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YouTubeで学ぶ英語:(96)カナダ先住民同化政策の歴史:新たに215人の遺骨発見

筆者: 松中みどり 更新日: 2021年6月26日

連載「YouTubeで学ぶ英語」の第96回です。19世紀から20世紀にかけて、カナダでは、政府がキリスト教会と協力して先住民寄宿学校を運営し、同化政策を推し進めてきた暗い歴史があります。2021年5月、ブリティッシュコロンビア州カムループスにある寄宿学校の跡地から、新たに215人の子供の遺骨が見つかり、先住民の怒りが再燃しています。それを伝えるニュースを聴いて、学んでいきましょう。

Protesters Tear Down Statue of Residential Schools Founder = Inside Edition YouTube チャンネル

※動画は文章に合わせた位置から再生されます。一度再生した後にもう一度指定位置から再生したい場合は、ページ全体を更新してから再生して下さい。

イラクのフセイン大統領の像や、アメリカのコロンブスの像が引き倒されたところは、日本でもニュースになっていたと思います。差別や弾圧の象徴として、抗議の行動だったのですが、このニュースでも、大学の前に立っていたEgerton Ryersonの像が引き倒されています。彼は、カナダの寄宿学校のシステムを作り上げた人物として知られているのです。その部分を聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

Protesters in Toronto ( 1 )a statue honoring a man linked to the deaths of thousands of(    2   ) The statue is in the likeness of Egerton Ryerson and until recently it stood outside Ryerson university in Toronto. Ryerson created Canada’s residential school system. The schools were intended to assimilate (    2   ) by force, to separate them from their families and cut their ties to their own cultures. They were a tool of so-called (   3   )There were over 100 schools and they operated for over 150 years. トロントのデモ参加者は、ある人物を称える像を倒しました。数千人の先住民の子どもたちを殺したとされる人の像です。この像はエガートン・ライアソンを模したもので、最近までトロントにあるライアソン大学の外に置かれていました。ライアソンは、カナダの寄宿学校制度を作った人物です。この学校は、先住民の子どもたちを強制的に家族から引き離し、自分たちの文化とのつながりを絶って同化させることを目的としていました。いわゆる民族浄化の手段だったのです。100以上の学校があり、150年以上にわたって運営されました。

では、そうした寄宿学校から生還したsurviver と呼ばれる先住民の男性の言葉を聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

We (   4   )ugly because we were told we were ugly. We (   4   )like we were nothing but dirt. And that has remained with me to this very, very day. It’s, it’s, you know, I’ve never felt that I was (  5  ) for anything. お前たちは醜いと言われたために、自分は醜いと感じるようになりました。私たちは、自分は醜い、自分はゴミでしかないと思わされたのです。その思いは、今日まで続いています。私は、何事に関しても、自分が十分だ、通用すると感じたことは一度もありません。

元の寄宿学校の敷地から、あらたに215人の遺骨が見つかったのは、見つからない家族を探し続けたカナダの先住民の人々の努力の結果です。動画の続きを聴いて、(  )の中を書き取ってください。ひとつの(  )にひとつの単語とは限りません。

The schools have come under renewed scrutiny after a horrifying recent discovery the ( 6 )of 215 indigenous children buried on the grounds of a former school in British Columbia. “Indigenous communities and families have been saying these things for decades, often not notified of deaths, their children never return home, unable to get any sorts of answers.” Canada’s national center for truth and (  7  ) estimates at least 4000 indigenous children died at the schools. The true number may be several thousand greater. Many of the residential schools were (   8   )the Catholic church. Pope Francis recently expressed pain over the children’s deaths but did not apologize or acknowledge the church’s role. 先日、ブリティッシュ・コロンビア州の元学校の敷地内に、215人の先住民の子どもたちの遺体が埋められているという恐ろしい発見があり、寄宿学校は新たな調査の対象となりました。”先住民のコミュニティや家族は、何十年もの間、これらのことを言い続けてきました。多くの場合、子どもの死亡は通知されず、子どもたちは家に帰ることはなく、どんな種類の答えも得られません” カナダの国立真実和解センターは、少なくとも4000人の先住民の子どもたちが寄宿学校で亡くなったと推定しています。本当の数はそれを数千人上回るかもしれません。寄宿学校の多くは、カトリック教会の系列でした。フランシスコ教皇は最近、子どもたちの死について心を痛めていると表明しましたが、謝罪をしたり、教会の役割を認めることはありませんでした。

2015年に首相となったジャスティン・トルドー氏の「Diversity is Canada’s strength:多様性がカナダの強み」 というポリシーのもとに政治をすすめているカナダですが、1863年からつい最近、1998年まで、先住民寄宿学校を運営し同化政策を行っていました。その中では子どもたちに対するあらゆる虐待があり「文化的なgenocide:虐殺」がおこなわれていたのです。トルドー首相も、「恥ずべき歴史」と語っていますが、まだ行方不明の子どもたちが残っていると当事者たちの声が上がっている以上、カナダ政府には先住民への十分な補償や、他の寄宿学校の調査など具体的な行動が求められています。

この複雑な問題を理解しやすくするため、BBC News Japanが、日本語字幕をつけて公開しているYouTube動画を紹介しておきます。同じテーマの動画を複数見ることで、自然に語彙が増え、内容も頭に入りやすくなります。おすすめの勉強方法です。BBCを見てから、上のリスニング問題に再挑戦するのもいいと思います。

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聴き取りの答えと解説

遺骨発見関連の別動画紹介

<関連リンク>
Inside Edition ホームページ
https://www.insideedition.com/
Inside Edition ツイッターページ
https://twitter.com/insideedition
National Center for Truth and Reconciliation
https://nctr.ca/

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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