「予算の都合上、僕がメインの1人を担わないと」、池田純矢インタビュー(下) | アイデアニュース

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「予算の都合上、僕がメインの1人を担わないと」、池田純矢インタビュー(下)

筆者: 達花和月 更新日: 2019年2月22日

2019年10月5日(土)に紀伊國屋ホールで開幕するエン*ゲキ #04『絶唱サロメ』の作・演出を担当し役者としても出演する池田純矢さんのインタビュー、後半です。池田さん自身が出演することについて、“原案 オスカー・ワイルド”の意味について、今回の作品で池田さんが目指すものなどについて伺いました。

池田純矢さん=撮影・伊藤華織

池田純矢さん=撮影・伊藤華織

――池田さんご自身についてお伺いしたいのですが。

はい(笑)。

――『エン*ゲキ』シリーズでは、企画、脚本、演出、そして出演と、全てご自身がされていらっしゃる中で、今回の作品『絶唱サロメ』では、役名がなかなか意味深ですが、最初からこの役をご自身でとお考えだったのでしょうか?

いや、本当に最初は、正直全然このメインの8人じゃないところに出ようと思っていたんです。ちょこっとだけ出てくる端役とかでいいやと思っていて。その方が自分の演出に集中出来るからいいかなと思ったんですけど、ちょっと予算の都合上、メインの1人を担わないと、ちょっと成立しねぇぞっていう(笑)。これ、興行打てねぇぞって。全然コレ書いて貰ってもいいんですけど(笑)。

(一同爆笑)

――これはカットかなーと思ってお聞きしてました(笑)。と、いうことでメインのひと役を担うことになったと。

全然自分で演るつもりはなく書いたキャラクターで、別の方にお願いしようと思っていたキャラクターでもあるんです。本当に今回『ザ・池田屋!』のときよりも、『スター☆ピープルズ!!』のときよりも、もっとですね、最後の最後、いろいろはめていった中で、「これ(僕が)演るしかねぇじゃん」っていう(笑)。毎回恒例の「余った役」っていう。でもこれも『エン*ゲキ』シリーズ恒例で、毎回僕は自分が演ろうと思っている役は出来ないんです。毎回そうなんです、本当に。最初に書いている段階では、なんとなーく想定するじゃないですか、自分が演るとしたら、このキャラクターだったりするのかなー、なんて思いながら想定している役はことごとく出来てないです。

――ご自身で想定していた役にマッチする方が、必ず現れるということですね。

ラッキーですよね。

――想定外の役を演らなきゃならないというのは、ご自身で書いた本といえども、やっぱり新たなチャレンジになりますか?

や、そうですよね。プレッシャーですよね、本当に。トチれないし、かめないし(笑)。

――(笑)。

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、“原案 オスカー・ワイルド”の意味について、今回の作品で池田さんが目指すものなどについて伺ったインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■ハイテンポ、ハイテンションコメディみたいなことではない。でも派手は派手なんです

■物語自体がサロメの物語でありつつ、サロメの物語ではないので。あくまでも原案

■やっていること自体が「例えば~のような」ということが、すぐ出てこないものばかり

■お客さまが楽しいかどうか?面白いかどうか?は、絶対的主軸。それを新しい切り口で

<エン*ゲキ #04『絶唱サロメ』>
原案:オスカー・ワイルド 作・演出:池田純矢 音楽:和田俊輔
【東京公演】2019年10月5日(土)~10月13日(日) 紀伊國屋ホール
【大阪公演】2019年10月下旬 サンケイホールブリーゼ
一般発売:2019年7月予定

<関連リンク>
エン*ゲキ
http://www.enxgeki.com/
株式会社バール 池田純矢
https://ba-ru.com/actor/ikeda_junya/
池田純矢 Twitter
https://twitter.com/junya_ikeda2710
池田純矢 オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp/official/junya_ikeda1027/

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池田純矢さん=撮影・伊藤華織

池田純矢さん=撮影・伊藤華織

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<筆者プロフィール>達花和月(たちばな・かずき) 遠方の友人を誘って観たお芝居との出会いをきっかけとして演劇沼の住人に。ミュージカルからストレートプレイ、狂言ほか、さまざまな作品を観劇するうち、不思議なご縁でライターに。自らの仕事を語る舞台関係者の“熱”に、ワクワクドキドキを感じる日々。 ⇒達花和月さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. みつき より:

    後半ありがとうございました。
    前編は役者の皆様への期待、後編は作品への期待をしっかりと掻き立ててくれるインタビューで感謝でしかありません。
    池田さんの作る、概念の形にまだなっていない作品を見ることが出来る事が楽しみです。役者として皆さまの演技力には期待しかないですし、池田さんの楽しませてくれる前提にも期待です!

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