「演劇男子は、つかこうへいという文字に憧れる」、『飛龍伝2022』一色洋平(上) | アイデアニュース

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「演劇男子は、つかこうへいという文字に憧れる」、『飛龍伝2022』一色洋平(上)

筆者: 達花和月 更新日: 2022年5月16日

2022年5月20日(金)から24日(火)に、東京・紀伊國屋ホールで『飛龍伝2022〜愛と青春の国会前〜』が上演されます。アイデアニュースでは、主演の一色洋平さん(山崎一平役)にインタビューしました。インタビューは、上、下に分けてお届けします。「上」では、学生時代の観劇日記に綴った『飛龍伝』への感想、『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』(2022年3月~4月)に続き、「つかこうへい作品」に出演するにあたっての想い、学生時代からの「つかこうへい作品」への憧れと、憧れがあるからこそ稽古場で感じていること、羽原大介さんの脚本・錦織一清さんの演出のことなどについて伺った内容を紹介します。

「下」では、演出の錦織さんからの「山崎一平」役へのオーダーのこと、役に向き合いながら感じていること、立ち稽古初日にいつも感じること、共演する井上怜愛さん(神林美智子役)と小山蓮司さん(桂木純一郎役)のことなどについて伺った内容と、お客さまへのメッセージを紹介します。

一色洋平さん=撮影・NORI
一色洋平さん=撮影・NORI

――『飛龍伝2022〜愛と青春の国会前〜』へのご出演が決まったきっかけを教えて下さい。

この公演のプロデューサーでもあって、「北区AKT STAGE」の代表でもある時津真人さんと、「椿組」の夏の定番である花園神社野外劇「『天守物語』 -夜叉ヶ池編- 2018」という作品で、役者としてご一緒させていただいたんです。その時も結構近しい役で、殺陣でガッツリとお世話になり、仲良くさせて頂いて。そのご縁で「山崎一平という役はどう?」 というような連絡を頂いて、「これはやりたい」と思いました。ちょうどその時は『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』の稽古場に居て、周りが「アタタタ!」「ホォゥァタ!」と言ってる中で、僕は一平のことを思いながら(笑)、「是非やらせてください」と即答しました。

――ご出演が決まったときはいかがでしたか?

実は、僕がつかこうへいさんの作品を初めて見たのが『飛龍伝』 だったんです。高校3年生のときに、自分でチケットを取って舞台を見始めて、三谷幸喜さんや、河原雅彦さんの演出作品を観たり、シアターコクーンに観に行ったりと、いろいろ観ていた時期に、つかさん演出の『飛龍伝2010 ラストプリンセス』(2010年)を観に行ったんですね。新橋演舞場の2階か3階の、すごく遠目の席で観たんですが「舞台上で祭りが起こっている…祭りだなこれは」と思ったんです。今まで自分が観てきた演劇では確実に味わえないもので「何を浴びせられてるんだろう」みたいな感じだったので、視覚的にも聴覚的にもすごく記憶に残っていて。あとやっぱり空気感ですかね。新橋演舞場のふわぁっとしたオレンジ色の空間とあいまって、よく覚えているんです。

それが12年前のことなのですが、当時僕は日記にひとつひとつ観劇の記録をつけていたんです。高校生でお金がないから「いくら払った」とかチケット代をちゃんと書いてて可愛いんですけど(笑)。今回、改めて『飛龍伝』のページを見ると、「無駄なものが一切なかった」と書かれていました。それまでに僕が観ていた作品のセットは、具象であったり、結構作り込んで仕掛けがバンバン動くようなものが多かったんです。ところがつかさんの作品は、本当に素舞台に近いんですよね。

『飛龍伝2010 ラストプリンセス』は、ちょっと大型の装置が出てきたりもしましたが、基本的に素舞台で「人」で魅せるんです。そのドラマの力や台詞を信じる。相手が語ること、相手と語り合うことで生まれるものを信じているんだな、ということまでは、多分高校生の僕はまだよくわかっていなかったので、「無駄なものが一切なかった」という一言になったのだと思います。『飛龍伝2022〜愛と青春の国会前〜』への出演が決まって、実家に帰ってこの日記を読み返したときに、「偉そうに書いてるな」と思う一方で、「ちょっと鋭いことを書いてるかもしれない」って思いました。『飛龍伝』のオファーをいただいて、自分がそこに出られるということには、結構いろんな思い入れがあるんです。

――つかこうへいさんの作品と出会われたのは、高校生のときだったのですね。

『飛龍伝2010 ラストプリンセス』は、つかさんが亡くなる直前の最後の作品になったので、嬉しい偶然と言うとちょっと不謹慎ではありますが、最後に滑り込みで観られたのかなというところはあります。あの時飛び込んで観た自分は偉いなと思っています(笑)。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、「つかこうへい作品」に出演するにあたっての想い、学生時代からの「つかこうへい作品」への憧れと、憧れがあるからこそ稽古場で感じていること、羽原大介さんの脚本・錦織一清さんの演出のことなどについて伺った内容などインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。17日掲載予定のインタビュー「下」では、演出の錦織一清さんからの「山崎一平」役へのオーダーのこと、役に向き合いながら感じていること、立ち稽古初日にいつも感じること、共演する井上怜愛さん(神林美智子役)と小山蓮司さん(桂木純一郎役)のことなどについて伺った内容と、お客さまへのメッセージなど、インタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■「つかさんのお芝居」を知って憧れ直したいから、今までの憧れを一旦捨てる

■つかさんの稽古場にいた方が羨ましいけど、僕ができるのは戯曲に手を伸ばすこと

■演者を泳がせてくれる錦織さんの演出。「これ足してみて」がすごくしっくりくる

■「ちょっと難しいな」と思った瞬間に、「それ要らないね」と瞬時にカットされた

<『飛龍伝2022〜愛と青春の国会前〜』>
【東京公演】2022年5月20日(金)〜24日(火)紀伊國屋ホール
公式サイト
http://aktstage.com/topics/2051/

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一色洋平さん=撮影・NORI
一色洋平さん=撮影・NORI

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いがきっかけで、演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。熱っぽく自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. ようこ より:

    文量と熱量のあるインタビューにおどろきつつ、下もあることに嬉しくも思っています!笑
    一色さんのつか作品への付き合い方、また、お芝居への向かい方を知ることが出来てより観劇を楽しめそうです。
    それと一色さんは言葉がとても美しいので、(記事にするにあたり多少の変更は加えられているかも知れませんが)一色さんの紡がれる言葉がじっくり読めるインタビューで大満足でした。
    お写真もどれも素敵でした!
    観劇前にも読み返したいと思います。素敵なインタビュー記事をありがとうございます!

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