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中川晃教インタビュー(上) 10年ぶりのスタジオ収録CD「decade」発売へ

筆者: 岩村美佳 更新日: 2016年3月4日

 

ミュージカルでの活躍が目覚ましいシンガーソングライターの中川晃教さん。2001年にデビューし、翌年ミュージカル「モーツァルト!」で初舞台。以来、他に変えられない存在として、第一線で活躍を続けてきた。デビューから15年を迎える2016年、10年ぶりのスタジオ収録CD「decade」が、3月9日にビクターエンターテインメントから発売される。さらには、4〜5月のミュージカル「グランドホテル」、7月のミュージカル「ジャージーボーイズ」と、大作の主演作品が続く。CD発売や「グランドホテル」を中心に、中川さんにロングインタビューした。上・中・下と、3回に渡ってお届けする。

 

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

 

10年間で書き溜めたオンリジナル楽曲たちが収録されたCD「decade」。『decade』は『10年間』という意味だ。

 

――完成したCDを手にしてどんな思いがしましたか?

 

本当に嬉しかったですし、ものすごく感慨深かったです。どんな現場も、どんな仕事も、ひとりではできないことですが、舞台の幕が開いて降りたときの達成感と、自分の音楽のアルバムが完成した達成感の違いを感じました。もしかしたら、日常が続くなかで、アルバムができあがったときの感慨深い感動を、もう二度と経験することはなかったかもしれません。でも、自分がやってきたことが積み重ねとなって味わえる感動があり、しかも自分の大好きな音楽、やっぱり自分のホームだと思っている音楽でアルバムが完成できたというのは、すごく幸せだなと思いました。

 

それと同時に、なぜ10年間スタジオ版を発売してこなかったかについて話すと、最初の頃は焦りもありましたが、「中川でやりたい」と言ってくれるディレクターに出会えるまでは、焦らずに待とうと思っていたんです。今回完成したCDには、ライブをやって積み重ねてきた10年間の楽曲が選曲されていて、待って良かったと思っています。「やりましょう」と言ってくれたビクターのディレクター大槻さんに出会えたこと、みんなの力を借りてできあがったんだという気持ちも込めて、感動し、幸せだと思いました。

 

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

 

――デビューから5年の間に作ってきたアルバムとは違う思いがありますか?

 

違いますね…うまく言えないのですが、絵空事でもなく、夢見心地でもなく、現実を直視しているんですが、18歳でデビューしていた頃にまわりの大人たちと一緒に作ってきたアルバムと、33歳になった今、自分の決断と自分の力で生きてきて、生みだすアルバムとでは、噛み締めたときにあふれてくる旨味の味の濃さが違うんだなとすごく感じました。まだまだ『中川晃教』という存在を知らない人達も当然たくさんいて、知ってもらうことは大切なことだから、絶えずやりつづけていかないといけないと思っています。どこかで『名刺』がわりに、「私はこういう人間ですよ」ということを示すアルバムが、スタジオ版として、しかもビクターというレーベルから出せるという意味をもった『名刺』がもてることは、必要なことだと思っていました。15周年というタイミングも含めて、今しかなかったのかなと思うと、運命的なものを感じています。

 

――若い頃に出したアルバムは、もっととがっていたでしょうし……

 

とがってましたね(笑)。

 

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

 

――大人のいうことに逆らうというか、自分はこうだということを言わなければいけないことにも全力でしたでしょうし、今はそれをいちど飲み込める余裕ができたのではないですか?

 

本当にそのとおりです。だから、今回できあがった音源をずっと聞いていると、すごく聞きやすいんですよ。いい意味で、 中川晃教の個性、一曲一曲に物語があることが個性だと思うんですが、その個性が連なっていて、バラエティにもちゃんととんでいるんだけれど、全体を通して聞きやすいものになったかなぁというのは、すごく感じていて、それもある部分委ねられたところから生まれてきたものが大きかったです。

 

――私も聞かせて頂きましたが、『上質な大人のアルバム』だと感じました。ファンの皆さんも大人の方が多いと思いますし、若い方にも聞いてほしいですが、まず今いるファンの皆さんがきっと喜ばれるのではないかと思いました。

 

特にどんなところがそう感じますか?

 

――頑張らなくても聞けると思ったんです。もちろん聞き入ったら入り込んでしまうのですが、聞き入らずにも聞ける余裕があるアルバムだと思いました。エネルギーはあるけれど、棘が目立たない感じが良かったんです。

 

そこが若い頃とは違うところかもしれないですね。すごくこだわりましたし、ボーカルの質感も一曲ごとにマイクを変えたりして、ボーカルも楽器の一部という考え方で、アンサンブルとして捉えたときに、歌だけが突出するのではなくて、楽曲に合った声と表現を、一番ベストな状態で録ってくれるマイクを選んでもらいました。ボーカルのレコーディングの部分にかなり力を貸してくれたエンジニアでプロデューサーの方がいるんですが、その力を借りたことで僕自身見えたこともたくさんありました。若いときだったら、もうちょっととんがっていたけれども、いろんな人達の意見を元に、柔軟に、素直に、受け止めてできました。みんなで作ったアルバムですね。

 

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

中川晃教さん=撮影・岩村美佳

 

<作品情報>
「decade」
・中川晃教10年ぶりのスタジオRecオリジナルフルアルバム
・今年、初夏に、初めて日本人キャストで上演される人気ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の中でも歌唱する“君の瞳に恋してる”(Can’t Take My Eyes Off You)をボーナス・トラックで収録
・初回盤特典DVDにはレコーディングの密着ドキュメント映像等計30分収録
◆2016.03.09発売 CD+DVD / VIZL-936 ¥4,500+税 Victor
◆2016.03.09発売 アルバム / VICL-64523 ¥3,000+税 Victor

 

 

<関連サイト>
⇒ビクターエンターテインメントの中川晃教さんのページ(試聴可能)
⇒中川晃教オフィシャルサイト
⇒ミュージカル『グランドホテル』
⇒シアタークリエ『ジャージー・ボーイズ』

 

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■喪った、別れた人たちとの時間があったからこそ今の自分がある
■あのライブの、あの空気、あの照明、あの流れのなかのあの曲

 

 

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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