「旅立っていったら、また絶対に会えると思う」、麻実れいインタビュー(下) | アイデアニュース

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「旅立っていったら、また絶対に会えると思う」、麻実れいインタビュー(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2021年3月26日

2021年3月30日(火)に銀座ヤマハホールで『麻実れい芸能生活50周年記念コンサート 三重奏~Rei Asami Trio~』を、4月4日(日)に宝塚ホテルで『麻実れい芸能生活50周年記念ディナーショー 三重奏~Rei Asami Trio~』を開催する麻実れいさんのインタビュー、後半です。ひとつのものをクリエイションしていくなかで大事にしていること、2020年に出演した『アナスタシア』について、歌について、今後について、そして、年を重ねてそれぞれが旅立っていくけれども、旅立っていったらまた絶対に会えると思うというお話などをしてくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

麻実れいさん=撮影・岩村美佳
麻実れいさん=撮影・岩村美佳

――出会った方々と、ひとつのものをクリエイションしていくなかで、一番大事にすることや、人とコミュニケーションをとるなかで一番残るものは何ですか?

最初のジャイルス・ブロックという演出家から、『マクベス』の稽古中に、江守(徹)さん相手に喧嘩してほしいと言われました。なんで喧嘩なんかするんだろうって。でもそういう稽古をしたことがないから、どうしていいかわからなかったんです。とにかく夫婦喧嘩をしろと。夫が約束を破った設定があって、取っ組み合いになるまでやって、その時に演出家が「OK、わかった」と言ったら、私もわかったのね。

宝塚でも丸15年芝居はしていましたが、男から女を演じる事の緊張と不安で自分のなかで緊張していたんだと思いますが、ひとりで勉強していたんです。台詞もひとりで、自分のところばかり。そうすると、稽古場で、いざお相手と台詞を交わす時に、相手まで台詞が届かないんです。「ちゃんと届かせろ。届いたら向こうの言葉をしっかりキャッチして、その時に何を感じたか、何を感じるかで、それをまた相手に届けろ。わかった?」とジャイルスが言った時に、わかりましたと。それがやはり、大きくて、ジャイルスじゃなかったらできなかったと思います。

デヴィッド・ルヴォーが先だったらできなかったと思う。デイヴィッドは若いし、これからという、火が点く始めの頃でしたが、ジャイルスは、確かナショナルシアターの演出家だったので、そういう意味では育て方がお上手だったんじゃないかなと思います。メイキャップの方法、いろいろなこと、なぜ舞台に出てくるか、舞台に出てくるには理由があるだろう、それとなぜ引っ込むか、引っ込んだらそっちでなにがあるか、ということですね。

レディ・マクベスは、夫からの手紙を読んでいる時に、シェイクスピアって難しいけれど、普通の家庭環境で考えてみようと思ったんです。夫がちょっと立場が上がるような気配を感じたら女房としては押すよね、と考えたらいいんじゃないかと。夫が帰ってきて、とにかく夫がいろいろなことを言う、そうすると女房のほうが燃えてしまう。それで、もうすぐ王がやってくるからふたりで部屋へ行こうと。「引っ込んでからなにをすると思う?」と聞かれても、なにをするかなんてわかりゃしませんよね。そうしたら、「ものすごく動物的なセックスが始まるだろう、興奮しきっているふたりだから」と。

『桜の園』では、稽古が始まる前に、「並んでいる長椅子にみんな座って」というんです。「半端じゃない、すごく広大な桜の園だから、駅から馬車に乗って延々と自分たちの邸宅まで時間がかかる。ここでいろいろなことを感じながら、話しながら行ってくれ」と。舞台に出ていないところがあって物語が始まるとか、そういうことを教えてくれて、考えることができるようになったんです。この主人公は、なんのために出てくるのか、どういう生き方をしたのか、周りの交際している人たちはどんな人たちなのか、そういう風に考えると、すごく面白いです。

――毎回新たな気づき、聞いて知ることがたくさんあるんですね。

そうなんです。教えてくださった素晴らしい方たちと出会い、そこでしっかり土台ができたので、若いデヴィッドが来ても、(ロバート・アラン・)アッカーマンが来ても、なんとか処することができたのかなぁと思います。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、2020年に出演した『アナスタシア』について、歌について、今後について、そして、年を重ねてそれぞれが旅立っていくけれども、旅立っていったらまた絶対に会えると思うというお話などをしてくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。などインタビュー後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■ミュージカルは華やかじゃないとね。『アナスタシア』には素敵な人たちがいっぱい

■『アナスタシア』『斑女』『ドクター・ブルー』。コロナ禍でもこれだけできたのは感謝

■演出家が「麻実さんのファルセットが好き」と。今回のコンサートでも使ってみようかな

■与えられた時間を大事に、そしていつか終わる。旅立ったら、また会えると思う

<『麻実れい芸能生活50周年記念コンサート』>
【東京公演】2021年3月30日(火) 銀座ヤマハホール
公式サイト
https://www.umegei.com/schedule/896/index.html

<関連リンク>
麻実れい|アーティスト|梅田芸術劇場
https://www.umegei.com/system/productions/detail/1

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麻実れいさん=撮影・岩村美佳
麻実れいさん=撮影・岩村美佳

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. megu より:

    インタビューのお話しを読んで、コンサートのトークの内容を思い出して余韻に浸っています。これまでの舞台が今日に明日に繋がる……その道を颯爽と歩く姿が格好良くて素敵です!

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