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YouTubeで学ぶ英語:(33)18歳のtransgender 活動家Jazzさん、待ち望んでいた体に

筆者: 松中みどり 更新日: 2018年10月27日

2歳のときに「ママ、いつ妖精がやってきて、この体を変えてくれるの?」と聞いたジャズ・ジェニングスさんは、18歳にして全米でもっとも有名なtransgenderの人権活動家のひとりです。ジャズさんは先日、性別適合手術を受けて、待ち望んでいた女性の体になりました。今日のYouTubeで学ぶ英語は、彼女の軌跡を伝えるABCニュースです。

YouTubeの「It was like a dream': Trans advocate Jazz Jennings on gender confirmation surgery」=「ABC news」チャンネル より

YouTubeの「It was like a dream’: Trans advocate Jazz Jennings on gender confirmation surgery」=「ABC news」チャンネル より

LGBT関連の用語を先に幾つかあげておきます。

*transgender (名)性的少数者のうち、心と体の性が一致しない人をさす。性同一性障害と診断されている人も含む。~朝日新聞「キーワード」の解説より~

cf. transkid(trans+kid), transteen(trans+teen),  transadult(trans+adult)

*gender confirmation surgery  性別適合手術

*GLAAD  (Gay & Lesbian Alliance Against Defamation ) 中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟

*male puberty  男性の思春期

*estrogen (名)エストロゲン、女性ホルモン物質

*disphoria (名)身体違和感、不快、不安  cf. gender disphoria  性別違和

では、自分の名前を冠したリアリティ番組を持っている有名なtransteen、Jazzさんの活動をご覧ください。(   )の中に聴き取った言葉を入れてみましょう。

  1. Jazz is arguably the most famous transgender teen in the country carrying the (  1 )on behalf of the transkids rights for the last (  2 ).  Her work recognized from GLAAD to the human rights campaign. The hatred, (  3 ),  bullying,   rejection and (   4   ) must stop.   Known for her relentless advocacy from gender (    5 )bath rooms to integrating school sports, she’s tackled some of the most (  6   ) issues head on.
  2. ジャズは、間違いなくこの国で最も有名なトランスジェンダーのティーンであり、この10年間、トランスジェンダーの子どもたちの権利をために先頭を走ってきた。彼女の活動は、GLAADから人権のためのキャンペーンと認められている。「憎悪犯罪、残酷な行為、拒絶、差別は終わりにしなければなりません」性別に関係なく利用できるトイレから、男女ともに行う学校の体育種目まで、たゆまない支援運動で知られている彼女は、世論を二分するあらゆる問題に真っ向から取り組んでいる。
  1. <語彙>
  2. *on behalf of   ~を代表して、~のために
  3. *relentless advocacy   絶え間ない支援運動
  4. *integrating school sports  学校の授業でおこなわれるスポーツが、性別に関わりなく参加出来るようにすること
  5. *head on 真っ向から、正面から

では、Jazzさんが性別適合手術について語っている部分も聴き取ってみましょう。

  1. She’s (   7    ) to undergo her gender confirmation surgery. “I would say this is the final step of transitioning.”  A procedure that in her case essentially (      8       ) male genitalia into the female equivalent. “This is really the last thing that will validate my (     9     )  as a woman. There’s nothing else after this. I just get to be myself, be in the body as I’ve always wanted and I can live my life as just Jazz.
  2. 彼女は、これから性別適合手術に向かうところだ。「この手術が転換の最後のステップと言えるでしょう」彼女の場合、手術は基本的に男性性器を女性のそれに作りかえるというものになる。「これが、私の女性としてのアイデンティティを確立する最後の手術となります。これ以降は特に何もすることはありません。私は私自身になるだけ。ずっと待ち望んできた体になって、ただJazzとして生きていくことが出来るのです」
  1. <語彙>
  2. *genitalia (名)生殖器、性器
  3. *equivalent(名)(働きが)相当のもの、(効果や価値が)同等のもの  cf. 形容詞も同じ形 equivalent condition 等価条件

2000年に男の子の体を持って生まれたJazzさんはトランスジェンダーの子ども、トランスジェンダーのティーンとして、常に先頭に立ってきました。3歳の時に性同一性障害の診断を受け、思春期を迎えてホルモン剤を使用して女性らしい体や声を維持。そんな彼女の家族や学校生活などを描いたリアリティ番組も作られています。今回のYouTubeは、Jazzさんが最後のtransitioning をおこなう前後のインタビューです。強く、美しいJazzさんは分かりやすく論理的に話す少女です。単語が少し難しいかもしれませんが、何度もじっくり聞いてみてください。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、聴き取りの答えと解説、聞いてもらいたいJazzさんの言葉、お母さんの言葉などを掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■聴き取りの答えと解説

■Jazzさんが自分の性別を答えた6歳の時のインタビュー/ Jazzさんの母の言葉

<関連リンク>

Jazz Jennings  YouTube ページ https://www.youtube.com/user/jazzmergirl

Jazz Jennings   Facebook ページ https://www.facebook.com/Jazztrans/

I Am Jazz (テレビ番組) Facebookページ https://www.facebook.com/iamjazztlc/

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<筆者プロフィール>松中みどり(まつなか・みどり) フィリピン支援ボランティア/英語講師/ライター 初めて行った外国がフィリピンで、以来かの国の人々の明るさ温かさに魅せられ、様々なNGOや支援活動に関わる。1994年からは山岳先住民アエタの教育支援主宰。コミュニケーションツールとしての英語を各地で教えている。動物好きの自称「ケモノバカ」。飼い猫は黒猫で親バカ度も加速中。 ⇒松中みどりさんの記事一覧はこちら

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