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「わかりやすくすると言語化できないものが落ちる」、百名ヒロキ&山野靖博対談(下)

筆者: 岩村美佳 更新日: 2019年8月13日

 

百名ヒロキさん、山野靖博さんの対談後半です。2019年7月16日から21日にblackAで上演された『お月さまへようこそ』(ジョン・パトリック・シャンリィ作)で伝えたかったこと、なぜこの作品が好きなのか、作品のテーマでもある“孤独”について、など伺っています。

 

『お月さまへようこそ』公演より「お月さまへようこそ」=撮影・岩村美佳

『お月さまへようこそ』公演より「お月さまへようこそ」=撮影・岩村美佳

 

 

こちらは、『お月さまへようこそ』公演より、第3編「喜びの孤独な衝動」と第4編「お月さまへようこそ」の一部の動画です。

 

 

 

――作品の内容にも触れていきたいと思いますが、おそらく観た人たちは言葉にしづらい作品なので、twitterなどにもあまりすぐには感想が出てこないのかなと思ったりするんですが、その分自由というか。今まさに観劇直後のインタビューをさせて頂いているので、私の感想をお伝えしておくと……。

 

百名&山野:ぜひぜひ!

 

――人と人との関わりとか、私たちが普段感じていることがすごく凝縮されていて、どこにでもハマるだろうなと思いました。私は“人は孤独である”と思っていて、特に演劇に関わろうとする人はそういうことを考えている人が多いと思うんですよね。4作品を通じて、人は孤独に生きているからこそ、人との関わり合いを求めたりするんじゃないかと思っている、自分の日頃の感覚がシンプルに合致したところが好きでしたし、その戯曲のテーマがぎゅっとしている芝居だなと思いました。

 

百名&山野:なるほど。ありがとうございます。

 

――どうとることもできる作品だからこそ、難しさもあるのだと思いますが、おふたりはこの作品どこに一番魅力を感じていたり、注力したりしていますか? 例えば自由に感じてくれたら嬉しいけれど、特にここを感じてほしいとか。

 

百名:本当にいろんな受け取り方ありますし、自分も好きだからこそ、なぜこれが表現できないんだという悔しさがずっとあるんです。この作品の作者のシャンリィさんの、「綺麗なのに孤独」という、絶望名人みたいな(笑)。

 

(一同笑)

 

百名:絶望しているのに誰もが複雑、ある意味人間の真理というか。シンプルに絶望して、シンプルに夢見て、それって簡単なようですごく難しいことだなと、この作品から学ばせて頂きました。だからこそ関われて良かったなと思いました。

 

――4つの物語のなかで一番好きな作品はありますか?

 

百名:「どん底」が好きなんです。なぜかはわからないですが、観ていていい作品だな、自分だったらこう受け取るな、みんなはどう受け取っているんだろうかと。本当だったら、あんなに簡単に、また(次に)向かうとは、オオカミなんて怖くないとは言えないですが、ずっと夢の中というか……。難しいけれど好きです。

 

山野:なるほどね。僕はこの作品に出会ったのは5~6年前なんですが、その時に一番好きだと思ったのは「どん底」でした。改めて今回上演することになって読み直したときには、「星降る夜に出掛けよう」の女のセリフにすごくシンパシーを感じました。

 

――わかります!

 

山野:やっぱり! 良かったです!

 

(一同笑)

 

 

※アイデアニュース有料会員(月額300円)限定部分には、『お月さまへようこそ』で伝えたかったこと、なぜこの作品が好きなのか、作品のテーマでもある“孤独”について、などなどインタビュー後半の全文と写真を掲載しています。

 

<有料会員限定部分の小見出し>

 

■山野:「孤独なんだよ」と言った、ここに漂う何かみたいなもののほうがより雄弁

 

■山野:悩んだりすることって、言語化できないもののほうが多いんじゃないか

 

■百名:こういう作品が刺さってほしい、だからこそ演じる側もちゃんとやらなければ

 

■百名:関わることができて幸せ 山野:上演できたことがとても嬉しい

 

 

<『お月さまへようこそ』>
【東京公演】2019年7月16日(火)~7月21日(日) black A
東京都墨田区千歳1-3-4 1F (この公演は終了しています)
公演情報
https://stage.corich.jp/stage/99854

 

<関連リンク>
百名ヒロキ|VOICE OF JAPAN
http://voiceofjapan.co.jp/artists/hyakuna.html
百名ヒロキオフィシャルブログ
https://ameblo.jp/hiroki-hyakuna/
百名ヒロキTwitter
https://twitter.com/100nahiroki
山野靖博|VOICE OF JAPAN
http://voiceofjapan.co.jp/artists/yamano.html
山野靖博Twitter
https://twitter.com/yasuhiroyamano 
山野靖博(ぷりっつさん)|note
https://note.mu/yamanononote

 

 

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※百名ヒロキさんと山野靖博さんのサイン色紙と公演写真1カットを、有料会員3名さまに抽選でプレゼントします。有料会員の方がログインするとこの記事の末尾に応募フォームが出てきますので、そちらからご応募ください。応募締め切りは9月12日(木)です。(このプレゼントの募集は終了しました)有料会員の方はコメントを書くこともできますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

『お月さまへようこそ』公演より「喜びの孤独な衝動」=撮影・岩村美佳

『お月さまへようこそ』公演より「喜びの孤独な衝動」=撮影・岩村美佳

 

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<筆者プロフィール>岩村美佳(いわむら・みか)  フォトグラファー/ライター ウェディング小物のディレクターをしていたときに、多くのデザイナーや職人たちの仕事に触れ、「自分も手に職をつけたい」と以前から好きだったカメラの勉強をはじめたことがきっかけで、フォトグラファーに。「書いてみないか」という誘いを受け、未経験からライターもはじめた。現在、演劇分野をメインに活動している。世界で一番好きなのは「猫」。猫歴約25年。 ⇒岩村美佳さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. より:

    貴重な動画とインタビューありがとうございました。
    本番から1ヶ月以上たって、また新たな気持ちでインタビューを読み返しました。その場かぎりの舞台を、こうして振り返ることができるので、こういったメディアでとりあげてくださることが嬉しいです。

    幻想的な光や音、空間に包まれながらもリアルな人間の孤独をじりじり感じ取り、見終わったあとには心がじんわり暖かくなるのが印象的でした。
    孤独のなか、誰かを愛し愛され関係を築き、自分に素直に生きること。
    シンプルなようでとても難しいことだなと改めて感じました。

    「楽しい!」で図ることが難しい作品ですが、役者さんお2人の感じ方をこうして言葉で知ることができて嬉しかったです。
    またインタビュー等、楽しみにしています。

  2. エミ より:

    作り上げるまでの過程のお話しや心の内にある想いや今後のことが読めて感謝です。それこそ可視化されないとても貴重なお話し。
    インタビューを読んで、全く同じメンバーで、環境で、この作品を数年たって再演したら…また違う景色が見えそうだと楽しくなりました。
    時間を経てまた観たい作品です。

  3. ゴーヤ より:

    興味深い対談と動画をどうもありがとうございます。
    「お月さまへようこそ」は大好きな戯曲なのでとても楽しみにしていました。
    まろやかに仕上げることも出来る作品ですが、とてもキリッとした演出で、辛辣でストレートな表現もあり、観た直後は上手く言葉に出来ませんでした。
    本当の意味で心が通じ合う心地よさやどこまでも人とすれ違うせつなさなど、後からジワジワとくるものがありました。
    ハッピーで現実を忘れるような作品も大好きですが、今回のように自分と向き合うことや考えたくなるような作品も大好きです。
    とても丁寧な対談から、お二人の演劇に対する真剣さや誠実な気持ちも伝わってきました。
    そして言葉にならない気持ちって皆さん何かしら抱えながら頑張っているのよね〜とちょっぴり安心したのも確かです。
    微力ながら、こらからも観たい作品があれば足を運びたいと思います!


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