「近くに感じて」、『Sion Yoshitaka 5th Anniversary event』、吉高志音(上) | アイデアニュース

新着 予定 プレゼント 動画

「近くに感じて」、『Sion Yoshitaka 5th Anniversary event』、吉高志音(上)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2023年5月18日

2022年秋に上演された MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2022 で“泉田 莇”役を、2023年春に韓国ミュージカル作品『フィーダシュタント』日本初演ではハーゲン・アクスマン役を演じ、中国語・英語を話すトリリンガル若手俳優としても注目を集める吉高志音さんがデビュー5周年を記念し、誕生日である2023年7月2日(日)に『Sion Yoshitaka 5th Anniversary event』を開催します。チケットは先行発売段階で応募多数になり急遽配信を決定し、さらに関係者・補助席を開放して一般チケットを5月20日(土)より発売します。アイデアニュースでは、人気急上昇中の吉高さんにインタビューしました。インタビューは上下に分けてお届けします。「上」では、5周年記念イベントの内容、吉高さんの子どもの頃のお話、初めて観た舞台が同じ事務所の加藤和樹さんが出演していた『真田十勇士』だったこと、この世界に入りたいと思ったきっかけのこと、高校時代のコピーバンドの話などについて伺った内容を紹介します。

「下」では、デビューしてからの5年間に感じたこと、ターニングポイントになった役や人のこと、『A3!(エースリー)』のこと、Community Concert「KazKoN2023」にゲスト出演したときのこと、ご自身の声や声帯のこと、今後歌ってみたい曲や好きな作品のこと、実際に役を演じてみて感じたことなどについて伺った内容を紹介します。

吉高志音さん=撮影・岩村美佳
吉高志音さん=撮影・岩村美佳

ーー5周年イベント「Sion Yoshitaka 5th Anniversary event」は、どんな内容になるのかお聞かせください。

昼の部ではゲストに『A3!』(MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2022~)で出会った新正俊さんに来ていただいて、応援してくださる皆様と一緒に5周年を楽しく過ごせるようにトーク中心にお届けするイベントです。夜の部は僕が中国にいたときからのルーツになった曲や影響を受けた曲をアコースティックライブ形式で届けていきます。

ーーどんな時間にしたいですか?

感謝を伝えたいですね。そして、より近くに感じてほしいです。イベントや舞台に来ていただいている皆さんへの感謝もそうですが、日々のSNSなど文章だけでは伝わらないようなこと、一人ではないということをもっと皆さんに感じてもらえたらなと思います。

ーー25歳、30歳に向かっていく、これからの年月で今後の夢や、目標にしたいこと、こういう俳優になりたいなど、具体的に言葉にできることはありますか。

まず近くの目標としてはグランドミュージカルに挑戦してみたいです。そして個人としては、大人として、もっと成長していきたいです。それこそ、事務所の先輩の(加藤)和樹さんは、僕から見ると素敵なかっこいい大人です。口でいうのはとても簡単なんですが、実際に積み重ねてきたものがとても濃くて、それが和樹さんを作っているのだと思うので、自分も大人としての魅力というか、味というか、それを出るような生き方がしたいなと思います。

ーー人間性や深み、積み重ねてこられた生き様ということでしょうか。

そうですね。事務所に入ってから和樹さんを見ていると常に挑戦をし続けている。自分ももっと深めていきたいので、挑戦はずっとしていきたいと思います。

 ーーアイデアニュースに登場いただくのは初めてなので、子どもの頃のことなどもお聞かせください。どんなお子さんでしたか?

6歳まで中国の上海にいて、とにかく食べるのが大好きで、ぷくぷくと太って丸かったんです。自分で言うのもなんですが、おじいちゃんやおばあちゃんの言うことをきちんと聞く、いい子だったと思います。

ーーエーステトーク番組(MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2022~ 新情報解禁特別番組!)で、おじいさまのお話をされていましたね。

そうですね。とてもおじいちゃん子だったので、公園にもよく一緒に遊びに行ったりしましたし、本当におじいちゃん、おばあちゃんの愛を受けて育ちました。

ーー6歳までは、中国語を話されていたんですか?

中国語だけでしたね。上海だったので、おじいちゃんやおばあちゃんは、上海語も話していましたが、僕は聞き取ることしかできなくて。上海語を話すのはあまり上手ではなかったですね。言語って、みんな友だち同士で話しながら身についていくらしいのですが、あまり使う機会がなかったので、内容はわかるけれど、使えなかったという感じです。上海語は方言のような感じで、北京語がいわゆる標準語です。

ーー日本に引っ越してきたときのカルチャーショックのことなどは、覚えていますか?

カルチャーショックしかなかったです。生野菜を食べたのも、僕は日本に来て初めてでした。小学校の給食で、キャベツが添えてあったりしたときも、「これは飾りかな?」という感覚でした。自動販売機がたくさんあることにも驚きましたし、お寿司も最初は食べられませんでした。

上海にも回転寿司はあったんですが、玉子やカニカマなど加工されたものが多くて。上海にいたときは、カニカマが大好きでした(笑)。でも日本に来て、生物も食べるんだということを知りました。あとは、とにかく言葉ですね。漢字はわかっても、ひらがなやカタカナがわからなかったですね。

ーー小学校1年生くらいの頃ですよね。

やはり言語がわからないことに対して、周りの同級生には、不思議そうに見られていた気がします。「どうコミュニケーションを取ろうかな」と僕も思っていましたし、周りの友だちは幼稚園からそのまま小学校に上がった子たちが多かったので、見かけない子がいるという雰囲気だったんです。「中国から来た子」という感じで見られていたんだと思います。

ーー幼稚園から小学校に上がった子たちが多く、みんなの関係性ができている中に入っていったんですね。

はい。なので、みんながやっているゲームを聞いて、実際に親に頼んで買ってもらったりしました。とりあえず、ゲームを持って行ったら一緒にゲームができるし、友だちになれるだろうと思いながら輪に入っていったんですが、それもダメでしたね。難しいですね。そのとき、どうして輪に入れないんだろうと思いましたね。

ーー何かを買って持っていくというトライをするエネルギーが必要だったんですんね。パッと中に入って遊べなかったんですか。

入ったときもあれば、結局いじわるされたり…という感じでしたね。捕まえたモンスターを全部逃されていたりとか(笑)。

ーーえ! それは悲しい……。

「あ、ない!」みたいなことがありました。理由なしになんでそんないじわるをするんだろう…って悲しかったですね。

ーー成長していく中で、プラスの方向に楽しくなっていったことはありますか?

1、2年経ったある日、休み時間にキャラクターを描いたり、漫画の模写をしたりしていたときに、その絵をチラッと見た友だちが「上手だね」と言ってくれたことが、とても嬉しかったです。それをきっかけに、きちんとコミュニケーションを取れるようになったのかなと思いますね。

ーー相手が興味を持ってくれたんですね。

はい。その時のことが、結構印象に残っています。

ーー今でも絵が趣味だとプロフィールで拝見しました。

そうですね。基本的にキャラクターの模写などが多いですが。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、吉高さんの子どもの頃のお話、初めて観た舞台が同じ事務所の加藤和樹さんが出演していた『真田十勇士』だったこと、この世界に入りたいと思ったきっかけのこと、高校時代のコピーバンドの話などについて伺ったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。19日掲載予定のインタビュー「下」では、デビューしてからの5年間に感じたこと、ターニングポイントになった役や人のこと、『A3!(エースリー)』のこと、Community Concert「KazKoN2023」にゲスト出演したときのこと、ご自身の声や声帯のこと、今後歌ってみたい曲や好きな作品のこと、実際に役を演じてみて感じたことなどについて伺った内容などインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)

■日本に来てからは、家族でカラオケに週一以上で行っていた。今もたまに一緒に行く

■10代の頃に行った、玉置浩二さんのコンサート。後ろの席までマイクを外した地声が

■「歌いたい」と思ってこの世界へ。初めて観た舞台は加藤和樹さん出演の『真田十勇士』

■ONE OK ROCKのコピーバンドを高校生の頃に。夢を届ける姿に、熱量を真似したいと


<Sion Yoshitaka 5th Anniversary event>
2023年7月2日(日) 時事通信ホール

第一部『Talk with you』
12:30 開場・13:00 開演 ★終演後お見送りあり
※ ゲスト:新正俊
チケット代:7,700円(全席指定・税込)

第二部『Sion Yoshitaka 1st LIVE-From Here!-』 
17:30 開場・18:00 開演 ★終演後お見送りあり
※Member:今村舞(Per) 五十嵐勝人(G) 西平正子(Key)

【チケット代】8,800円(全席指定・税込)
【チケット一般発売(先着)】 2023 年 5 月 20 日(土)10:00~
https://www.funity.jp/tickets/sion/showlist


<配信決定>
配信受付URLなどは吉高志音公式サイト、Twitterなどで後日お知らせ致します。
吉高志音オフィシャルサイト
https://yoshitaka-sion.com/

主催:株式会社アシスト・株式会社 SKIYAKI
制作:株式会社アシスト・株式会社フォーチュレスト
お問い合わせ エフチケット事務局 :ticket@fortunerest.com


Sion Yoshitaka 5th Anniversary event 関連記事:

⇒すべて見る

吉高志音 関連記事:

⇒すべて見る

※吉高志音さんのサイン入り写真を、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは6月18日(日)です(このプレゼントの募集は終了しました)。有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

吉高志音さん=撮影・岩村美佳
吉高志音さん=撮影・岩村美佳
吉高志音さん=撮影・岩村美佳
吉高志音さん=撮影・岩村美佳

全文が読める有料会員登録にご協力を

アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。

    
<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

コメント欄

有料会員登録してログインすると、コメントを書き込めます(コメントを送信すると、すべての人が読める形で公開されます)。

最近のコメント

  1. けこ より:

    表現者・吉高志音を形作るエピソードの数々で、より志音くんの想いを感じることができました。色々な経験を経ているからこそ、今の優しくて暖かい人柄なんだと思います。
    今のかっこいい志音くんが大好きですが、いつかぷくぷくしていた頃の志音くんも見てみたいです!笑

  2. メイ より:

    幼少期のほろ苦いエピソードや、この世界に入るきっかけのお話を詳しく知ることが出来て、吉高志音という人間の解像度が上がりました!
    一つひとつのきっかけが、経験が糧となり、彼を魅力的な人間にしているのだと思いました。
    写真どれも素敵で、自然体でありながら、その強い眼差しがとても印象的でした。

最近の記事

■ 2024年10月掲載分
■ 2024年9月掲載分
■ 2024年8月掲載分
■ 2024年7月掲載分
■ 2024年6月掲載分
■ 2024年5月掲載分
 過去記事一覧は⇒こちら 有料会員登録は⇒こちら
お勧め商品
新着商品
Sorry, no posts matched your criteria.