「人に会えないことが、こんなにも辛いとは」、新納慎也インタビュー(下) | アイデアニュース

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「人に会えないことが、こんなにも辛いとは」、新納慎也インタビュー(下)

筆者: 橘 涼香 更新日: 2020年8月4日

黒澤明生誕110年記念として2020年10月9日(金)から日生劇場で上演され、富山・兵庫・福岡・名古屋でも上演されるミュージカル『生きる』に、作品のストーリーテラーで主人公の人生に大きく関わる「小説家」役を演じる新納慎也さんのインタビュー、「下」を掲載します。新納さんが新型コロナウィルスによる自粛期間をどのように過ごしていたか、そうした時間を過ごしたからこそ見つかったもの、このタイミングでミュージカル『生きる』が再演されることについての想いなどについて、お話しいただきました。

新納慎也さん=撮影・伊藤華織
新納慎也さん=撮影・伊藤華織

──新型コロナウィルスによる自粛期間を、どのように過ごされていましたか?

ものすごく普通です(笑)。テレビなどに密着して欲しいと思ったくらい、お手本のような自粛生活をしていました。本当に家から出ませんでしたし、人にも会いませんでした。「密になっているからスーパーは三日に一回にして下さい」と言われたら「はい!」と、きちんと三日に一回にしていました(笑)。

手洗い、うがい、マスクは必ず励行していましたし、運動不足になるのでジョギングは続けていたのですが「公園に人が多くなっているので行かないで下さい」と言われたら「はい、行きません!」と人のいないところを走ったり(笑)。真面目に普通に家にいました。

──家ではどんなことを?

海外ドラマが大好きなので観まくりましたし、リモート飲み会もしました。そして、徹底的な大掃除をして断捨離をしました。家具を全てどけて、家具の下になっているフローリングに全てワックスをかけました。引っ越してきた時と同じ状態にしてやろうと思って(笑)。壁紙も全部拭きました。

それでこの大掃除が終わったら、インスタLIVEとか、何か配信ものもやろうかなという気持ちはあったのですが、意外とその大掃除に時間がかかってしまって。終わった時には皆さんが新しい何かを発信しなければ、配信だ、という流れに乗り遅れていて、あまり配信はやっていないです(笑)。

──そうした時間を過ごしたからこそ見つかったものは?

まず何よりも感じたのが、役者という仕事が好きだ、本当に僕は舞台が好きで舞台に立ちたいんだ!ということでした。どんな形でも良いからどんどん露出していきたいという願望ではなくて、僕は芝居がしたいんです。それが配信ものに積極的には踏み出せなかったひとつの理由でもあったのですが、こんなにもお芝居がしたいのかと。もちろんわかってましたよ。わかっていましたけれども、改めてつくづくとそう思いました。

※アイデアニュース有料会員限定部分には、自粛期間を過ごしたからこそ見つかったもの、このタイミングでミュージカル『生きる』が再演されることについての想いなどについて、お話しいただいたインタビュー「下」の後半部分の全文と写真を掲載しています。

<有料会員限定部分の小見出し>

■人に会えないことが辛い、人に会いたいと心から思いました

■新型コロナによって、日常に「死」が背中合わせになった

■このタイミングで『生きる』を再演できるのは、とても意味がある

■『ラ・カージュ・オ・フォール』の日生劇場で上演。嬉しい!

<ミュージカル『生きる』>
【東京公演】2020年10月9日(金)~10月28日(水) 日生劇場
【富山公演】2020年11月2日(月)~11月3日(火・祝) オーバードホール
【兵庫公演】2020年11月13日(金)~11月14日(土) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
【福岡公演】2020年11月21日(土)〜11月22日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
【名古屋公演】2020年11月28日(土)~11月30日(月) 御園座
公式サイト:
http://www.ikiru-musical.com

<関連リンク>
新納慎也 公式サイト
http://www.shinya-niiro.jp/top/
新納慎也 オフィシャルブログ『ニイロの思考カイロ』
https://ameblo.jp/shinya-niiro/
新納慎也Twitter
https://twitter.com/ShinyaNIRO
新納慎也|ワタナベエンターテインメント
https://www.watanabepro.co.jp/mypage/10000087/

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新納慎也さん=撮影・伊藤華織
新納慎也さん=撮影・伊藤華織

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<筆者プロフィール>橘涼香(たちばな・すずか) 演劇&音楽ライター。母親がミュージカル、レビューファンで幼少期からの観劇歴を経て、自身もLIVEの虜に。専門誌への投稿がきっかけで演劇ライターの道を進み、近年は音楽大学出身の出自を生かしたクラシック取材にも力を入れている。語り手の声が聞こえる原稿を目指して奮闘中。 ⇒橘涼香さんの記事一覧はこちら

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最近のコメント

  1. 菜月 より:

    橘涼香さん、カメラの伊藤香織さん、素敵なインタビューをありがとうございました。
    世界をパニックに陥れているコロナ禍によって、人の生死について深く考えせられました。今日元気だった人が明日も無事とは限らない。自分が逝く時に成し遂げられなかった後悔ばかりが過るのではないかと考えて慄然とします。渡辺勘治のように公園造りなど大きなことは無理ですが、毎日しっかり生きて自分の出来る小さなことを積み上げていきたいと思います。
    2020年版で見る「生きる」は初演版よりもっと生きることの素晴らしさ,生かされていることの幸せを感じさせてくれる舞台になるでしょう。
    新納さんの小説家が市村さんの渡辺と関わった時に、どのような化学反応を起こすかも楽しみです。もちろん初演時大感動した鹿賀さんと新納さんのコンビにもまた会いたいです。楽しみにお待ちしています。
    それまでは万全の体調で観劇できるように自粛生活を頑張ります。
    必ず必ず上演出来ますように! そして「生きる」に関わる全ての方々がご無事でありますように。

  2. たま より:

    NÎROさんが、どれほど芝居が好きなのかが良く分かりました。コロナ禍を経て観る作品を自分がどう感じるのかも楽しみなんです。
    日生劇場の風格に相応しい作品だと思います!

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