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「良くないと思うことに何かを提示するのは演劇と同じ」、曽世海司インタビュー(下)

筆者: 桝郷春美 更新日: 2017年5月2日

 

初舞台から20年を経た男優集団スタジオライフの曽世海司さんのインタビューの続きです。後半部分は、サイレントスタンディングの活動や、曽世さん自身のこれまでとこれからについてなど、思いを率直に語ってくださった内容を紹介します。※アイデアニュース有料会員3名さまに、曽世海司さんのサイン色紙と写真1カットをプレゼントします。また、6月の劇団スタジオライフ公演に、アイデアニュース有料会員20名さま(ペア10組)を無料ご招待します。詳しくはこの記事の末尾をご覧ください。

 

曽世海司さん=撮影・桝郷春美

曽世海司さん=撮影・桝郷春美

 

『エッグ・スタンド』の公演にあたり、筆者はたまたま劇団フェイスブックページで、劇団員の方々が街頭に立つ写真を見つけました。そして、こんな言葉が目に留まりました。

 

何もかもきわどいところにある

愛も

憎しみも

生も死も

演劇集団として、当たり前に世の中との関わりを持ち続けたいと思っています。

 

何枚か掲載されていた写真の中で、劇団員の一人、曽世海司さんの立ち姿が特に印象に残りました。明確な意思表示と、さわやかで自然体な佇まい。これが、劇団スタジオライフが「当たり前に世の中との関わりを持ち続け」る姿勢を示しているのかなと感じた一枚でした。スタジオライフが行うサイレントスタンディングは、演出家や俳優らで作る「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」に賛同した活動。同会は、安全保障関連法が成立した2015年9月に発足し、毎月19日に各団体や有志が最寄りの駅で、サイレントスタンディングを実施しています。賛同団体は64団体、賛同人は832名(参考:同会公式ウェブサイト)。

 

「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」に賛同してスタジオライフが続けているサイレントスタンディング=写真提供・スタジオライフ

「安保法制と安倍政権の暴走を許さない演劇人・舞台表現者の会」に賛同してスタジオライフが続けているサイレントスタンディング=写真提供・スタジオライフ

 

 

■演劇人がこんなことをしなくて済むならそれに越したことはない

 

――サイレントスタンディングの活動について教えてください。

 

この活動に関しては、演劇人がこんなことをしなくて済むならそれに越したことはない、と多分誰もが思っていると思います。演劇は、世の中と結び付いたところから発生しているものですから、良くないと思うことに対して何かを提示することは、僕たちはこれまで演劇活動の中でずっとしてきています。それは直接的ではないにしろ、何かを感じていただく材料を提示することとして。ですから、何か現実的に声を発しないといけない状況があれば、演劇と同じように何かメッセージを掲げる、という考え方は通じるものがあって共感できます。

主催は日本劇団協議会の実行委員の方々。そこにスタジオライフ、特に座長の藤原(啓児)が賛同して、毎月19日に最寄りの駅にプラカードを持って立っています。藤原は欠かさず参加していますが、僕自身は行ける時に行っています。サイレントスタンディングはスタジオライフの活動として賛同して参加していますが、そこには曽世海司という俳優と、僕は本名を西村雅彦と言いますが、西村がミックスされた状態で立っている感じがします。

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、曽世さんが演劇に身を置いている理由や、観客が求めていることに対する曽世さんの捉え方などについてうかがった、インタビューの全文を掲載しています。

 

<インタビュー「下」有料会員限定部分の小見出し>

 

■自分の活動を仕事とは捉えていなくて、生き様や人生と考えています

 

■表現を制限され、演劇も出来なくなる時代が来てしまうのは嫌です

 

■現実との落差を感じることも、演劇が提示しているメッセージの一つ

 

■古今東西のあらゆるものを題材に、いい意味で節操がない劇団であり続けたい

 

 

<劇団スタジオライフ 今後の公演情報>
スタジオライフ公演『THE SMALL POPPIES ~スモール・ポピーズ~』
【東京公演】2017年6月15日(木)~7月2日(日) 新宿御苑 シアターサンモール
1980年代、オーストラリア、アデレード。小学校入学を前にしたクリントとテオとレップの物語。クリントは母子家庭、ママは恋人のエディと一緒になりたいけれど面白くないクリント。テオの一家はギリシャからの移民家族。通じない言葉の中で生き抜こうとしている。レップはカンボジアからの難民。姉のノイとたった2人、移民局の世話でアデレードに到着したばかり。みんな5歳の子供たち、彼からは新しい世界の入り口の前で不安や混沌の中にいる。5歳なりの親との葛藤、ウォルシュ先生との触れ合い、芽生える友情…。これといった強烈なストーリーはないが、数々のスケッチから「人と一緒にいるということ」が見えてくるDAVID HOLMAN渾身の戯曲。それぞれの役者が、5歳の子供役と親や先生など大人役を切り換えながら演じます。役者たちにとって面白いと同時に恐い作品です。(公式ページより)
公式ページ http://www.studio-life.com/stage/the_small_poppies2017/

 

<関連サイト>
劇団スタジオライフ http://www.studio-life.com/
劇団スタジオライフ公式ツィッター https://twitter.com/_studiolife_
スタジオライフ公式facebookページ https://www.facebook.com/studiolife1985/

 

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※抽選でアイデアニュース有料会員3名さまに、曽世海司さんのサイン色紙と写真1カットをプレゼントします。有料会員がログインすると、この記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは5月15日(月)です。

 

※抽選で有料会員5組10名様を、スタジオライフ公演『THE SMALL POPPIES ~スモール・ポピーズ~』公演のうち6月16日(金)19時公演(kangarooチーム)と6月20日(火)19時公演(koalaチーム)に、無料ご招待します(合計10組20名様ご招待)。有料会員がログインすると、この記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。ご招待の応募締め切りは5月15日(月)です。当選された方には、5月16日にメールでご連絡し、招待券(当日引換券)を郵送します。

 

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<筆者プロフィール> 桝郷春美(ますごう・はるみ)福井県小浜市出身。人生の大半を米国ですごした曾祖父の日記を読んだことがきっかけでライターを志す。アサヒ・コム編集部のスタッフとして舞台ページを担当後、フリーランスのライターに。雑誌やウェブサイトにインタビュー、ルポなどを執筆。世の中と表現の関わりに関心を寄せる。表現の根っこにあるものを作品を通して見つめ、言葉で伝えていきたい。 ⇒桝郷春美さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. sachipon より:

    曽世さんがサイレントスタンディングされているのはFacebookで知っていましたが、演劇人だからこその理由がある事を知れて、今回取り上げていただいて良かったです。エッグ・スタンド素晴らしかったです。大きな世の中の流れの中に、ひとり、ひとり必死で強く生きる姿に感動しました。こういうものが観れなくなるかもしれないというのは、嫌ですね。スタジオライフさんの舞台はいつも必ず心に何かを残して語りたくなります。次の公演も楽しみです。

  2. KatieM より:

    曽世さんは劇団のトークショーなどで司会として聞き手側にまわることが多いので、今回ご自身のお芝居や演劇の在り方についてのお話をたっぷり伺えてとても嬉しかったです。インタビュアーの方の聞き出す力の素晴らしさも感じたとても読み応えのあるインタビューでした!

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