「龍さんは私を一番知っている方」、『エリザベート』愛希れいかインタビュー(上) | アイデアニュース

新着 予定 プレゼント 動画

「龍さんは私を一番知っている方」、『エリザベート』愛希れいかインタビュー(上)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2019年3月25日

元宝塚歌劇娘役トップの愛希れいかさんにインタビューしました。2018年11月に『エリザベート―愛と死の輪舞―』で宝塚を退団。退団後初の舞台は、2019年6月から8月に帝国劇場で上演される東宝版『エリザベート』で、宝塚と同じくエリザベート役で出演します。宝塚月組で、龍真咲さんと珠城りょうさん、ふたりのトップスターとコンビを組み、6年5ヶ月にわたり娘役トップを務めました。可憐な娘役から自立した女性までを演じ分け、男役を従えて踊っても際立つ存在感。(上)では、ふたりのトップスターと組んだ月日を経ての変化などを振り返っていただきました。

愛希れいかさん=撮影・岩村美佳

愛希れいかさん=撮影・岩村美佳

――宝塚時代を振り返ると、今どんな思いがありますか?

小さい頃から本当にすごく入りたくて、将来の夢が宝塚に入ることでした。小学校低学年位から10年間くらいの夢ですね。宝塚に入れただけでも夢が叶ったのに、たくさんのことをさせていただいて、青春という感じでした。本当に自分もたくさんの夢を見させていただきました。お客様に夢と希望を与えるお仕事ですが、自分が一番夢を見させていただいた場所だと思います。

――入団して最初は男役で、娘役に転向してすぐに娘役トップになりましたよね。どんな10年間でしたか?

本当に、10年も宝塚にいるとは思わなかったです。男役は10年と言われるので、入団当初は10年目からだと思っていましたが、娘役に変わった時点で10年はいられないかもしれないなと思ったんです。でも、娘役に変わって、それでもこれだけ居させてもらって、いろいろなことが本当にありましたが、自分の中でも、振り返ってみたらあっという間でした。もう10年なんだと言う気持ちで卒業しました。

――やり切った感じは?

やり切った感じはありました。こんなに、たくさんの役をさせていただき、男役と娘役を経験させていただいたこともそうですし、本当にいろいろなことを経験させていただいたので。娘役にしては少し変わった役や場面もありましたし、本当にたくさんさせていただいたなと思います。枠にとらわれずにやらせてもらえた事は、その時は大丈夫かなと不安もありましたが、今になって、やって良かった、やらせていただいて幸せだったなと思います。

――龍さんと珠城さん、ふたりのトップさんの相手役をされました。龍さんが退団のとき、残られたのが嬉しかったです。「まだ行かないで」と思っていたので。

ありがとうございます。

――おふたりの相手役の方との時間を振り返っていただきたいのですが、龍さんと珠城さんは男役としてのタイプも全く違いますし、学年も違うおふたりですが、まず龍さんとの時間はいかがでしたか? 娘役に転向して、娘役トップになり、龍さんの相手役にという状況でしたね。

龍さんは、トップとして相手役をさせていただく前に一緒に組んだ時から、気にかけてくださっていて、すごく面倒を見てくださっていた方です。私が娘役に変わることも、「絶対に娘役に変わりや」とおっしゃってくださって。ありえないくらいに迷惑ばかりをかけたので、私の良いところもそうですが、悪いところやだめなところも全部知っていると思います。私のことを一番知っている方だと思います。

<取材協力>
スタイリスト:Die-co★
トップス ¥50000、パンツ ¥65000/Chicca Lualdi(アッカドゥエ)(03-5451-3670)
シューズ ¥43000/L’AUTRE CHOSE(T-Square Press Room)(03-5770-7068)
ブレスレット/スタイリスト私物

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、龍真咲さんと珠城りょうさんと、それぞれどのようにトップのコンビを組んでいたのかなどについて話してくださったインタビュー前半の全文と写真を掲載しています。3月26日(火)掲載予定のインタビュー「下」では、宝塚退団公演で出演した『エリザベート―愛と死の輪舞―』に続いて、2019年6月から東宝版の『エリザベート』に出演し、同じエリザベート役(花總まりさんとダブルキャスト)を演じることについて、どのようなエリザベートを演じたいと思っているのかなどについて語ってくださったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。

<有料会員限定部分の小見出し>

■自分が思う普通の娘役だけではいけない、ぶつかれるくらいにならなければ

■(龍さんが)「自分の色をもっと出しなさい」と言ってくださった

■直感的なもので、やはり私はまだ続けるべきなんだ、今じゃないんだと

■(珠城さんは)本当に昔からトップさんの器を持っていらっしゃった

<ミュージカル『エリザベート』>
【東京公演】2019年6月7日(金)~8月26日(月) 帝国劇場
公式サイト
https://www.tohostage.com/elisabeth/

<関連リンク>
愛希れいか アミューズオフィシャルウェブサイト
http://artist.amuse.co.jp/artist/manaki_reika/
愛希れいかTwitter
https://twitter.com/manaki_official
愛希れいかinstagram
https://www.instagram.com/manakireika_official/

エリザベート 関連記事:

⇒すべて見る

愛希れいか 関連記事:

⇒すべて見る

龍真咲 関連記事:

⇒すべて見る

珠城りょう 関連記事:

⇒すべて見る

※愛希れいかさんのサイン色紙と写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは4月25日(木)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

愛希れいかさん=撮影・岩村美佳

愛希れいかさん=撮影・岩村美佳

全文が読める有料会員登録にご協力を

アイデアニュースは、有料会員のみなさんの支援に支えられ、さまざまな現場で頑張っておられる方々の「思いや理想」(ギリシャ語のイデア、英語のアイデア)を伝える独自インタビューを実施して掲載しています。ほとんどの記事には有料会員向け部分があり、有料会員(月額450円、税込)になると、過去の記事を含めて、すべてのコンテンツの全文を読めるようになるほか、有料会員限定プレゼントに応募したり、コメントを書き込めるようになります。有料会費は取材をしてくださっているフリーランスの記者のみなさんの原稿料と編集経費になります。良質な取材活動を続けるため、どうか有料会員登録にご協力をお願いいたします。

    
<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

コメント欄

有料会員登録してログインすると、コメントを書き込めます(コメントを送信すると、すべての人が読める形で公開されます)。

最近のコメント

  1. ゆってぃ より:

    宝塚在団中は、愛希さんの舞台を観るのが一番の楽しみでした。
    ジュリエットの可憐さ、アントワネットの気高さ、ルイ14世のお茶目さなど、本当に公演ごとにいろいろな顔を見せていただきました。
    またショーでは場面を引っ張る力強いダンスが大きな魅力でした。
    退団公演であったエリザベートを再びどのように演じていくのか、後半の記事が楽しみです。

  2. まぬ より:

    ちゃぴちゃんの、ますますの
    ご活躍をお祈りしています。

  3. いぬぶ より:

    ちゃぴちゃんの大々ファンです。宝塚時代の踏み込んだ思出話が読めてとても嬉しいです。後半も楽しみにしています。
    色紙とサイン、当たりますように‼️

最近の記事

■ 2024年4月掲載分
■ 2024年3月掲載分
■ 2024年2月掲載分
■ 2024年1月掲載分
■ 2023年12月掲載分
■ 2023年11月掲載分
 過去記事一覧は⇒こちら 有料会員登録は⇒こちら
お勧め商品
新着商品
Sorry, no posts matched your criteria.