デビュー5周年を記念し、誕生日である2023年7月2日(日)に『Sion Yoshitaka 5th Anniversary event』を開催する、吉高志音さんのインタビュー後編です。「下」では、デビューしてからの5年間に感じたこと、ターニングポイントになった役や人のこと、『A3!(エースリー)』のこと、Community Concert「KazKoN2023」にゲスト出演したときのこと、ご自身の声や声帯のこと、今後歌ってみたい曲や好きな作品のこと、実際に役を演じてみて感じたことなどについて伺った内容を紹介します。
ーー大学などに進学するのではなく、この仕事でいくんだと決意することは、結構大きなことだと思いますが、どんな気持ちで進路を決められましたか?
国際高校だったんですが、留学するつもりで高校に入って、大学に上がりたいと思っていました。アメリカに行って留学して、路上で歌ったら夢を叶えられるなという、漠然とした安易な考えがありました。だから、歌をやりたいことは親も知っていたんですが、厳しく反対されていた時期もありました。当たり前ですが「そんな簡単ではない」ということも教えてもらいました。
ーーご両親を説き伏せたんですか?
そうですね。高校のライブを観に来てもらったり、週一回は一緒にカラオケに行って、どれだけよくなったかを聴いてもらったりした時期もありました。そのとき、少しずつですが認めてもらったのかなと思います。
ーー歌や舞台の道に進もうと思ってから今までの5年間は、いかがですか?
見ていた夢は、そのときは大きくて。今5年経って18歳のころに思っていたヴィジョンにはなれていないかもしれませんが、着実に階段を登ってきているのかなという感じはします。漠然とした夢だったものが、少しずつ現実が見えてきて、年を重ねるごとに感じることも増えてきています。仕事だけではなく、自分の人間的なところも形成されてきているのかなと感じます。いろいろな作品と出会い、いろいろな方ともご一緒した中で、人として成長できたことがとても大きいです。
ーーこの5年間の中で、ターニングポイントとなった役や人との出会いはありますか。
最初の頃は舞台『僕らの未来』ですね。最近でいうと、『A3!(エースリー)』で泉田莇として加入することになって、本当に家族のような仲間に出会えたことです。皆さん先輩ですが、家族のような温かさをもった人たちと一緒にいられたことがとても幸せで、自分の心も豊かになったと思いました。愛を感じるというか、そこが大きかったですね。
ーー作品の魅力と、皆さんとの時間などを総合してという感じですか。
キャストも、作品とリンクすることが多くて。秋の単独公演は、家族のことについてや、自分の夢についてという話だったんですが、自分というものについて、改めて再確認ができた作品でした。
ーー皆さんと、何か話していることはありますか?
誕生日のときなど、みんなとやりとりするときに、最後につくのが「末長くよろしくお願いします」で(笑)。「これからも」の付き合いになってくるので、そういうのがあったりします。
ーー本当に、ひとつの家族ですね。
そうですね。日々やりとりもするので、とても近しい関係になりました。
ーーほかにも、ターニングポイントになったことはありますか?
Community Concert「KazKoN2023」に出演させていただいたのですが、本当に勉強になりました。昼と夜の回があって。初めてミュージカル曲のソロを歌ったんですが、本当にめちゃくちゃ緊張しました。初舞台でもあんなに緊張しなかったです。役をまとっていないと、武器を持っていないような感覚でした。すごかったですね。心臓の音が聞こえるって、こういうことなんだと思いました。
ーーちょうどお昼の回を拝見させていただきましたが、そんなに緊張されていたんですね。
ありがとうございます。それでも歌うことが楽しかったですし、(加藤)和樹さんやKoNさんという先輩に囲まれて、歌うこともそうですが、聴くことも刺激的でした。あと、観にきてくださる皆さんの表情を見て、ライブという空間を一緒に過ごせたことがとても楽しかったです。僕は、お客様の声を聞く機会がなかったので。
ーー客席からの声ということですか?
そうです。コロナの時期が結構長かったので、実際に皆さんの声を聞けたことが嬉しかったですね。やはり歌うことは、楽しいなと思いました。
ーーソロナンバーでは、『マタ・ハリ』の「普通の人生」を歌われましたが、高音がとても魅力的ですね。
いやいや。
ーー『フィーダシュタント』でも思ったのですが、「ラ」や「シ」の音なんですかね。男性は普通なら裏返るあたりの高音が、とても綺麗で。ほかの皆さんと違って、細くないというか、少し太い声というか。「普通の人生」で、こんな声が出るんだと驚きました。
なぜでしょうね(笑)。小学校のころに声変わりの時期に僕だけそんなに変わらなかったんです。友だちには「声変わり、失敗したね」と言われて。失敗したわけじゃないんだけど(笑)。
※アイデアニュース有料会員限定部分には、ご自身の声や声帯のこと、今後歌ってみたい曲や好きな作品のこと、実際に役を演じてみて感じたことなどについて伺ったインタビューの後半の全文と写真を掲載します。
<有料会員限定部分の小見出し>(有料会員限定部分はこのページの下に出てきます)
■中学生の頃も、僕だけソプラノパートで歌えていた。女子生徒と一緒に歌ったり
■今泉りえさんが、「産声をあげたときから、正しい発声法をしていたんだよ」と
■歌いたいのは「僕こそミュージック」。本当に全然報われない、不幸な役をやりたい
■役に向き合いその人の想いに触れた時、自分ではない誰かになるゾッとする楽しさが
<Sion Yoshitaka 5th Anniversary event>
2023年7月2日(日) 時事通信ホール
第一部『Talk with you』
12:30 開場・13:00 開演 ★終演後お見送りあり
※ ゲスト:新正俊
チケット代:7,700円(全席指定・税込)
第二部『Sion Yoshitaka 1st LIVE-From Here!-』
17:30 開場・18:00 開演 ★終演後お見送りあり
※Member:今村舞(Per) 五十嵐勝人(G) 西平正子(Key)
【チケット代】8,800円(全席指定・税込)
【チケット一般発売(先着)】 2023 年 5 月 20 日(土)10:00~
https://www.funity.jp/tickets/sion/showlist
<配信決定>
配信受付URLなどは吉高志音公式サイト、Twitterなどで後日お知らせ致します。
吉高志音オフィシャルサイト
https://yoshitaka-sion.com/
主催:株式会社アシスト・株式会社 SKIYAKI
制作:株式会社アシスト・株式会社フォーチュレスト
お問い合わせ エフチケット事務局 :ticket@fortunerest.com
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吉高志音という役者の解像度が高まったような素敵なお話と魅力が詰まったお写真有難うございました。
志音くんの魅力のルーツを少しだけ知ることができて嬉しかったです。
またいつかインタビューを見たいなと思いました!
有難うございました。