はあの時代の音楽が好きなんですよ。
――60年代?
そうです。そもそもプレスリーが好きで、家でピアノでプレスリーのバラードを弾いたり、歌ったりしているくらい好きです。
――じゃあ、ぴったりですね。
楽しいですね。だから、やりたいなと思いました。そして、今までお仕事をしていて信頼があるプロデューサーの方たちが僕の名前を出してくれたというだけでやりたいと思いました。何に信頼があるって、あの方達のセンスが好きなんですよ。選んでいる作品だったり、今までお仕事してきた作品だったり、『ジェーン・エア』や『End of the RAINBOW』など、個人のセンスがすごく好きで。だから、今回もすごくセンスのいいものを作ろうとしているんだなという思いがあって、出演させていただくことにしました。
――新しいことへの挑戦と、人への信頼ですね。「この人たちと仕事がしたい」と。
そういうことですね。やはり信頼というのは、結局自分の安心ではなくて、お客様にチケット代を払っていただいて、次に観ていただくものとしての信頼なんですよ。やはり来ていただくからには、センスがいいものを観ていただきたいですし、新しいものを観ていただきたい。楽しい音楽だったら本当に上質に楽しんでいただきたい。僕のなかではそういうものを作る方達なんだという認識がありますし、育てていただいた人達でもあるから、今の段階でできることで、ちゃんとお返しをしたい。お客様にも、その方達にも、という気持ちです。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、この作品で小西さんが歌う「SONG OF THE KING」について、共演者について、「王」という役どころなどについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。2月7日(金)掲載予定のインタビュー「下」では、小西さんがリリースしたCD『空想改革-KONISHI RYOSEI LIVE 2019-』と2月10日と11日に小西さんが開く『Special LIVE in TOKYO -MUSEUM-』、出演中のミュージカル『フランケンシュタイン』などについても伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>
■半分ミュージシャンとして参加しそうな感じがする作品、歌い手としての要素もある
■(シルビアさん、村井國夫さん)また一緒に言い合えるのがうれしい(笑)
■王とはどういうものなのか世界の文献を見ようかな、レミのときは日曜礼拝に通って
■アンドリュー・ロイド=ウェバーが才能の溢れ始めた頃に作っていて、軽快
<ミュージカル「ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート」>
【東京公演】2020年4月7日(火)~4月29日(水・祝) 日生劇場
【大阪公演】2020年5月14日(木)~5月18日(月) オリックス劇場
※※全期間中止となりました
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いつも小西遼生さんの記事を書いてくださりありがとうございます。
個人的な思うことなのですが、小西さんの魅力って、分かりやすいのはこちらの写真のように、美しい、かっこいい、どこか可愛い(笑)ルックスはもちろん、役作りのために歴史的背景だったり、本を読みこんだり、そういった努力を続けていく姿勢だなと思っています。小西さんは俳優なので一般人とは違いますが、そういった姿勢は尊敬できますし、私もそういう風になりたいなといつも感心させられます。
今回の、ここの記事にたどり着いた方が小西さんの魅力に気づいて、ファンが増えたら素敵だなぁって思いました。
いつもありがとうございます。